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『プレデターズ』を観た感想

監督 ロバート・ロドリゲス
出演 エイドリアン・ブロディ / ローレンス・フィッシュバーン / アリシー・ブラガ


大好きな監督の一人「愛すべき映画馬鹿」ロバート・ロドリゲス作品。
彼が監督に決まった時から楽しみにしてた作品なので劇場で見てきました。

人気SFシリーズのひとつ『プレデター』のリメイク、、、って説明してる文を沢山目にするけど、確実にリメイクじゃないですよね。
JJエイブラム版の『スタートレック』の様に、リメイクに見えて実は過去のシリーズへのリスペクトを示しつつ再起動させた作品。
続編っていうと客足が遠のくと判断しての戦略なのかな。


ストーリーはいたってシンプル。
、、、、と言うか、無い(笑)。


主人公である傭兵のロイス(エイドリアン・ブロディ)が目を覚ますと、空を落下中の状態だった。
何とかパラシュートを開いて着地するとそこはジャングルの中であり、同様に次々と様々な人種の者が落下してくるのだった。
人種も性別も年齢もバラバラな人物建の共通点は「なぜここに落ちてきたのか分からない」ということと、各自が戦闘や殺しのエキスパートということだった。

そんな彼らに未知の敵「プレデターズ」が迫る、、、。



ロドリゲスらしい、潔い映画になってると思いました。なかなか面白かったですよ。
ネットで見た感想で「1作目の様な『出るぞ出るぞ』という様な恐怖感を煽る演出が無い」って指摘してる方が居たんだけど、それってきっとわざとなんですよね。
なぜなら、ロドリゲスは製作中のインタビューで「1作目と同じ作りにはしない。シュワルツェネガーには絶対に勝てないから」って答えてたんです。
懸命ですよね。
だって、1先目はアクション映画史に名前を残す大スターのワンマンアクション映画だもの。
あれと同じ手法をやっても勝てるわけがない。

「続編物は前作より面白くない」っていうのはほとんど常識に近いというか、実際に1作目より面白かった続編ってほとんど無いですよね。
でも自分にとっては、唯一に近い「1作目より面白かった続編」が『プレデター2』(1990) なんです。
その「2」も1作目との正面勝負はさけ、SFホラー+刑事アクション的な作風にして成功してるんですよね。


そしてロドリゲスが1&2に追随せず作り上げた作風が、実に彼らしいシンプルな馬鹿アクション映画。
有名なシリーズの最新作を、変にあれこれ策を弄せず彼にとっての王道である作風「馬鹿映画」で撮るあたりが潔いなぁ、、と思います。
ほんと馬鹿映画(褒め言葉)ですよねぇ。
まるで小学生の様な発想を、真面目に緻密に作り上げるんだもん。こんな素敵な監督はなかなかいません(笑)。

しかも、ある種の人間にとっては琴線に触れずには居られない様なシチュエーションをしっかり描くからたちが悪い。
本作で描かれた、日本刀を持った日本人と刃物を使ったプレデターの一騎打ちシーンとか、そんなの燃えるに決まってるじゃないですか(笑)。

しかも、この手のハリウッド映画で日本刀を持った人物がアクションをしても、そのほとんどの場合は「日本刀を持ったカンフーチャンバラ」になってしまうのに、それなりに「剣道」の動きでプレデターと戦ってたのが、、、ロドリゲス(タランティーノもだけど)って本当に忍者とか侍とかヤ○ザの映画が好きなんだなぁ、、って笑ってしまいました(笑)。


そんな感じで。
その手の映画が好きな方にはお勧めです。


余談:
実は同じ日にはしごして『レポゼッション・メン』も観たんだけど、両作品ともヒロインはアリシー・ブラガでした。売り出し中なのかな?

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Category: 映画