MILLION MIRRORS-blog-

自作のイラストや漫画、映画の感想等が中心です。

PRIDE無差別級GP・決勝

9月10日に行われた「PRIDE OPEN-WEIGHT GP/FINAL」の感想。
(無差別級GPの決勝大会)



☆リザーブマッチ
●セルゲイ・ハリトーノフvs○エメリヤーエンコ・アレキサンダー


PRIDEトップ集団の次に来る2選手の激突。
戦前の予想通り、ボクシングテクニックで上回るハリと圧力&テイクダウン能力で上回るアレキの戦いって感じ。
試合前の予想でアレキの方がパンチが巧いって言う人が多くて驚いたんだけど、ボクシングは格段にハリの方が巧いですよ。
見た目が豪快で威力があるのを「巧い」とは言いません。テクニックと威力は別問題。
ハリトーノフは綺麗なジャブとストレートを真っ直ぐに撃てる、PRIDEヘビーではかなりボクシングの巧い方の選手です。

ハリが幾度と無く正確なパンチをヒットさせるも、アレキの一発でひっくり返された印象でしたね。
緊張感のある良い試合でした。これで2人とも歳が25~6才なのが恐ろしい。

最後は、、、レフリー、試合止めるの遅いよ。キ○ガイかよ。



☆無差別級GP、準決勝
○ミルコ・クロコップvs●ヴァンダレイ・シウバ


シウバも実はパンチはそれ程巧く無いんだよね。
あくまで「打撃の上手いMMA選手」で回転力とアグレッシブさは素晴らしいんだけど、ミルコみたいな本物の超一流ストライカー相手では(打撃では)勝負にならない。
ハント戦でも全く有効打を与える事が出来ずに負けてしまいましたし、今回もフックをぶん回す中にミルコに綺麗なストレートのカウンターを入れられてましたね。
かと言ってシウバ程度の寝技の技術ではミルコを極めるのは難しいですし、シウバにとってミルコは最悪の相性の相手。
でもシウバの鬼の様な闘志を全面に出した戦い方はカッコ良かったです。
あまり好きな選手では無かったんだけど、今回かなり好感度アップ。

それにしても最後のハイキック凄かった。
シウバの側頭部が綺麗に切れてましたね、、、、。あれじゃ漫画だよ、恐ろしい。


あと、ミルコの露骨な目を狙った打撃が好きになれない。
フック・アッパー・ストレート・鉄槌等を織り交ぜた多彩なパウンドのラッシュは凄かったけど、ほとんどが右目狙い。シウバ戦でもジョジュ戦でも執拗に右目狙ってましたね。
(過去、ボブ・サップもミルコに目を壊されてパンチアイになってしまい、格闘家として終了してしまった)
もちろんルールで許されている有効かつセオリーに則った攻撃だし(右目を潰せば相手はミルコの左ハイキックが見えなくなる)、厳密に「どこを狙って攻撃してるか」なんて判別するのは難しいんだけど、なんとか規制出来ないものかなぁ、、、、なんて思います。
ボクシンググローブならともかく、OPフィンガーグローブだとちょっとしたアクシデントで失明に追いやってしまう可能性だってあるし。
過去のハリトーノフvsシュルトの時も酷かったし、、、。
単発の打撃で判断するのは困難でも、パウンド等で執拗に狙った場合はレフリーから注意とか出せるようにでも出来ないのかな。
アローナがやったような傷口を狙った指での攻撃や、ゴルドーが中井を失明させた様なサミングはもちろん論外。

って話を某ソーシャルネットワークで話したら「そんなの誰でもやってる」「ルールに反してるワケじゃ無い」とか言われました。そんな事分かってるってば、、、、。
見た目が派手でルールで許されてる範囲内の事なら、選手が壊れようが廃人になろうが関係無いんでしょうね、、、。
素人vs格闘家の試合や、「技術の無い筋肉ダルマ」 vs 「巨大な肉塊」の試合で凄い視聴率取れる世の中だしね。

