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最近見た映画色々の感想・20

最近見た映画の中から一部作品の感想。
劇場で見た物とBDやDVDで見た物も混ざってます。


■ザ・ガンマン
2015年アメリカ/スペイン/イギリス/フランス映画。日本公開は2016/02/06。
監督:ピエール・モレル 出演:ショーン・ペン/ハビエル・バルデム/イドリス・エルバ

特殊部隊の傭兵ジム(ショーン・ペン)が現役を引退後、アフリカで慈善活動に励んでいたが、昔の極秘ミッションが原因で命を狙われる事になり、、、、といった感じのストーリー。『96時間』『アルティメット』のピエール・モレルが主演にショーン・ペン、悪役にハビエル・バルデムを迎えて描くアクションなので凄く期待してたけど、脚本が薄っぺらで心に何も響か無い。素晴らしい名優を二人も使ったのに、酷い失敗作だな、、、。ショーン・ペン初のアクション映画本格主演は、見事にリーアム・ニーソン化失敗。いや、ナイス失敗だと喜ぶべきなのかな。ただ、狭い空間での格闘表現や銃器アクションでのリアリティを感じる演出だけは流石。

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■マギー
2015年アメリカ映画。日本公開は2016/02/06。
監督:ヘンリー・ホブソン 出演演:アーノルド・シュワルツェネッガー/アビゲイル・ブレスリン

シュワルツェネッガー初の「ゾンビ物」映画。徐々にゾンビ化していく娘に寄り添い苦悩する父を描いた物語で、アクションは皆無の「ゾンビ物」というよりは終末世界物風の陰鬱とした雰囲気の中で描かれる難病物といった感じ。終盤の「おでこへのキス」シーン等それなりに良い場面もあるものの、凡庸な脚本に目新しさが無く演出も弱い。娘役のアビゲイル・ブレスリンって、『ゾンビランド』でエマ・ストーンの妹役を演じてた子なんだね。シュワルツェネッガーはやっぱり、ゾンビの群れ相手にガトリングガンを抱えて無双すべきですよ(笑)

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■オデッセイ
2015年アメリカ映画。日本公開は2016/02/05。
監督:リドリー・スコット 出演:マット・デイモン/ジェシカ・チャステイン/マイケル・ペーニャ/ケイト・マーラ/セバスチャン・スタン/ショーン・ビーン

ドラマの薄っぺらさが気にならない程、徹底してポジティブでコミカルなノリの農夫奮闘記in火星
植物学者最強。農業大事。
リドリー・スコットは前回の『プロメテウス』が目を覆いたくなる程の悲惨なダメ映画だったので今作もあまり期待して無かったんだけど、かなり面白かった。キャップ(キャプテン・アメリカ)の関係者が二人も居る~とか思いながら見てたら、ラストにあのネタかい(笑)。あれ絶対、キャスティングが決まってから脚本に加えた台詞だと思う。そして相変わらずマイケル・ペーニャが良い味出してて、「お前の事嫌いだから」のシーンが最高に良い。邦画なら間違いなく悲しげな音楽を流し、鳥肌が立つくらいお寒い「お涙頂戴」やるシチュエーションを軽くジョークで流すのが凄く良い。だからこそ逆に、こんな状況でこんな軽口叩き合うくらい信頼し合ってるんだな、、って事が伝わるんだよね。冗長な説明台詞や寒い演出を垂れ流さずともそういうことを伝えるのは可能なわけで。
多幸感溢れるエピローグも良いし、広く大勢の人たちにおススメできる作品。





■エージェント・ウルトラ
2015年アメリカ映画。日本公開は2016/01/23。
監督:ニマ・ヌリザデ 出演:ジェシー・アイゼンバーグ/クリステン・スチュワート/ジョン・レグイザモ/ビル・プルマン

