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最近見た映画色々の感想・19

最近見た映画の中から一部作品の感想。
劇場で見た物とBDやDVDで見た物も混ざってます。


■アントマン
2015年アメリカ映画。日本公開は2015年9月19日。
監督:ペイトン・リード 出演:ポール・ラッド/マイケル・ダグラス/マイケル・ペーニャ

『アイアンマン』『アベンジャーズ』等と同じマーベルコミックを実写化したヒーローアクションで、自分の体を自在に昆虫サイズに縮小できるヒーロー「アントマン」に選ばれた元強盗が特訓を受けながらヒーローへの道を進んで行く様を描いた作品。これまでのマーベル映画と若干違った毛色で、基本はコメディタッチの集団強奪物。笑える要素がかなり多めな上に暴力描写が少ないので、安心して家族で楽しめる娯楽映画。縮小されたサイズの人間から見た世界の描写も非常に良いし、予想以上に面白かった。最近は『フューリー』『エンド・オブ・ウォッチ』で男気溢れる役を演じてたマイケル・ペーニャが、今作では明るくてお馬鹿な強盗を演じており、良い味出し過ぎてて笑った。気になったのは字幕の意訳かなぁ、、ラストは明らかに某ヒーローのことを話題にしてるのに、なぜかそれを全く翻訳して無かったんだよね。字幕監修がテリー伊藤さんになってたけど、その影響なんだろうか?エドガー・ライトが監督を降りた理由も気になるなぁ、、、。エンドクレジット途中と完全終了の後の2回オマケ映像があるので注意。特にラストのは見逃さない様に。これまでのマーベル映画を一切見て無くても楽しめる作品になってるので、興味の有る人には問題なくおススメ。





■カリフォルニア・ダウン
2015年アメリカ映画。日本公開は2015年9月12日。
監督:ブラッド・ペイトン 出演:ドウェイン・ジョンソン/カーラ・グギーノ

今やすっかりハリウッドスターの一人になった「ロック様」ことドウェイン・ジョンソンが、巨大地震が発生したカリフォルニアで人命救助の為に奮闘する様を描いたディザスター・ムービー。地震や津波を描いた映像は迫力満点で、主役のヒロイックな姿を描きつつも群像劇的なカラーを残したバランスの良い脚本も巧い。もちろん、こういう映画なので雑な設定やご都合主義を指摘するときりが無いものの、迫力のある映像とアクションを楽しむ映画としては文句の無い完成度。ただ、ディザスター・ムービーとしては去年の『イントゥ・ザ・ストーム』が良すぎたので、それと比べるとかなり劣る印象は否めない。でも個人的には、ローランド・エメリッヒの『2012』よりは遥かに面白かった。エメリッヒの『デイ・アフター・トゥモロー』は結構好きだけど。『ボルケーノ』も群像劇カラーの強いディザスター・ムービーで面白いんだよね。予告を見て興味を惹かれた人なら鑑賞して損は無い作品。映像の迫力が命の作品なので、劇場で是非。





■ピエロがお前を嘲笑う
2014年ドイツ映画。日本公開は2015年9月12日。
監督:バラン・ボー・オダー 出演:トム・シリング/エリアス・ムバレク

国際指名手配されていた天才ハッカー青年が警察に出頭し、彼が警官の前で語り始めるハッキング事件の中から浮かび上がってくる真相を描いたクライム・サスペンス。ドイツで大ヒットし既にハリウッドでのリメイクが決定した作品で、二重三重の「ひっくり返し」を見せるシナリオが巧い。ネット上でのハッカーの応酬を分かりやすく視覚化させた映像表現のアイデアも面白いしスタイリッシュな映像とドイツらしいデジタルサウンドも小気味良く、小粒な作品ながらも最後までダレずに見れる秀作。途中で主人公の部屋の某映画ポスターに気づいたんだけど、それから連想する展開すらもミスリードだったのにはやられた。この結末は読めないよなぁ。展開の意外さに重点を置き過ぎてドラマが弱く人物描写も薄っぺらになってしまってる印象は否めないけど、『ユージュアル・サスペクツ』『グランド・イリュージョン』みたいな映画が好きな人なら必見。こういう映画を最近は「マインドファック映画」って言うんだね。オッサンな自分は初めて知りました(笑)。

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■キングスマン
2014年イギリス映画。日本公開は2015年9月11日。
監督:マシュー・ヴォーン 出演:コリン・ファース/マイケル・ケイン/マーク・ストロング/サミュエル・L・ジャクソン/タロン・エガートン

