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最近見た映画色々の感想・23


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最近見た映画の中から一部作品を抜粋しての感想です。
ほとんとが劇場で見た物ですが、BDやDVDで見た物も一部混ざってます。


■トリプル9 裏切りのコード
2015年アメリカ映画。日本公開は2016/06/18。
監督:ジョン・ヒルコート 出演:ケイシー・アフレック/キウェテル・イジョフォー/アンソニー・マッキー/ノーマン・リーダス/ガル・ガドット/ウディ・ハレルソン/ケイト・ウィンスレット

汚職警官とマフィアがとある強盗計画を成功させる為に、警官が撃たれた際コードに発令される「コード999」を発生させるクライム・アクション。豪華キャストと故トニー・スコットを思わせる冒頭10分の演出は良い。でもストーリー構成が下手で、背景説明や掘り下げ不足も手伝って薄っぺらく散漫な印象を受ける。個人的には、似た映画『裏切りの獣たち』には遠く及ばないなぁ、、という感じ。同監督の『欲望のバージニア』は結構良かったんだけど、脚本の問題なのかな。予告編が凄く面白そうな印象だったので残念。





■10 クローバーフィールド・レーン
2016年アメリカ映画。日本公開は2016/06/17。
監督:ダン・トラクテンバーグ 制作:J・J・エイブラムス 出演:ジョン・グッドマン/メアリー・エリザベス・ウィンステッド

基本的にはサスペンスタッチの密室劇なんだけど、何を喋ってもネタバレになってしまうので、予告編を見て興味が沸いた人は必見ですよ!としか言い様が無い作品。全く先の読めない展開を見せる脚本が素晴らしい上に、ジョン・グッドマンの演技が恐ろしい。表情、佇まい、声、動き方、息遣い、その全てが観客に不快なプレッシャーをかけてくるんだよなぁ、、、やっぱり凄い俳優だよね。小粒ながらも非の打ち所の無い傑作
ちなみに、前作の『クローバーフィールド』を見て無くても全く問題ないです。





■ノック・ノック
2015年チリ/アメリカ映画。日本公開は2016/06/11。
監督:イーライ・ロス 出演:キアヌ・リーヴス/ロレンツァ・イッツォ/ アナ・デ・アルマス

1977年の映画「メイク・アップ」のリメイクで、妻子持ちの真面目な男が若い美女二人の誘惑に負けてしまった為に恐ろしい体験をするハメになるサスペンス・スリラー。キアヌが終始ダメな男を演じる「男性」への罰ゲームの様なブラックコメディで、ラストの「いいね!」は笑った。エンディングで流れる曲が『ファイトクラブ』と同じなのも、なるほどって感じ。男が見ると色々と身につまされるけど、女性が見ると痛快なのかもね。そういう意味ではデヴィッド・フィンチャーの『ゴーン・ガール』にも通じる物があるかも。ゴーン・ガールをブラックコメディとして楽しめる人ならおススメ。知人にはこんな怖い話(ゴーン・ガール)を朝から薦めるな!って怒られたので(笑)。俺の中ではあの映画も笑えるブラックコメディなんだけどなぁ、、、。





■エクス・マキナ
2015年イギリス映画。日本公開は2016/06/11。
監督:アレックス・ガーランド 出演:ドーナル・グリーソン/アリシア・ヴィカンダー/オスカー・アイザック

2015年アカデミー視覚効果賞を受賞した作品で、ビル・ゲイツを思わせるIT企業の大富豪が研究開発中の人工知能のテストを手伝うことになった青年が、美しい女性の姿をしたロボットとコミュニケーションを重ねていくうちに巻き込まれていく恐怖を描いたSFスリラー。基本的には「人を人たらしめている物は何?」という問いをAIを軸に描いたSFスリラーで入り口とオチに目新しさは無いものの、タイトな物語とエロティックな映像が凄く良い。そして、人間のAIへ対する恐怖心を描きつつも、その実は既に現代社会に蔓延している「広告」の怖さを描いてるのも巧い。 最近の同じ様なテーマを扱った映画だと、『ザ・マシーン』『トランセンデンス』『チャッピー』『オートマタ』とか見たけど、この中でならエクス・マキナが一番好きかも。SFスリラーが好きならおススメ。





■デッドプール
2016年アメリカ映画。日本公開は2016/06/01。
監督:ティム・ミラー 出演:ライアン・レイノルズ/モリーナ・バッカリン/エド・スクライン/ジーナ・カラーノ

『X-MEN』や『アヴェンジャーズ』と同一のマーベルコミックの世界で活躍するアンチ・ヒーロー「デッドプール」を主役に描いており登場人物が視聴者や読者に語りかける、いわゆる「第四の壁」を乗り越える主人公がマーベルコミックの中でも異彩を放つ作品。自分は昔からミュージカルが苦手なんだけど、その理由は突然人物達が歌いだすことで物語りの中から現実に引き戻される感覚があるから。同様に第四の壁を破る漫画も嫌いでデッドプールもそこを心配してたんだけど、絶妙なバランスで描かれてて最高でした。観客に語りかけるシーンは、冷静に見ると悲惨極まりない人生を送っているデッドプールが自身の人生を俯瞰で見て回顧録の様に語っている風にも見えるし、それが全てを笑い飛ばす事で乗り越えようとするデッドプールのキャラにもマッチしてて凄く良いんだよね。しかもファンとしては、この作品の公開までのライアン・レイノルズの執念と苦労を知ってるので感慨深さに泣けてくる部分も。ジーナ・カラーノは相変わらずの厳つさで、彼女がコロッサスをぶっとばすシーンは「まぁ彼女なら」と妙に腑に落ちてしまうのが笑える(笑)。過激なバイオレンス描写と下ネタ連発は見る人を選ぶけど、マシュー・ヴォーン作品(「キック・アス」「キングスマン」)みたいなノリが好きな人は必見。それにしても、キティちゃんとデッドプールってどういう関係があるんだろう。