『キック・アス』+『トゥルー・ロマンス』といった感じのバイオレンスアクションコメディ。それなりに面白いしいくつか良いシーンも有るけど、色々と勿体無い作品。これを見ると、マシュー・ヴォーンや単なるコラージュで終らないタランティーノの凄さを再確認させられる。鑑賞後の残念感は『シューテムアップ』に似てる感じで、「君の好きなアレやコレやは俺も大好きだけど、もうちょっとスマートに(もしくは、もっと弾けさせて)魅せてよ」って感じ。次回作も楽しみだけど、『リベリオン』→『ウルトラ・ヴァイオレット』みたいな轟沈コースに成らないと良いね。
ちなみにこの作品の中で描かれている「薬物投与やマインドコントロールによる超人化」計画はアメリカで実際に行わていた事が1975年のアメリカ連邦議会において初公開された実話で、今でも問題になってるんだそうです。
「MKウルトラ計画(Project MK-ULTRA、MKウルトラ作戦とも)とは、アメリカ中央情報局(CIA)科学技術本部がタビストック人間関係研究所と極秘裏に実施していた洗脳実験のコードネーム。」との事。流石、世界一のキ○ガイ国。





■クリード チャンプを継ぐ男
2015年アメリカ映画。日本公開は2015/12/23。
監督:ライアン・クーグラー 出演:シルヴェスター・スタローン/マイケル・B・ジョーダン

名作『ロッキー』シリーズのスピンオフで、年老いたロッキーがかつて宿敵であり親友だった故アポロ・クリードの息子を一流のボクサーとして育てて行く話。
まだ20代の監督ライアン・クーグラーは原案と脚本も手がけており、最初は頑なにこの企画を拒否していたスタローンの元へ何度も足を運び、頑張って口説き落とした末に実現した作品なのだそうで。きっと、ローキーシリーズが大好きな青年なんだろうねぇ。
この作品をイーストウッドの『グラントリノ』と並べて語る人を多く見るのも納得で、スタローンの不恰好に汗と泥にまみれながら雄叫びを捨てない暑苦しい姿はイーストウッドの引き際の美学と全く違うけど、双方共に背負っているイメージへの責任をきちんと果たそうとしてる所に痺れる。アポロとロッキーの三度目の対決の話やロッキーの息子との関係等、シリーズが好きで見て来ている人なら胸が熱くなるシーン満載。自分は最初の30分くらいは、年老いたロッキーが画面に出てくるだけで泣きそうになってた(笑)。
あのテーマ曲の使いところも最高だし、最後の試合の控え室からリング上までの長回しや試合映像の尋常では無い迫力も流石。
胸を熱くさせてくれるドラマを見たい人は是非。





■スターウォーズ/フォースの覚醒
2015年アメリカ映画。日本公開は2015/12/18。
監督:J・J・エイブラムス 出演:ハリソン・フォード/キャリー・フィッシャー/アダム・ドライバー/デイジー・リドリー/ジョン・ボイエガ

そしてこっそりと、『ザ・レイド』のイコ・ウワイスとヤヤン・ルヒアンも登場。更にひっそりと007シリーズのダニエル・クレイグと、ミッション・インポッシブルなサイモン・ペッグも出演。
説明不要の世界一有名なSF映画シリーズの第7弾。産みの親であるジョージ・ルーカスの手を離れディズニーが買収しての再スタートになった一発目だけど、次世代の光&闇双方の成長物語りのスタートといった感じで面白かった。クソつまらなかったEP1~3と違い随所にSWらしさを感じる脚本と演出が良い。終止ご都合主義な展開もここまで徹底してればフォースの導きなんだろうと納得してしまう(笑)。まぁ、叩いてる人たちの言う通り『帝国の逆襲』の焼き直しなのは明らかだけど、猛烈にク○映画だったEP1~3よりははるかにマシ。それに、過去作と全く違う作風にしたら、それはそれで「こんなのSWじゃない!」とか叩くクセにねぇ。
しかしまぁ、J・J・エイブラムスってこれで『スタートレック』『スターウォーズ』という歴史に名を刻むSF大作の両方のリブートを大成功させた監督になったんだよね。凄ぇなぁ。

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■スペクター
2015年イギリス/アメリカ映画。日本公開は2015/12/04。
監督:サム・メンデス 出演:ダニエル・クレイグ/クリストフ・ヴァルツ/デイヴ・バウティスタ

冒頭の1カット長回しとラストは100点、ダニエル・クレイグのスーツ姿は120点。
でも設定や展開の無理矢理感が気になってしまうのと、クリストフ・ヴァルツの使い方や立ち位置の中途半端さや物語りの冗長な部分も気になる。個人的には、スカイフォール>スペクター。しかし、バティスタは見た目の圧力が凄すぎて、一人だけ違うリアリティラインの住人に見えてしまうね(笑)。





