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『ディフェンドー』を見た感想

出演 ウディ・ハレルソン / カット・デニングス
監督 ピーター・ステッピングス

2009年アメリカ作品。
大好きな俳優の一人ウディ・ハレルソンが「ヒーロー」を演じてるとの事で探してた作品。
近所のレンタルでは見つからなかったので、DVDで購入して先日鑑賞。


アーサー(ウディ・ハレルソン)は昼間工場で働いているのだが、夜はスーパーヒーロー『ディフェンドー』になり、町の悪党達と戦っていた。
そんなある日、売春をして生きている少女キャット(カット・デニングス)助けるのだが、そこからアーサーは街の暗黒面を牛耳っているマフィアの存在を知る。
そのマフィアこそ、アーサーが長年探し続けていた「母の命を奪った暗黒街の総師」なのだった。



基本的にはコメディタッチのヒーロー映画、かな。
低予算で作られてる感じなので派手なアクションや大袈裟なドマラが有る分けでは無いんだけど、個人的には凄くこの作品が好きです。
こんな良作が日本未公開なのは勿体無いなぁ、、。
DVDを買った日に2回連続で見て、2回とも泣きました(笑)。
ウディ・ハレルソンにこういう役をさせるのは反則だと思います、はい。


主人公アーサーはあくまで自称「スーパーヒーロー」なだけなので特殊能力や超人的な身体能力を持っているわけでは無く、コスチュームは全て自作で武器もパチンコ玉やビー玉などのごく有り触れた小道具のみ。
「拳銃は臆病者の道具」と言い張り、拳銃も使わない。
そして彼は若干の知的障害を持っている様なふしが有り、やることなすことドジばかり。
でも、彼の「悪人は許さない」という真っ直ぐで純粋な言動に胸を打たれます。

ウディ・ハレルソンって、こういう「ちょっと頭が弱いけど憎めない愛嬌の有る男」を演じさせたらピカイチですよねぇ。ほんと巧い。


彼を取り巻く人達との触れ合いの描写も良いんですよねぇ。
大げさな「泣かせ」の演出なんて皆無なのに、アーサーを取り巻く人達の気持ちが伝わって来て泣けます。
それぞれのキャラクターのバックグランドを詳しく描写しているわけではないんだけど、サラっと描かれた中に生い立ち等がしっかり見えるので、ちょっとした言動の裏側にある心情を察する事が出来て泣けて来てしまう。

アーサーの友人であり職場の上司でもあるポールが、ある理由でアーサーと口論になった後に自分の携帯をアーサーに譲り「何かあったら電話しろ」というシーンで一回目の涙腺崩壊(笑)。

悲惨な幼少時代を送っていたキャットとアーサーの交流も良かった。
彼女が病院でアーサーに別れを告げるシーンで二度目の涙腺崩壊(笑)。

カウンセラーの女性とアーサーの会話のシーンも良かった。
最初は「事件を起こした男(アーサー)の精神鑑定」って感じの趣だった会話だけど、徐々にカウセラーの女性の表情が愛情あふれる物に変わって行くんですよね。


そしてラストシーン、、、、。

マフィアのボスに追い詰められ絶対絶命のアーサーが自分のファーストネームを聞かれ名前を言うかと思いきや、「これでも食らえ」とボスに棍棒を叩き付けるシーンがカッコ良過ぎでした。
そしてその後のアーサーとキャットの対面シーン。
そんなの泣けるに決まってるじゃん!、、って感じでした(笑)。


近年のヒーロー物の傑作と言えば『ダークナイト』や『ウォッチメン』だと思うしもちろん自分は両作とも好きですが、この『ディフェンドー』も小粒ながら「ヒーローとは何ぞや?」というテーマを元に凄くしっかりと作られた良質な作品だと思います。

『アイアンマン』『X-MEN』『スパイダーマン』あたりのヒーロー物は一回見ればお腹いっぱいって感じだけど、この『ディフェンドー』はこの後も「好きな作品」として何度も見る事になりそう。


「ヒーローになる為に何か特別な物なんて必要無い。人は誰でもヒーローになれる」


『ダークマン』『ロケッティア』『クロウ』等の地味なヒーロー物(笑)が好きな方には、かなりおススメな作品。

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