『キックアス』の監督マシュー・ヴォーンがマーク・ミラーの原作を映像化したスパイアクション。どこの国にも属さないスパイ組織「キングスマン」のメンバーとしてスカウトされた不良青年が一流のスパイになる為に特訓される様と、キングスマンらが巨大な陰謀に立ち向かっていく姿を描いたバイオレンスアクション。いやー、マシュー・ヴォーンの新作という事で期待してたんだけど、期待を上回る最高の作品。スパイ映画らしいガジェットも楽しいし、キングスマンらのいかした紳士っぷりがカッコ良いので自分もオーダーメイドでスーツを作りたくなる(笑)。イギリス人から見たステレオタイプなアメリカ人を馬鹿にする描写も笑えるし、過去の権威を振りかざす連中・既得権益の上にふん反り返ってる連中・都合の良い未来を作ろうとする選民思想の連中など、そういう過去から未来に渡る様々なク○野郎どもを徹底的に破壊しまくる様が痛快で、オシャレで馬鹿でクールで熱い、最高で最強な紳士に痺れる映画。個人的に2015年鑑賞映画の中でベスト3入り確定。『キングスマン』『キックアス』『X-MENファーストジェネレーション』と、マシュー・ヴォーンの監督作はハズレ皆無なのが凄いけど、彼制作の『ミーン・マシーン』も大好き。 ロンゲストヤードのサッカー版だけど、腕相撲シーンが一番燃えるんだよね。大好きな監督ガイ・リッチーの中でも初期の『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』と『スナッチ』がダントツで面白いのって、やっぱ両作ともマシュー・ボーンが制作だったのが大きいのかなって気がする。ガイ・リッチーの最近の作品はイマイチだしなぁ。映画好きなら絶対に見るべき一本。激しくおススメ。っていうか、この映画を面白いと感じない人とは友人になれません(笑)。





■Dearダニー/君へのうた
2015年アメリカ映画。日本公開は2015年9月5日。
監督:ダン・フォーゲルマン 出演:アル・パチーノ/アネット・ベニング/クリストファー・プラマー

富と名声を手にしながらも人生に退屈しドラッグと女に溺れていたロックスターが、43年前にジョン・レノンから自分へ送られていた手紙とめぐり合い人生をやり直すことを決意する物語。アル・パチーノが「自分の出た映画を観て初めて泣いた」とコメントしたのも納得。涙の押し売り話にせずコメディタッチで描いてるのが良く、名優の佇まいはシナリオの薄さを補完し得る事を実感する作品。ラストシーンが最高だけど、クリストファー・プラマーがダニーとの友情を語るシーンで泣いた。鑑賞前はジェフ・ブリッジスがアカデミー主演賞を獲った『クレイジー・ハート』みたいな作品かと思っていたんだけど、それとは違いコメディタッチで多幸感溢れる作品。あえて語らせていないシーンが多いので、人物の胸の内を想像しながら映画を見れる人なら楽しめると思う。ミニシアター系作品が好きなら問題なくおススメ。

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■パージ
2013年アメリカ映画。日本公開は2015年7月18日
監督:ジェームズ・デモナコ 出演:イーサン・ホーク/レナ・ヘディ

1年に1晩だけ殺人を含む全ての犯罪が合法化される日が制定された2022年のアメリカを舞台に、ある家族を襲う恐怖を描いたバイオレンス・スリラー。設定を聞くとキワモノっぽいけど、モラルや人間性を問うなかなかシビアな作品で面白い。「どこが最新セキュリティやねん!」とか「お父さん、なんでそんなに責められてばかりなの?かわいそ過ぎでしょ!」とか、脚本や設定が穴だらけなのは否めないけど、演出は悪くないし主演のイーサン・ホークが良い、、と思って調べたら、監督はカーペンターの『要塞警察』リメイク版を手がけた人だった。納得の作風。続編『パージ:アナーキー』も楽しみ。 それにしてもイーサン・ホークは相変わらずこういうA級映画とB級映画の間くらいの作品が良く似あうね。後継者はジョシュ・ハートネットかな(笑)。主人公一家を襲う集団のリーダーも良い味を出してたし、彼が側近をいきなり殺すシーンとか良かった。ちょっとアングラな雰囲気のアクションスリラーが好きならおススメ。

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■スペシャルID/特殊身分
2013年香港映画。日本公開は2015年2月21日。
監督:クラレンス・フォク 出演:ドニー・イェン/ジン・ティエン

裏社会のマフィア組織に潜入捜査を続けている香港警察のロン(ドニー・イェン)が中国警察の女刑事ジン(ジン・ティエン)と捜査協力する事になるが、ロンの正体が組織にばれてしまい、、、、といった感じの物語。スタント・コーディネーターは『るろうに剣心』の殺陣も担当していたアクション監督である谷垣健治さん。ストーリーラインが野暮ったく、ドラマ部分の演出も酷い。各パートを並べただけの全体の構成が下手過ぎる為に物語の流れのリズムが悪く、いちいち間延びした印象を与える「ぶつ切り」感が酷い。おかげ終盤のバトルに向けての感情の盛り上がりに欠け、主役の勝利がカタルシスに繋がってこない。やっぱりこういう映画は「燃える」展開が命だよなぁ。でも、総合格闘技を軸にしたアクションは流石の迫力で、華麗さよりも痛さやリアルさに重点を置いた演出が凄く良い。ドニー・イェンってホントに動きのキレが半端じゃない。ヒロインのジン・ティエンも凄く可愛いくてよかったし、キョンシーのリメイクにも出演してた女優さんも相変わらず綺麗。この人、悲しげな困り顔させたら天下一品だと思う(笑)。映画としての完成度はかなり低いと言わざるを得ないけど、格闘アクションが好きな人なら一見の価値有り。ドニー・イェンは新スターウォーズのスピンオフへの出演が決まったし、今後の活躍も益々楽しみ。