■エンド・オブ・キングダム
2016年アメリカ映画。日本公開は2016/05/28。
監督:ババク・ナジャフィ 出演:ジェラルド・バトラー/アーロン・エッカート/モーガン・フリーマン

ジェラルド・バトラーが米国大統領警護のシークレットサービスを演じる『エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編。英国首相が突然死亡しロンドンで行われる葬儀の為に世界各国の首脳がロンドンに集結するが、そこで同時多発テロが勃発し、、、といったストーリー。前作よりは同時期の似た映画『ホワイトハウス・ダウン』の方が面白かったけど、今回の続編はかなり良かった。狭い空間でのダイハード風のアクションだった前作と違いロンドン中を舞台にした市街戦の臨場感が秀逸で、随所に入るワンカット長回し風の演出が凄く良い。FPSの市街戦が好きな人ならたまらないんじゃないかな。アクションが好きなら迷わず見るべし。





■シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
2016年アメリカ映画。日本公開は2016/04/29。
監督:アンソニー・ルッソ/ジョー・ルッソ 出演:クリス・エヴァンス/ロバート・ダウニー・Jr/スカーレット・ヨハンソン/セバスチャン・スタン/アンソニー・マッキー/ドン・チードル/ジェレミー・レナー/チャドウィック・ボーズマン/ポール・ベタニー/エリザベス・オルセン/ポール・ラッド/トム・ホランド

説明不要の大人気マーベル映画『キャプテンアメリカ』の3作目にして、『アベンジャーズ』並にヒーロー達が大集合する物語り。自分の中でマーベル映画NO-1だった『ウィンター・ソルジャー』以上に良かった。映画としては前半部分に若干問題を感じるけど、でも数多いキャラ達を登場させ全員活躍させるという難題をクリアした上で、各キャラの持ち味をきちんと描いたアクションの魅せ方がカッコ良かった。中でも自分はブラックパンサーの空中多段蹴りに痺れました。同じチームなのに微妙に仲の悪い某2人の掛け合い笑えたし、ゲストに近いアントマンやスパイディもきちんと見せ場が有って良かった。 キャップとバッキーの友情の描き方も凄く良いし、キスシーンのアレは誰でも笑うよね(笑)。また個人的には、男性客と女性客で笑うポイントが微妙に違ってたのが興味深かった。 それにしても、某キャラの胸の内を想像すると切なくて泣けるんだよなぁ、、、。全キャラの魅せ場をきちんと描きつつ、キャップ、トニー、バッキーの三人の物語として軸を保ったまま山場へ持ってく脚本も見事だし、映画評論家の町山智浩さんが言ってた 「実はアクションなんてどうでも良い。この人達が集まって何かやってるだけで面白いというキャラ像を作り上げてるのが勝因」ってのも凄く分かる。ヒーロー映画が好きな人なら必見の作品。





■ズートピア
2016年アメリカ映画。日本公開は2016/04/23。
監督:バイロン・ハワード 出演: ジニファー・グッドウィン/ジェイソン・ベイトマン/イドリス・エルバ/J・K・シモンズ

人間以外の様々な動物が暮らす世界の中で、初のウサギの警察官となった主人公「ジュディ」が周囲の偏見を乗り越え、楽園都市「ズートピア」の大事件に挑む3Dアニメーション。表面上は楽しいバディムービーでありながら「人種差別」「偏見」という難しいテーマを描いた作品だけど、説教じみた押し付けや綺麗言も無く、「違いはある。仕方ない。でも、、」という所から希望を描いていて素晴らしい。細かい所まで練り込まれた世界設定や隙の無い脚本等、もう何から何まで完璧で非の打ち所の無い大傑作。最近のディズニーって本当に凄いよなぁ、、。笑えて泣けて感動できる、広く多くの人におススメの作品。





■スポットライト
2015年アメリカ映画。日本公開は2016/04/15。
監督:トム・マッカーシー 出演:マーク・ラファロ/マイケル・キートン/レイチェル・マクアダムス/リーヴ・シュレイバー

第88回アカデミー賞で6部門にノミネートされ、作品賞と脚本賞を獲得した作品。2001年アメリカを舞台に、カトリック教会が長年隠蔽してきた児童虐待スキャンダルを暴き出した報道チームの奮闘を描いた実話ベースの物語り。丁寧で落ち着いた演出と出演陣の好演が素晴らしく、徐々に明らかになっていく真相を追う記者達の発する「熱」がカッコ良くて痺れる。しかし、これが実話ってのが恐ろしいよなぁ、、、、この手の話はよく耳にするし、日本人には想像できないくらい根深く難しい問題なんだろうね。神父たちが犯した罪の重さがイマイチ画面から伝わって来ないのは残念なポイントだけど、社会派ドラマが好きな人なら必見の素晴らしい作品
余談:途中まで、「ハルクとバットマンとセイバートゥースの共演だ!」とか思いながら見てました(笑)。





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