MILLION MIRRORS-blog-

自作のイラストや漫画、映画の感想等が中心です。

『クレイジー・ハート』を観た感想

監督 スコット・クーパー
出演 ジェフ・ブリッジス / マギー・ギレンホール / コリン・ファレル


2010年公開アメリカ映画。
主演のジェフ・ブリッジスはこの作品でアカデミー主演男優賞を受賞。


かつては大スターだった57歳のカントリー歌手「バッド・ブレイク」(ジェフ・ブリッジス)は、すっかり落ちぶれてしまい、場末のバーやボーリング場などで歌を披露している毎日。
そんなブレイクは自分の好きな酒を買う金にも困る程になっていた為、レコード会社に自分のCD製作を頼むものの、新曲を作る事が出来ないアル中の彼の言う事には耳を貸そうとしてくれなかった。

そしてある日、ブレイクの元を一人の女性記者が尋ねてくる、、、。


心に染みる良い映画でした。
どん底まで落ちぶれたカントリー歌手の、苦悩と再生までの姿を描いた作品。
正直に言って、ストーリー面では星の数程にある凡庸な作品と何ら変わる事の無い展開を見せるんだけど、この『クレイジー・ハート』がそれらの作品群と一線を画してるのは、やっぱりジェフ・ブリッジスの風格と哀愁を備えた素晴らしい演技。

どん底に居ながらも意地を張り続け、人前では決して情け無い姿を見せ無いブレイクが、涙を流しながら一人ギターを弾くシーンには泣かされました。

また、ブレイクが再生を決意するきっかけを作る事になった女性記者を演じるマギー・ギレンホールも良かったし、ブレイクの元弟子で今や1万人以上の客を集める大スター「トミー・スウィート」を演じたコリン・ファレルもいい味出してましたね。
ブレイクと語り合う時のトミーの、微妙な居心地の悪さを感じさせる演技が凄く良かったです。
あきらかに落ち込んでるブレイクに対し、慰めるでも無く説教するでも無く、ごく自然に釣りに誘うロバート・デュヴァルの抑えた演技も良かったなぁ。


それにしても、、、カッコ良くて爽快で、しかも美しくてちょっと悲しいラストが最強でした。
ミッキー・ローク主演の『レスラー』で感動するタイプの人なら必見の映画。
おススメです。

0 Comments

Leave a comment

You may also like

Category: 映画