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2010年公開映画:BEST10

ちょっと遅くなったけど、2010年公開映画の個人的ベスト10.
「完成度が高いと思う作品」では無く、単純に個人的に気に入った作品リストです。
以前に感想を書いてる作品に関しては、各タイトルから記事へリンクしておきました。


1 :トイ・ストーリー3
2 :月に囚われた男
3 :ハート・ロッカー
4 :第9地区
5 :クレイジー・ハート
6 :最後の忠臣蔵
7 :エクスペンダブルズ
8 :プレデターズ
9 :インセプション
10 :アイアンマン2

次点:デイブレイカー
次点:シャーロック・ホームズ


『トイ・ストーリー3』
純粋な娯楽映画としてなら、もはや完璧な作品。
性別や年齢を問わず全ての人に安心して薦められ、最後には見る者の胸を熱くしてくれる素晴らしい映画。
それにしてもあのラストは反則でしょ、、、(笑)。大人なら泣いてしまうのは仕方ない。


『月に囚われた男』
個人的には、SFという括りの中でなら過去10年で1~2位を争うほど好きなイギリス映画。
普遍的かつ深くて重いテーマを、分かりやすい見せ方で描いてる所に好感が持てるし、画面から品の良さを感じるのも好き。VFXを見せるだけの、ハリウッド式ド派手打ち上げ花火SF映画に飽きているなら、絶対に鑑賞すべき作品。


『ハート・ロッカー』
キャスリン・ビグローが女性として初のアカデミー監督賞を受賞した作品。女性とは思えない男臭い演出と、否定も肯定もせず淡々と「戦争」の中で狂気の日々を送る兵士を描いた作品。メジャー大作で有りながら、まるでインディペンデント作品の様な気骨を持った反戦映画だと思う。


『第9地区』
「スピルバーグの魂とクローネンバーグの心臓を持つ監督」との批評がそのまま当てはまる作品。
南アフリカ出身の監督の想いがSF作品というフィルターごしに透けて見える気がする。
「ハリウッド映画にしては」という注釈付ではあるけど、低予算でもこんな凄いSFが撮れるんだなぁ、、と関心してしまう。


『最後の忠臣蔵』
日本人の琴線に触れる物語を、美しい美術と俳優陣の素晴らしい演技で見せてくれる作品。
「悟りといふ事は如何なる場合にも平気で死ぬる事かと思つて居たのは間違ひで、悟りといふ事は如何なる場合にも平気で生きて居る事であつた」(『病牀六尺』:正岡子規)


『エクスペンダブルズ』
ストーリーも出演陣も映画製作までの過程も、全てにおいて男臭くて暑苦しい作品(笑)。
CGを一切使わずに爽快な王道馬鹿映画(褒め言葉)を見せてくれたスタローンに感謝したくなる。
屁理屈を排除してマッチョに徹してるのが潔くて良いし、80年代の映画を彷彿とさせる作風が心地良い。


『インセプション』
天才クリストファー・ノーランが、その実力は安定した本物である事を証明してみせてる作品。
難解になってしまいがちなテーマをわかり易い娯楽サスペンスアクションとして描いている手腕は流石だけど、安定しすぎてて面白みに欠ける気も。
もう少しトゲか毒があれば、若い頃のテリー・ギリアムを凌駕する素敵監督なんだけどなぁ、、、。


『クレイジー・ハート』
貫禄と哀愁たっぷりでギターを弾くジェフ・ブリッジスの好演が光る作品(この作品でアカデミー主演男優賞獲得)。どん底まで落ちながらも、他人の前では決して弱音を吐いたり情け無い姿をさらす事がなかった天才ミュージシャンが涙を流しながら一人でギターを弾くシーンでは泣かされた。そして、そんな落ちぶれた天才に再起へのきっかけを与える女性を演じたマギー・ギレンホールも素晴らしい。


『プレデターズ』
愛すべき映画馬鹿ロバート・ロドリゲスが、その馬鹿っぷり(褒め言葉)を全開にして撮った作品。
ストーリーは皆無に等しく、一作目に有った様な緊張感も皆無。
だけど、「プレデターと人間達の死闘」だけで最後まで引っ張ってしまえる演出力は流石だし、こんなに有名なブロックバスタータイトルを「デスペラード」や「フロム・ダスク・ティル・ドーン」と全く変わらないノリで描いてヒットさせ、なおかつ当時と遜色無いパワーを画面から感じさせるのは凄いと思う。


『アイアンマン2』
良くも悪くも近年のハリウッド映画を象徴する様な作品。
一瞬の刺激のみを追求した、記憶には残らない派手な打ち上げ花火的映画としては最上級の完成度だと思う。
まぁ面白いんだけど、物心付いた時からこういう作品にばかり触れて育った人間の感性ってどうなっちゃうんだろう、、、、と余計な心配をしてしまったりもする(笑)。映画のレビューとか見てても、こういう派手な映画以外は「退屈でつまんない」の一言で斬って捨てる若い人って多いしねぇ、、。


『デイブレイカー』
ヴァンパイア物としての定石を押さえつつ、そこに独自のユニークな解釈を交えて描いている作品。
新人監督らしいのだけど、映像センスが良いので今後の作品が楽しみ。「ガタカ」もそうだったけど、イーサン・ホークってこういう陰鬱とした近未来物が凄く似合うなぁ、、と、どうでも良い所に関心しきり(笑)。自分の中では彼の後釜はジョシュ・ハートネット(笑)。


『シャーロック・ホームズ』
一般人の思い浮かべるそれとは全く違う雰囲気の、荒々しく男臭いキャラ像でシャーロック・ホームズを描いた作品。でも実はこれが原作に近いホームズ像だそうで。適度な謎とユーモアを交えた脚本は洗練された印象を受けるし、アクション描写や綺麗な美術は流石ハリウッド大作といった感じ。だけどガイ・リッチー監督のファンとしては、彼らしさがあまり出ていなくて残念。まぁ彼のキャリアを考えると、こういうブロックバスター映画を撮るのも大事な通過点なんだろうけど…このまま大作御用達監督になってしまわないかが心配。

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Category: 映画