最近見た映画色々の感想・21

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すっかりアップが遅くなってしまいましたが、最近見た映画の中から一部作品の感想です。
劇場で見た物とBDやDVDで見た物も混ざってます。



■裏切りの獣たち
2013年南アフリカ映画。日本未公開。DVD発売済み。
監督:ドノヴァン・マーシュ 出演:スドゥモ・ムチャーリ/プレスリー・チュエニヤハエ

マフィアを相手にした潜入捜査官を主役にした物語で、既にハリウッドでリメイクが決まっているクライムアクション
南アフリカ版『レザボアドッグス』って感じかな?撮影や演出が若干粗いものの、「これでもか!」と言わんばかりにカッコ付ける構図や荒っぽい演出が凄く自分好み。比較的軽めのアクション描写に重点を置いてる為、緊張感やストーリー構成は一流のクライムサスペンスには程遠いものの、軽いジョークもまじえたスピーディな展開で最後まで飽きずに見れる。立ち居地が微妙に変わっていく主役コンビのバディムービーとしても面白いし、ラストの台詞が痺れる程カッコ良い。おススメ。





■X-ミッション
2015年ドイツ/中国/アメリカ映画。日本公開は2016/02/20。
監督:エリクソン・コア 出演:エドガー・ラミレス/ルーク・ブレイシー

キアヌ・リーブス主演、キャスリン・ビグロー監督による1991年の佳作『ハートブルー』のリメイクなので期待してた作品。その為、吹き荒れる低評価の嵐も気にせず、迷わず劇場へ足を運びました(笑)。エドガー・ラミレスは相変わらずかっこ良いしトップアスリートによるアクションは凄い。でも話は、、、、エコテロリストに憧憬の念を抱き出すFBI捜査官の奇行記録?(笑)





■タイム・トゥ・ラン
2015年アメリカ映画。日本公開は2016/1/9。
監督:スコット・マン 出演:ジェフリー・ディーン・モーガン/ロバート・デ・ニーロ/デイヴ・バウティスタ/ジーナ・カラーノ

裏社会マフィアのボスであるポープ(デ・ニーロ)が経営する巨大カジノで働くヴォーン(モーガン)は、ボスであるポープに自身の娘の手術費用を借りようとするが断られてしまう。その為、重い病で命の危険に直面している娘を救うべく、同僚の用心棒コックス(バウティスタ)の誘いに乗ってカジノの現金を狙った強盗計画を実行に移すが、、、という感じのストーリー。主演がジェフリー・ディーン・モーガンで共演にデ・ニーロ、バティスタ、ジーナ・カラーノ、という俺得過ぎるキャスティング。どんどん追い詰められていくヴォーンとコックスの微妙な立ち位置関係のおかげで、最後まで緊張感が持続したまま鑑賞できる作品。ご都合主義過ぎるトリックやチープな演出等色々と粗い映画だけど、もうジェフリーさんがかっこ良過ぎて映画のチープさがどうでも良くなる(笑)。何故いまいち人気無いのか不思議で仕方ないんだよなぁ。『悪党に粛清を』の悪役も良かったしし、『クーリエ』も『ルーザーズ』も良かった。『ジョナ・ヘックス』『ウォッチメン』みたいなアメコミ映画にも出てるしもっと人気出て欲しい。俺が女なら一撃で惚れてるんだけど(笑)





■ヴィジット
2015年アメリカ映画。日本公開は2015/10/23。
監督:M・ナイト・シャマラン 出演:オリヴィア・デヨング/エド・オクセンボウルド/ディアナ・ダナガン

『アンブレイカブル』があまりにも酷い作品だったので、それ以降の彼の作品は全く見てませんでした。実際、以降の彼の作品は世間での評価も興行成績も惨憺たる物だったし。シャマラン監督作にはどんでん返しの「オチ」があることを既に知った上で鑑賞するので(広告でも散々煽るし)、観客は最初から俯瞰して物語りを見てしまう事になり、必然的に作中に感情移入できない状態になりがちなのがシャマラン作品の抱えてる問題だと思う。物語に埋没しないで鑑賞してしまう上、オチへの判定基準が凄く高いハードル設定になってしまうし。
でも今回の作品は良かった。ミスリードが丁寧で、ちょっとした演出も巧い。先の読めないサイコスリラーで有りながら同時に傷ついた家族が再生する物語でも有り、そしてジュブナイル的な楽しさも有る作品になってるのが凄い。少年のタックルのシーンは胸が熱くなるよなぁ。これくらいの小規模で、またこういう作品を撮って欲しい。彼はきっとハリウッドのビッグバジェットが向いてないんだろうね。ハリウッドに引っ張り出されて潰れた監督も多いし。予告を見て気になった人なら必見だし、自分の様に最近のシャマラン作品をスルーしてた人にもおススメ。





■サバイバー
2015年アメリカ/イギリス映画。日本公開は2015/10/17。
監督: 出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ/ピアーズ・ブロスナン

捻りの無い脚本や地味な演出が凡庸ながらも、70点満点を狙ってきっちり70点満点に仕上げられた作品といった感じでそれなりに楽しめる。作中で最強の殺し屋「時計屋」を演じるピアーズ・ブロスナンの悪役っぷりが意外と良かったので、もっと強烈な個性付けされた悪党を演じる彼を見てみたい。久しぶりにシュウェップスを飲みたくなった(笑)。