PRIDEは安全面で「おいおい、、」と思う事が多いので、事故が起きる前になんとかして欲しい。
K-1のFEGよりはマシですが。



☆無差別級GP、準決勝
●アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラvs○ジュシュ・バーネット


随分前からジョジュのファンで、あの「Dynamaite!」でボブ・サップに勝利したノゲイラへ対してジョジュが挑戦状を叩き付けたシーンを生で見た人間としては待望のカード。自称格闘技通の連中にはジョシュの評価が凄く低くてムカついてたので、ジョシュが勝ってくれて嬉しい。

数年前から言ってたんだけど(昔は誰も同意してくれなかった・・・)、ジョシュが素晴らしいのは打撃・テイクダウン・グラウンドの動きの連動のスムーズさとバランスの良さ。そして体幹が強いしパワーもあり、極めも強い。
そうは見えないけど(笑)、間違いなく格闘技の天才の一人だと思うんだよね。

今回の試合は凄く良かったですね。
間違いなく、PRIDE史上に刻まれる屈指の好試合。
判定が微妙でしたが、自分はジョシュの勝利で問題ないと感じました。
確かにポジショニングではノゲイラが上回っていたけど、PRIDEで判定に大きな影響を及ぼす「Work to Finish」(試合を決めようとする姿勢)では確実にジョシュが上でしたから。
(ノゲイラはジョシュに対して一度しかダウンやキャッチ「関節技や絞め技がほぼ形に入った状態」を決めて無いけど、ジョシュはパンチでダウン一回。レフリーがキャッチと認めた状態がアキレス・ネックロック・膝十字の3回。)

このカードはいずれまた見たいですね。




☆無差別級GP、決勝戦
○ミルコ・クロコップvs●ジョシュ・バーネット


ついに無冠の帝王がベルトを腰に。
ミルコって昔から嫌いな選手なんだけど(自分の事を平気で「俺は努力する天才だから強くて当たり前」とか言うし)、今回は文句なしに強かった。
ジョジュのローもなかなか良かったしワンチャンスで極めてくれる可能性を信じたかったけど、ミルコが鉄壁過ぎました。

残念なのは最後。
ミルコのアクシデント(らしい)サミングでジョシュの右目が見えなくなり、視界の奪われたグラウンド状態で頭を蹴られる事を嫌ったジョシュがタップアウト。



無差別GP、開催の噂を聞いたときから反対してたんだけど、最後は順当な選手達が残って良い試合でしたね。
でもこれならやっぱりヘビー級GPで良かったと思うし、ショーグンが腕を壊した事も事実。
もう無差別は無しで良いと思う。
と言うか、無闇やたらとトーナメントやるんじゃ無くて、ナンバーシリーズをやりながらコンスタントにタイトルマッチを入れて欲しい。

2 Comments

名無しの戦闘員さん  

話題なんか作らなくても試合のクオリティで
十分観せれるんだから、無差別とかマジで
やめて欲しいよな。
ダニ川じゃねーんだから。

でも、大晦日はミルコVSヒョードルじゃなくて
ジョシュVSヒョードルが観たい。
ミルコはノゲイラとリベンジマッチでw

2006/09/20 (Wed) 08:00 | EDIT | REPLY |   

秋  

うむ

ジョジュvsヒョードルは凄く見たいね。
同じコンプリートファイター系同士だけど、ヒョードルの圧力&テイクダウン能力の高さと、ジョシュのバランスの良さがどういう展開を作るのか凄く見たい。

まぁ、ヒョードル有利は間違い無いけど、ジョシュが勝つとしたらヒョードルの打撃を凌いで組み付きからの崩しで上を取って、パウンドetcで判定勝利かな。
ヒョードルの関節取るのはほとんど無理な上、ヒョードルは下からも極める事できるし、考えれば考えるほど恐ろしい選手だよなぁ、、。

2006/09/20 (Wed) 13:09 | EDIT | REPLY |   

Leave a comment

You may also like

Category: 格闘技