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「パプリカ」

監督 今敏
製作 マッドハウス


2006年公開の日本産アニメ。
「PERFECT BLUE」「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」等の過去の監督作品が海外でも高く評価されている今敏さんの最新監督作品であり、原作は日本人なら誰でも知っている作家、筒井康隆さんの作品。

「PERFECT BLUE」の頃から話題になってたのは知ってたのですが、自分は「東京ゴッドファーザーズ」しか観たことがありませんでした。
でも最近「パプリカ」を見た友人らが皆褒めていたのでDVDで購入。


舞台は現代(?)の日本で、主人公は精神医療研究所に勤めるセラピスト、千葉敦子。
彼女は他人の夢を見る事の出来る機械「DCミニ」を使い極秘に精神治療を行っていたのだが、ある日それと同じ機械が研究所から盗まれてしまう。
そしてその犯人はDCミニを使って次々と他人の精神世界に侵入し、ターゲットとなった人物の人格を崩壊させて行く、、、。


面白かったです。
「夢と現実」を扱った作品なら自分は押井守さんが25年前に監督したアニメ「ビューティフル・ドリーマー」が大好きなのですけど、それに匹敵する完成度だと思いました。
「他人の夢に侵入する」っていうシチュエーションは今となってはもう使い古された感じもあるけど、それを美しい色彩設計による圧倒的な映像センスで描いてみせてるのが凄い。
特に悪夢の中のオモチャ箱をひっくり返した様なパレードシーンは圧巻。

また、小難しい事は脇に置いて、基本的には「変身美少女ヒロイン」物の物語として分かりやすく描いてあるのが良いですね。
おかげでスピード感のある展開になっていて、最後まで飽きずに見れます。
そしてシンプルな中にも「夢と現実」「生と死」「陰と陽」「男と女」等の対となる物をきっちりと配置し、きちんとテーマも描いて見せてるのが巧い。
ただ、、、個人的にはこの作品でテーマの一つとして描かれてる「勝利を得る物」の描写が受け入れ難いです。
まぁ、色々な物語で描かれる凄く普遍的な真理だとは思うんですが、、、自分は脳内が子供な頑固野郎なので、、、(笑)。

と言っても、もちろん悪玉の方向性のキモさを肯定するワケでは無いですよ(笑)。

「東京ゴッドファーザーズ」と同じく、大人なら普通に楽しめるアニメだと思います。
女性には特にオススメ。
早く「PERFECT BLUE」「千年女優」も見なきゃ、、、。

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Category: 映画