最近見た映画色々の感想・24

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印刷用_シン・ゴジラ_サブ10

最近見た映画の中から一部作品を抜粋しての感想です。
ほとんとが劇場で見た物ですが、BDやDVDで見た物も一部混ざってます。



■ヴィクター・フランケンシュタイン
2015年アメリカ映画。日本未公開。DVD日本発売が2016/08/03。
監督:ポール・マクギガン 出演:ダニエル・ラドクリフ/ジェームズ・マカヴォイ

前半のスピーディな展開と雰囲気のある美術は良い。でもこれ、ジェームズ・マカヴォイとダニエル・ラドクリフのラブストーリー?(笑)
有名な古典作品を大きくアレンジし、フランケンシュタイの作り出したモンスターでは無くそれを産み出した人達のドラマを描くという発想は悪くないと思うんだけど、描こうとしている物が全て中途半端な印象。個人的には馬鹿B級アクション(褒め言葉)に徹した『アイ・フランケンシュタイン』の方が好きかな。





■ターザン:REBORN
2016年アメリカ映画。日本公開は2016/07/30。
監督:デヴィッド・イェーツ 出演:アレキサンダー・スカルスガルド/サミュエル・L・ジャクソン/マーゴット・ロビー/クリストフ・ヴァルツ

舞台は1880年代。植民地化されているコンゴでのターザンの活躍を描いた冒険活劇。誰もが知る古典ヒーローの誕生を描いても仕方ないとの判断なのか物語冒頭から文明社会で生きるターザンが徐々に野生に戻って行く姿を描きつつ過去にジャングルで生きていた彼を回想シーンで見せるんだけど、頻繁に挿入される回想シーンが物語りのリズムを悪くしてしまってる印象。一番の難点は、作中で描かれる「悪」とそれを倒す為に終結する勢力の繋がりが希薄な為に物語終盤の山場がカタルシスに繋がっていかないところ。物語の流れに沿うなら、あそこは××では無く××達にするべきだったと思う。また、植民地支配や奴隷貿易など避けては通れない白人の黒歴史に触れつつ文明批判のポーズを見せてるのは良いんだけど、唯一のアメリカ人役を演じたサミュエル・L・ジャクソンのキャラ設定が都合良すぎて若干辟易。お前らアメリカ人は先住民に何したんだよ?って突っ込みたくなる。もっとシンプルなストーリーで、単純かつ爽快にアクションを見せる作品にして欲しかった。色々と半端で残念





■シン・ゴジラ
2016年日本映画。日本公開は2016/07/29。
監督:庵野秀明 出演:長谷川博己/竹野内豊/石原さとみ

楽しみにしていた作品だし高評価も納得の出来だと思うけど、自分は駄目だったなぁ。良く出来た『ゴジラ(オリジナル)』のファンムービーという印象で、単純に自分の見たかった物とは違った感じ。序盤の細かくスピーディなカット割で描かれる会話劇の演出は巧いし盛り上がるけど、描かれるのは一握りのエリートによる行政のみであり、そこには野党も議会も登場しないばかりか、それらをとりまく世論やマスコミといった政治で一番面倒な部分は皆無。そして、3.11を経た日本を舞台に「日本の強さは個では無く群で有る」という部分を描写をしているのに、最前線のスタッフや犠牲者がほとんど出て来ないのも、、、うーん、、。もちろんお茶を淹れるキャラや避難民等もチラっと描かれてはいるけど、画面に映せば「描いてる」ってものでもないし、想像力で補完させるのではなく映像できちんと見せて欲しい。映画なんだし。
また単純なアクション映画として見ても、某作戦が発動してからの映像的な迫力の急激な失速感が否めず、それと同時にゴジラの怖さが失せて行くのも痛い。「ヤシオリ作戦」のヤシオリって八岐大蛇に飲ませた酒から取ってあの作戦のスタイルにしたんだろうけど、単純に見た目がマヌケなんだよなぁ、、、。あと、オリジナルゴジラに有った「ゴジラは加害者であると同時に被害者でもある」という一面が全く見えないし、石原さとみさん演じるキャラがひたすら不快な上に感情移入できる人物が皆無なのも自分がハマれなかった要因。

ちなみに、海外では不評なんだそうで。まぁ、日本人の「怪獣」観が特殊だしね。島に住む単一民族の最大の脅威は自然災害だったから、それのメタファーとして描かれる「怪獣」の姿はどこか超自然的な存在で荒神の様に畏怖の念も込めて描く。
でも、大陸に住む西洋人の最大の脅威は他民族だったから、それらはモンスターや宇宙人の姿で「相容れない排除すべき敵」として描かれる事が多い。だから大陸の西洋人にとって怪獣は、基本的に排除すべきモンスターでしかないんだよね。怪獣だけでなく、ホラーでの幽霊の姿も同様の違いがあると思う。

タラタラ文句を述べたけど、結局は「自分が求めてたゴジラ映画と違ってた」というだけの話で、邦画としては素晴らしい完成度だと思う。わずか15億の予算でよくここまで作りこんだなぁ、、と関心しきり。脚本も設定もよく練り上げられてる。「怪獣映画でしょ?」なんて小馬鹿にしないでぜひ見て欲しい作品。