■コードネーム U.N.C.L.E.
2015年イギリス映画。日本公開は2015/11/14。
監督:ガイ・リッチー 出演:ヘンリー・カヴィル/アーミー・ハマー

小気味良いカメラワークにセンスの良さが光る音楽等、お洒落かつ粋な演出満載の映画らしい楽しさに溢れたバディムービー
大好きな監督であるガイ・リッチーはこのままブロックバスター路線に突き進むのかと心配してたのだけど、今回は彼の良さが存分に発揮されて最高でした。ただ個人的には、盟友マシュー・ヴォーンの『キングスマン』には及ばない印象。





■エベレスト 3D
2015年アメリカ映画。日本公開は2015/11/06。
監督:バルタザール・コルマウクル 出演:ジェイソン・クラーク/ジョシュ・ブローリン/キーラ・ナイトレイ/ジェイク・ギレンホール/サム・ワーシントン

ジェイソン・クラーク、ジョシュ・ブローリン、ジェイク・ギレンホール、サム・ワーシントン、キーラ・ナイトレイという豪華キャストに惹かれて鑑賞。でも予想通り自分には合わない作品。
金持ちが道楽で自ら危険地帯に足を踏み入れ遭遇した悲劇から生還しようとする姿を「困難に立ち向かう姿」「自然の非情さ」とか感動物語風に描かれても、「知らんがな」って感想しか沸かないんだよなぁ。あと、こういうリアリティラインに制限のかかる実話ベースの映像スペクタクルは、何でもCGで描けてしまう今の時代には難しいのかなって気も。心のどこかで「どうせCGだし」と思ってしまう上に過剰かつ過激な演出に慣れてしまってるので、リアルな描写で自然の猛威を見せられても恐ろしさを感じないんだよね。
でもキャストは皆良かった。今までは「ジェイソン・クラークって何故やたらと大作に出演してるんだろ?」と不思議に思ってたんだけど、今回の作品でちょっとだけ彼を「実は良い役者なのかも?」って思いました(笑)。

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■Southpaw
2015年アメリカ映画。日本公開は未定。
監督:アントワーン・フークア 出演:ジェイク・ギレンホール

『トレーニングデイ』『イコライザー』のアントワーン・フークアが描く男臭い「負け犬の復活劇」
自身の怒りをエネルギーに40戦以上無敗のままライト・ヘビー級チャンピオンとして君臨していたボクサー「ビリー・ホープ」(ジェイク・ギレンホール)が、その荒っぽい性格が原因で妻を死なせてしまう事に。そして直後の試合に敗れ暴力事件やアルコール常用が原因で財産や名誉の全てを失った上に、裁判所命令で一人娘の親権を剥奪され保護施設に引き取られてしまう。そんなどん底からの再起を目指し、スラムの孤児達の面倒を見ながらボクシングを教えているティック(フォレスト・ウィテカー)のジムを尋ねることになり、、、。定番の一つである負け犬の復活劇を男臭いタッチで描いた物語。
個人的に一番泣けたのは、ビリーの幼馴染でありながら雇われ人でもある友人とのエピソード。全てを失ったビリーの元に来た友人へ「給料を払えないけど」ってビリーが言うと、それに対して「ファックユー!金の為に来たんじゃねぇ」って怒るシーンが凄く良くて泣いた。それにしてもジェイク・ギレンホールは絶好調で作品選びも素晴らしい。『ミッション:8ミニッツ』(2011)、『エンド・オブ・ウォッチ』(2012)、『プリズナーズ』(2013)、『複製された男』(2013)、『ナイトクローラー 』(2014)、と主演作のどれもが面白いし、演技の難しそうな役を選んでこなして来ているかの様な印象。特に、『ナイトクローラー 』でのやせ細ったギョロ目の役から一転してこの作品でのビルドアップされた肉体での熱演が凄い。プリズナーズでの演技も凄く良かったし、エンド・オブ・ウォッチも凄くいい作品だったしなぁ。今後も目の離せない俳優だし、彼の出演作を見ておけば当分は間違い無い感じ。




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