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「大日本人」

企画・監督・主演・脚本 松本人志



松本さんの笑いのセンスが好きなので、物凄い酷評の嵐は気にせず劇場へ行って来ました(笑)。
電通&吉本パワーで必死に宣伝してるものの、カンヌでは途中退席する観客続出だったとか、、、。

ストーリーはネタバレになるので書けませんが、、、簡単に言うと「ヒーロー」を描いた作品。
ヒーローの抱える哀愁・苦悩・孤独、、を一応描いてはいるものの、全く感傷的にせず全てお笑いに転化していて、まるで松本さんの生き方や考え方をそのまま描いてる感じ。

映画として観ると、、、世間の評価通りかなり駄目な作品なのは否めないですね。
松本人志の作る笑いの世界が好きでは無い人には、全く受け入れられないのも仕方ない感じ。
その昔、北野武監督の「その男、狂暴につき」が公開された時、某映画評論家さんが「センスは素晴らしい。でも映画監督としては未熟過ぎる」って言ってたのですけど、その未熟さの例として「未熟な監督はシーンの繋ぎに戸惑って、やたらと歩くシーンを入れてしまう」って言ってました。
この「大日本人」もその言葉がそのまま当てはまってますね。

とにかく作品の前半部分がタルい。正直眠くなりました。
フェイクドキュメンタリー部分がカメラ固定になるのは判るし、あのダラダラとした雰囲気は主役のキャラの持つ世界を分からせる手段として有りだとは思うけど、もっと画面に引き込む演出をして欲しかった。
猫の使い方や伏線の処理等、初監督作品にしては非凡な物を感じるのも確かだけど、出演陣の演技も酷いしカメラワークや演出ががあまりにもテレビ的過ぎ。


でも、これを映画として観ず、「ダウンタウン松本人志」のコント作品として観れば、なかなか楽しめると思います。自分は結構好き。
「チーム・アメリカ」みたいな社会風刺部分も笑えたし、まるでヒクソン・グレイシーvsヴァンダレイ・シウバを連想させる構え同士の戦いで、タックルに膝蹴り合わせて一撃で終了っていうシーンも笑った。
例の奴の色は共産世界をイメージさせる物だし、それを集団で苛める例の奴らはどう見ても「世界の正義」アメリカ人様だしねぇ(笑)。
それらに対する「大日本人」のリアクションが強烈な皮肉になってて笑える半面、松本さんの怒りも見えてくる。
でもどうせやるなら、初期のテリー・ギリアムぐらいの毒が欲しかった。
CGも意外と良く出来ていて、顔の部分は実写と合成したのかと思った程だけど、あのデザインは一般にはウケ無いよねぇ。自分は竹内力さんで笑いましたけど(笑)。


トレイ・パーカーの「チーム・アメリカ」「サウスパーク」が好きな人や、松本人志さんの作るお笑い世界が好きな方にはオススメ。
それ以外の方々にはちょっと辛い作品かな、、、。

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