MILLION MIRRORS-blog-

自作のイラストや漫画、映画の感想等が中心です。

マイアミ・バイス

昨日劇場で「マイアミ・バイス」観てきました。

1980年代の人気テレビシリーズの劇場版リメイク作品。
監督は同テレビシリーズでも製作総指揮をしていたマイケル・マン。
主演はコリン・ファレルとジェイミー・フォックス。


アメリカでは酷評され日本でも興行成績が全く駄目な作品らしいのでほとんど期待をせずに劇場へ行ったのですけど、なかなか面白かったです。
監督のマイケル・マンが最近監督した作品には「ヒート」「ラスト・オブ・モヒカン」「インサイダー」「コラテラル」等があるのですが、それらと同じく安定感があり、比較的硬派で重厚な作りの作品。


ストーリーは特に目新しい物では無く、マイアミの刑事である主役2人が巨大な麻薬組織に潜入捜査を試みる話。
それを臨場感のあるカメラワークと迫力のある演出(特に銃撃戦の表現は凄い)で見せていて、132分という長さを感じさせない作りになってますね。
重厚で堅い作りは好みが分かれるかもしれないけど、自分は結構好き。

残念なのは編集がちょっと雑な印象だった事かな。
脚本は結構良いと思うんだけど、中盤の展開はもっと巧い編集が出来たはず。

あとまぁ、ヒットしないのは仕方ないかな、、、といった感じ。
最近のハリウッドの主流である「映像と音の迫力で最後まで押し切る映画」では無いので、かなりの映画好きな人で無いと途中で寝ちゃうのも分かります(笑)。
映画サイトを見て回ったんだけど、若い人の大半は「退屈で寝た」「ストーリーが意味不明」「人物関係が良く判らない」といった感想でした。
若手イケメン俳優を主役に据え、「スーパーコップが敵地に乗り込んで大暴れし、組織を壊滅させて一件落着」って感じの映画にして途中で大袈裟な「お涙頂戴」劇でも入れてりゃもっとヒットしたんでしょうねぇ(笑)。
全てが解決したワケでも無く、爽快感や扇情的でクドい「お涙頂戴」があるワケでも無い終わり方も渋くて良かったです。


「大金ぶち込んだポップコーンムービー」しか見てない人にはオススメできませんが(自分はそういう映画も好きですけど)、男臭い映画を撮らせたら右に出る者は居ないマイケル・チミノ(大好きな監督です)の「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」やリアリティを徹底的に追求した「トラフィック」(スティーブン・ソダーバーグ監督)、アル・パチーノ&ジョニー・デップの「フェイク」等の渋くて比較的リアルな表現の刑事物が好きな人にはオススメ。

0 Comments

Leave a comment

You may also like

Category: 映画