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『GANTZ:PERFECT ANSWER』を観た感想

監督 佐藤信介
主演 二宮和也 / 松山ケンイチ / 吉高由里子


謎の黒い球体『ガンツ』に呼び出された人々が『星人』と呼ばれる謎の生物達と戦いを繰り広げるSFアクション。

奥浩哉さんがヤングジャンプに連載中の人気漫画を前後編に分けて実写化した作品。
前編を劇場で鑑賞したんですが、凄く面白かったので完結編にあたる今回の後編を楽しみにしていました。


前編は、「日本の漫画を原作にした実写映画」としては素晴らしい完成度だったと思います。
30巻を超えてなお続いている原作の設定や雰囲気を壊さないまま、上手くアレンジした上で圧縮して見せることに成功していたし、アクションの演出やVFXの完成度も高くて、後編を期待せずには居られない作品だったと思います。

しかし、、。
今回の後編は非常に残念。
どうしてこうなっちゃうのかなぁ、、というのが一番の感想。

前編と同じく、アクションの演出は凄く良かったと思います。
佐藤信介監督は昔『修羅雪姫』という作品を撮ってるんですが、あの作品で見せていたチャンバラアクションをより派手に進化させた殺陣は迫力が有って、「邦画とは思えない」という陳腐な言葉を使うのが失礼なくらい。
そして、川井憲次さんの音楽は凄く良かったし、吉高由里子さんが演じたタエちゃんが可愛くて惚れそうでした(笑)。

でも、脚本がねぇ、、、。
原作からどんどん乖離していくストーリー展開は別に良いと思うんです。
原作の再現動画を見る為にお金を払ってるワケでは無く、面白い映画を観に来てるんですし。
だけど、原作で広げてある大風呂敷を畳んで見せるには、残念ながら力不足だったという印象が否めない。

数々の設定は全く説明されないまま「何の為に戦う?」「お前が殺すから俺も殺す」なんていう、今どき三流の少年漫画でも恥ずかしくて描かない様なテーマ性を持ち出し、ありきたりの自己犠牲で強引に締めくくる。
そしてそこには大袈裟でクドい「ここで泣いてくださいね^^」な扇情的演出がダラダラ垂れ流される。
更に最悪なのは、強引に締めくくってる割には、続編を作ろうと思えば作れる終わり方。
「戦いはこれからも続く!」って感じの終わり方にするか、続編の想像が付かない様な終わり方にしてくれれば潔くて良かったのに。

前編が良かっただけに、今回はもう、がっくり、、、でした。

ただ、自分が期待し過ぎてただけなので、今回の後編も普通に楽しめる完成度だとは思います。
また、VFXを主軸にした娯楽アクション映画でもここまでクオリティの高い作品を作れる様になっている邦画の今後には凄く期待が出来るし、製作陣の皆さんには今後も頑張って欲しいと思いますね。



余談。
自分はヤングジャンプに連載されてた某漫画のアシスタントをさせて頂いてたんですが、ガンツの奥浩哉さんってちょっと特殊な漫画の描き方をしてるので有名だったんですよね。
まず、PCのソフトで人間のポーズを決め、それをプリントアウトした物を下敷きにして、服装や顔を乗せていくって描き方をしてるそうです。
銃や武器等の小物だけでなく、部屋の中や町等の背景もCGで描いて、それを漫画絵として処理しているらしい。
かなり面倒だとは思うんだけど、奥浩哉さんの描き方って最初から「映画監督」的なのかなぁって気もしますね。

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