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「べクシル 2077 日本鎖国」

監督 曽利文彦


8/18から全国公開らしいのですけど、試写会の招待券を頂いたので観てきました。
「ピンポン」の監督であり、フル3DCGアニメ「APPLESEED アップルシード」をプロデュースした曽利文彦さんの監督作品。


舞台は2077年。
ハイテクノロジーで世界市場を独占する日本は、自国の技術に対しての国際社会からの規制を嫌い国連を脱退した上で鎖国を行っていた。
そんなある日、アメリカ特殊部隊「SWORD」の隊員ベクシルは任務の中で日本製のサイボーグの部品を発見する。
それは世界の技術レベルでは作り得ない完成度の物で、まるで人間と区別が付かない程の生体金属で出来た物であった。
しかしそれは規制によって禁止された技術の塊でもあり、世界全体の平和に対して核以上の脅威足り得る存在でもあった為、事態を重く見たアメリカ政府は「SWORD」を秘密裏に日本へ潜入させる事を決める。
そして日本に潜入したベクシルが目にした物は、誰も想像だにしていなかった物だった、、、、。


感想を端的に言うと、長所も欠点も「アップルシード」と同じ。
緻密に描かれた3DCGとノリの良いデジタルな音楽は素晴らしく、ハリウッドの一線級作品と比べても遜色無い完成度。
アクションシーンの迫力のある演出と、世界観や物語の主軸を成す様々な設定も悪くないと思う。
特に終盤のアクションシーンの迫力は秀逸で、真剣に手に汗握って観てました。
例のアレは「デューン」か?と思ったけど(笑)。

ただし、脚本が致命的に弱い。
調べてみると「アップルシード」と同じ方が脚本やってたんだけど、、、申し訳ないけどこの方の脚本はセンスが無い。
「アップルシード」の時はキャラクターの台詞が寒すぎて引いたんだけど、今回は作品のテーマをキャラクターが堂々と説明してしまう始末。
主役にテーマを解説させるのはダサ過ぎます。
さらに、序盤の展開は観客を引き込む力が弱い上に、終盤のアクションシーンで盛り上げた後の展開も切れ味が悪く煮え切らない終わり方。
全体の構成もハリウッドのアクション映画に一番多い無難な作り方だしね。


日本の映画の最大の欠点として先ず挙がるのは技術力と資金力だけど、少なくとも3DCGアニメに関しては脚本の力の差だと思う。
ハリウッドで一番の優良スタジオ「PIXER」のCGアニメ作品は、何時も脚本が練りこまれてて作品のストーリー展開が面白いんだよね。

ハード面の進化ばかりに目が行ってソフト面がおろそかになってるのは、この作品のテーマに通じる部分があって何だか皮肉な話。


でもまぁ、娯楽アクション映画としての完成度は低くないと思います。
「アップルシード」みたいな作品が好きな方にはオススメ。

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