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■百円の恋
2014年日本映画。日本公開は2014年12月20日。
監督:武正晴 出演:安藤サクラ/新井浩文

実家にひきこもり自堕落な毎日を送る32歳の一子(安藤サクラ)が突然一人暮らしを始めることになり、そこで偶然であった中年ボクサーを見て自分でもボクシングを始めるが、、、、というストーリーの自己再生と苦悩を描いたドラマ。あちこちで目にする高評価も納得の作品ガチ泣きでした。主演の安藤サクラさんがとにかく素晴らしくて、ラストどころか後半のトレーニングシーンで既に涙。近年の邦画の中では桐島に並ぶ傑作だと思う。あざと過ぎる演出やデフォルメし過ぎなキャラのくどさが多少鼻につくものの、主役の一子を演じる安藤サクラさんがそれら全てをねじ伏せる力強さなんだよね。最初は見てるだけで腹立つ自堕落なク○女がボクシングを初め、「一度くらい(人生に)勝ちたい!」と不恰好に頑張る姿が泣けるんだよなぁ。一子が泣きながら肉食べるシーンも泣けた。あと自分は一応ボクシング経験者なんだけど、シャドーでの安藤さんの左フックは俺より上手いと思いました(笑)。ホントに良い映画なので、ちょっと人生にくじけそうになってる女性やロッキーの一作目が好きな人には是非見て欲しい。

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■泣く男
2014年韓国映画。日本公開は2014年10月18日。
監督:イ・ジョンボム 出演:チャン・ドンゴン/キム・ミニ

マフィアに属する冷徹な殺し屋ゴン(チャン・ドンゴン)が誤って少女を殺してしまい、激しく動揺したゴンはその少女の母を殺す任務を遂行できなくなってしまうところから始まるハードなバイオレンス・クライムアクション。同監督の『アジョシ』が凄く良かったので見たんだけど、相変わらずアクション演出の切れ味は半端なハリウッド映画より上。肉弾戦、銃撃戦ともに素晴らしい演出で、作品の冒頭5分で既に圧倒される。ただ、ドラマ部分は『アジョシ』の方が好きかな。自分を残して自殺した母親へのゴンの強烈な感情と、ターゲット親子への想いとのリンクがどうにも分かりにくい為に感情移入し難くなってるのが残念。でもアクション描写は本当に凄いし、この手のバイオレンス・クライムアクションとしては一級品の完成度だと思う。自分は普段から韓国嫌いを公言してるけど、でも韓国の優れた映画やアーティストは昔からきちんと評価してるつもりだし、アクション映画に関しては残念ながら邦画は韓国映画の足の裏にも届かないくらいの差が付いてる思うんだよなぁ、、、、。今後もイ・ジョンボムの監督作は追い続けて行こうと思うけど、 彼はハリウッドに行って世界を相手に映画を作った方が良いと思う。

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■アジョシ
2010年韓国映画。日本公開は2011年9月17日。
監督:イ・ジョンボム 出演:ウォンビン/キム・セロン

ウォンビンが演じる近所のおじさん(アジョシ)が、誘拐された不憫な環境の少女を助けるべく巨大な犯罪組織に立ち向かう姿を、サスペンスタッチを織り交ぜたバイオレンスアクションを主軸に描いた作品。韓国版『レオン』との感想を良く目にするけど実際は韓国版『96時間』という印象で、使い古されたプロットながらも編集や演出のレベルが非常に高く緩急を付けたアクションシーン演出が本当に素晴らしいし、主役の男と孤独な少女の切なくなる心の交流も良い。キャスティングも良いし、個性豊かなキャラ立ても上手い。最後に一騎打ちする敵も、説明は皆無なのに様々なバックグラウンドを想像させるキャラクターになっていてカッコ良い。強いだけで無く悲しみを漂わせるウォンビンがとにかくカッコ良いし、高評判は知ってたけどまさかここまで傑作だとは思わなかった。アクション演出はハリウッド並みなのに、ハリウッドでは商業主義徹底の弊害で表現が難しい演出や展開も取り入れているのも韓国映画の強みかもね。これが監督二作目って恐ろしい監督だなぁ。こんなクオリティの映画を見てしまうと、今の韓国映画は邦画の数段上を言ってるという意見に頷かざるを得ないねぇ、、。若干、演出がウェット過ぎるのは気になるけど、この手のアクション映画としてはほとんど文句を付けるところの無い素晴らしい傑作だと思う。『ジョン・ウィック』『96時間』『イコライザー』みたいな、「舐めてた相手が実は殺人マシーンでした」系の映画が好きなら必見。激しくおススメ。




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