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『タイタンの戦い』を見た感想

監督 ルイ・ルテリエ
出演 サム・ワーシントン / リーアム・ニーソン / マッツ・ミケルセン / ピート・ポスルスウェイト


2010年公開アメリカ映画。
オリジナルはダイナメーション(人形アニメ)の神様『レイ・ハリーハウゼン』が製作&特撮に携わった1981年公開の同タイトル作品。
リアルタイムでは鑑賞していませんが、子供の頃彼の手がけたシンドバッドシリーズとか大好きでビデオで全て見てました。
だからこの作品がリメイクされる事が発表された時から楽しみにしてたんだけど、タイミングが悪く劇場へいけず仕舞いで先日やっとブルーレイを購入して鑑賞。


舞台は、ギリシャ神話で描かれる「神と人が共存していた神話の時代」。
ゼウス(リーアム・ニーソン)の息子である事を知らずに人間として育てられたペルセウス(サム・ワーシントン)が、メデューサ等の数々の魔物と戦いながら冥界の王ハデスに立ち向かっていく様を描いた作品。


なんというか、、、、うーん、、、非常に残念。。
楽しみにしてたんだけどなぁ。

監督のルイ・ルテリエは日本の漫画『聖闘士星矢』の大ファンだったらしく、この映画に出てくる人物達の衣装などの設定に大きく影響が出ている事を公言していましたが、、、、、、セイヤの方が面白いかもしれない(笑)。

ビデオでオリジナルを見た子供の頃は凄くワクワクしたし今でも記憶に残ってる好きな映画のひとつなんだけど、こういう作品って今は難しいのかなぁ、、なんて気もしますね。

今や映画の中でCG描写できない物が無くなってしまい、しかもそのリアルさが実物と見分けが付かないレベル。
どんなに非現実的な物でも確かにそこにあるかの様に描かれるので、そこに見る側の想像力の介入する余地はなく、、、。
こういうファンタジー物って現実から離れていれば離れている程に見る側の想像力による補完で楽しむ部分が大きくなるんだと思うし、そういう想像力の翼を広げる楽しみが無いファンタジー物ってただの絵空事にしか感じ無いというか。
オリジナルの特撮は今見ると凄く稚拙では有るんだけど、あの時代では色々と想像力の翼を広げさせてくれる楽しいギミックだったんですよね。

『ロード・オブ・ザ・リング』くらい設定やドラマがしっかりとしてればその世界の中に埋没して楽しめるんだけど、この作品だと『トランスフォーマー』のロボットがファンタジー世界のクリーチャーに変わってるだけって感じだしなぁ。

ただ、映像の迫力とスピード感のある展開で押し切ってしまうハリウッド式の娯楽映画としての完成度は高いと思います。
アクションシーンの迫力ある演出は流石だし、単純にワクワクさせてくれるスピード感のある構成も良いと思う。


映像特典に収録されている未公開シーンや別エンディングを見て思ったんだけど、こういう種類の映画って本当に「記憶に残る感動よりも瞬間の刺激」を最優先ですよね。
別バージョンのエンディングや、そこに繋がる複線として描かれていた為にカットされた未公開シーンを繋げた方が、キャラの性格設定や話の展開に整合性が有るんですよね。
それに比べて公開版のラストは爽快感こそあるものの、キャラの性格設定やストーリー展開を考えると馬鹿過ぎる終わり方なんですよねぇ、、、。
まいこー・べい先生の映画かと思った(笑)。
まぁ、馬鹿映画(褒め言葉)も好きなんですけど。


余談。

ドラコを演じたマッツ・ミケルセンがカッコ良すぎでした。
それだけでブルーレイを買った価値があるかもしれない。
『カジノ・ロワイヤル』で演じたル・シッフルや『キング・アーサー』での鬼の様にカッコ良いトリスタン役も良かったし、今後ももっと大作系で彼を見てみたいですね。
個人的に「ドグマ95」ばかりはちょっと辛いので、、、、。

それにしても怪優ピート・ポスルスウェイトは歳とらないですね、、。
『ユージュアル・サスペクツ』の頃から老け顔のまま(笑)。

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Category: 映画