■インデペンデンス・デイ:リサージェンス
2016年アメリカ映画。日本公開は2016/07/09。
監督:ローランド・エメリッヒ 出演:リアム・ヘムズワース/ジェフ・ゴールドブラム/ビル・プルマン/ウィリアム・フィクトナー/シャルロット・ゲンズブール

前作が大好きなので楽しみにしていた作品。前作へのオマージュや小ネタが沢山有って楽しめるし、前作で一番好きなシーンの再現も有ったのは良かった。でも演出が終始淡白な為に、前作の様な拳を突きあげて「うぉー!!!」ってテンションになれるシーンが皆無なのが痛い。設定やストーリーがひたすら穴だらけで酷いのは目をつぶるとしても、熱さも爽快感も無いんだよねぇ、、、。なんでもCGで描けてしまう今の時代に、こういう作品は色々と難しいのかもね。





■ウォークラフト
2016年アメリカ映画。日本公開は2016/07/01。
監督:ダンカン・ジョーンズ 出演:トラヴィス・フィメル/ポーラ・パットン/ベン・フォスター/ドミニク・クーパー

世界中で大ヒットしたMMO(数千人規模で遊ぶオンラインのRPG)の同タイトルを『月に囚われた男』『ミッション8ミニッツ』のダンカン・ジョーンズが映像化した作品。興行的にも評論家達からの評価的にも散々で、期待の俊英ダンカン・ジョーンズも「ゲームの映像化はコケる」とのジンクスを覆せなかったと話題になってたらしい。でも自分は結構面白かったんだよな~。アクションファンタジー大作として十分楽しめるし、オークがこんなにカッコよく見える映画は他には無いよ?(笑)この手の作品が好きなら迷わず鑑賞しましょう。





■テラフォーマーズ
2016年日本映画。日本公開は2016/04/29。
監督:三池崇史 出演:伊藤英明/山田孝之/小栗旬/菊地凛子/加藤雅也/小池栄子/山下智久/武井咲

大人気SF漫画を実写化した作品。酷評の嵐も納得の酷い映画で、『デビルマン』よりは、、、、少しだけマシかな?いや互角くらいかな、、、。悪く無かった部分は、山田孝之さんと菊地凛子さんの演技。あとは、声優の池田秀一さんがナレーションする虫の能力説明。その他はもう、欠点をいちいち挙げるのが無駄に感じるくらい何から何までウ○コな映画。三池崇史さんって基本的に仕事の依頼は何でも受ける人らしいから、作品の当たり外れが大きいんだろうねぇ。
『無限の住人』は超好きな漫画なので、実写化には期待してます。

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■イット・フォローズ
2014年アメリカ映画。日本公開は2016/01/08。
監督:デヴィッド・ロバート・ミッチェル 出演:マイカ・モンロー/キーア・ギルクリスト

わずか200万ドルで製作された低予算映画ながら、高い評価を得ているのも納得の作品。じわじわ来るタイプの怖いホラーで、映像と音楽のセンスが良い上に演出が巧い。特別派手なことはしないのに、アレの造形や現れ方が絶妙に気持ち悪いんだよね。シンメトリーな画もあり、ちょっとキューブリックを思わせるところも。これが監督としてまだ二本目って凄いと思う。自分も最初は作中のアレを性病のメタファーかと思ったんだけど、監督のディビッド・ロバート・ミッチェルはインタビューの中で「これは生と死、そしてセックス、そして愛についての物語だ」と語ってるのだそうで。言われてみると、「誰もが逃れられない死」という運命とどう対峙するか?って話なのが分かる。映画好きを自称する人にはおススメの作品





■カンフー・ジャングル
2014年中国/香港映画。日本公開は2015/10/10。
監督:テディ・チャン 出演:ドニー・イェン/ワン・バオチャン

大好きなアクションスターの一人ドニー・イェン主演のクンフー映画。ストーリーはまぁ、有って無い様な物(笑)。でもこの作品は最初から最後まで、クンフー映画&香港映画界の先人達に対するリスペクトに溢れていて、その想いに胸が熱くなるクンフー映画が好きな人には必見の一本。ところで、某シーンを見て「結局、銃にはかなわないって事だよね」って感想を述べてる方を見かけたんだけど、あれは「クンフーを暴力としてのみ追求しても無意味だ」って事では?だからこそ、その後に対比として「殺人術として使用する」事を拒否した人物が、仲間や門下生がどんどん増えてい行く所を見せてるんだし、それはまたこの映画全体のクンフー愛にも繋がってるんだろうし。





■虎影
2015年日本映画。日本公開は2015/06/20。
監督:西村喜廣 出演:斎藤工/芳賀優里亜/しいなえいひ

低予算でのチープさを逆手に取る為か、コメディ色強めにしているのが功を奏していると思う。変なキャラやギミックの独創的かつ奔放なアイデアも面白いし殺陣のシーンも十分カッコ良い。「お父さんどうしよー!」「うんこの何が悪い!」は笑った。竹製パワードスーツ、人間手裏剣、手でできた翼を持つクリーチャー等、適度に漫画チックなギ ミックデザインも好き。ただやっぱり、十分な予算が有れば違うんだろうなぁ…と思わずにはいられない箇所が多いのが残念な所。こういう作品がもっと予算が取れればねぇ。







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