■ファンタスティック・フォー
『2015年アメリカ映画。日本公開は2015/10/09。
監督:ジョシュ・トランク 出演:マイルズ・テラー/ケイト・マーラ/マイケル・B・ジョーダン/ジェイミー・ベル

2005年と2007年にも映画化されたマーベルの4人組スーパーヒーローの活躍を描いた物語りで、『X-Men』シリーズとのクロスオーバーを目指した渾身のリブート企画だったらしいけど大ゴケした模様。
それもそのはずで、今更ダークナイト病かと思いきや、クリストファー・ノーラン程のハッタリも無くひたすら暗くて爽快感に欠けるだけの作品。丁寧な序盤のドラマ部分は悪くないものの、物語りが動き始めてからが酷く、ぐだぐだ展開のままラストバトルが始まり、何の盛り上がりも無いまま終わる。重厚なドラマにはなっておらず、かと言ってヒーローになった物の苦悩や葛藤を深く掘り下げた作品でもない。それなのに、爽快感溢れるヒーロー活劇になってる分けでもない。リブートとしてこの作品の制作が決まった頃、監督はクローネンバーグ作品の様な作風を目指すと言ってたので期待してる部分も有ったんだけど、フタを空けてみると撮影中に噂になった監督とスタジオ側の衝突がそのまま作品に出てしまってる感じ。何をしたいのか分からない、とっ散らかったままの作品に見えるんだよねぇ。主演のマイルズ君と監督が撮影中に殴りあいの喧嘩したって話も有ったし、監督は撮影半ばで事実上の降板だったという噂も本当なのかもね。同監督の『クロニクル』は傑作だったのに、今回は前述のドタバタが災いしたのか方向性がきちんと定まっていないまま全てが中途半端になってしまっている作品。監督がツイッターで愚痴ってた「会社に弄られズタズタになる前の本編」が見たかった。






■ピクセル
2015年アメリカ映画。日本公開は2015/09/12。
監督:クリス・コロンバス 出演:アダム・サンドラー/ケヴィン・ジェームズ/ショーン・ビーン/ダン・エイクロイド

「パックマン」「ドンキーコング」「ギャラガ」といった懐かしゲームキャラに扮して地球侵略を開始したエイリアンと、地球を救う為に立ち上がった往年のアーケード・ゲームの達人達との戦いを描いたSFアクション。馬鹿馬鹿しいアイデアを大真面目に映画化した設定と映像は素晴らしいし、80~90年代のゲームが好きな人はノスタルジックな気分にも浸れる楽しい作品。でも残念ながら、脚本がどうにも一本調子過ぎて退屈になってしまうのが残念。そもそもビデオゲームのキャラが襲ってくるという現実感の薄いシチュエーションに説得力を持たせるのが難しい設定なのに、薄っぺらい脚本のおかげで「人類の滅亡」という危機感が全く伝わってこない。おかげで、山場になるはずのアクションシーンは緊張感が希薄で、昔のゲームキャラと役者達の戯れを延々と眺めているだけの気分になってしまう。アダム・サンドラー演じる主役の成長物語としての部分も薄っぺらくて感動には程遠いし、もっと方向性を絞って掘り下げるか、もしくは思い切って弾けさせた尖った部分のある作品にして欲しかった。まぁ、見るからに著作権関係が色々と複雑そうだし、無難にまとめざるを得ない部分も有ったのかなぁ。制作が決まったときから公開を楽しみにしてた作品なので非常に残念。






■オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分
2013年アメリカ/イギリス映画。日本公開は2015/06/27。
監督:スティーヴン・ナイト 出演:トム・ハーディ

冒頭でトム・ハーディ演じる主人公が車を出すまでの90秒以外は、車を運転する彼が車内から携帯で話をしているだけの会話劇。
にも関わらず、鑑賞中に全くダレる時間が無いまま最後までドラマに引き込む脚本と演技が見事。「俺が知ってるイギリス人の中ではベストだ」と言われた時のトム・ハーディの表情が物凄く良かった。あと、息子に「ソーセージ焼いてあげるよ」と言われた時の演出も凄く良い。ダサいお涙頂戴映画だと間違いなくトム・ハーディに号泣させるシーンなんだけど、それをさせない所が流石。アイデアとそれを練りこむ腕が有れば、予算が無くてもこれだけ面白い物語が撮れるっていう見本の様な作品。ミニシアター系の映画が好きならかなりのおススメ作品。






■イニシエーション・ラブ
2015年日本映画。日本公開は2015/05/23。
監督:堤幸彦 出演:松田翔太/前田敦子/木村文乃

1980年代後半を舞台に、松田翔太さん演じる主人公の恋を描いたラブ・ミステリー。
公開時に煽っていた「終盤の予想不可能な展開」には確かに驚くし、その為の設定も良く練られているけど、そこに至るまでの物語があまりに凡庸でつまらない為、ネタ明かしを丁寧に解説されても「だから?」という気分にしかならないのが致命的。
邦画で「先の読めない展開」「意外なオチ」を楽しみたいなら、内田けんじ監督の『運命じゃない人』『アフタースクール』『鍵泥棒のメソッド』とか、『サマータイムマシン・ブルース』『キサラギ』『悪夢のエレベーター』『シーサイドモーテル』『アヒルと鴨のコインロッカー』とかおススメ。






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