MILLION MIRRORS-blog-

自作のイラストや漫画、映画の感想等が中心です。

最近見た映画色々の感想・18

最近見た映画の中から一部作品の感想。
劇場で見た物とBDやDVDで見た物も混ざってます。


■テッド2
2015年アメリカ映画。日本公開は2015年8月28日。
監督:セス・マクファーレン 出演:マーク・ウォールバーグ/アマンダ・セイフライド

ある日、魂を宿し人間の様に生活する様になったテディベア「テッド」とその親友の巻き起こす騒動を描いた大ヒットコメディ映画の続編。今回は、結婚する事になったテッドが子作りを決意し奔走する話。予想以上に面白くて、続編で有りながら前作と同じくらい面白かった。前作同様に、外見は可愛いクマだけど中身はエロい中年親父であるテッドの下品極まりない素行と数々の映画のパロディシーンが満載で、びっくりする様な有名俳優がセルフパロディしながら登場したりも。作品中のコミコンシーンでは、様々な映画のキャラクター達の夢の対決乱れ撃ちで、日本が世界に誇る有名キャラクターもいくつか登場。個人的には「ゴラム」ネタが一番笑えた。言われてみれば確かに似てる(笑)。そして、セス・マクファーレン特有の「これ、笑って良いの?」と思わず躊躇してしまう様な倫理的に疑問を感じるネタも相変わらず満載(笑)。作中で重要な軸の一つになってる法廷シーンでは白人にとって耳の痛い「人権」「差別」「奴隷」などの問題を意外なシリアスさで扱っているものの、説教臭くならないバランスで描いているのも良かった。そしてやっぱり、アマンダ・セイフライドは可愛い。『タイム』の時の黒髪が一番だけど。前作が好きな人なら確実に楽しめる作品なので、かなりおススメ。エンドロール後にオマケが有るので席を立た無い様に注意。





■ビッグゲーム/大統領と少年ハンター
2014年フィンランド・イギリス・ドイツ合作映画。日本公開は2015年8月15日。
監督:ヤルマリ・ヘランダー 出演:サミュエル・L・ジャクソン/オンニ・トンミラ/レイ・スティーヴンソン

サミュエル・L・ジャクソン演じる大統領の乗った専用機「エアフォースワン」がミサイルで撃墜され山中で一人さ迷うことに。そこでテロリスト集団に命を狙われる中、山でハンティングの修行をしていた13歳の少年と出会い、協力しあいながらテロリスト集団と対峙して行く、、、という感じのストーリー。ヨーロッパコープらしい薄っぺらでチープなストーリーと穴だらけで酷い設定の乱れ撃ちに目を覆いたくなるものの、大統領を救う13歳の少年が見た目も言動も全く可愛くないのが良かった。おかげで最後は良い後味を残してくれるし、それなりに感動できるシーンも有る。サミュエル・L・ジャクソンが大統領役では流石に例の台詞を言えないだろうと思って見ていたら、誤魔化しながら半ば無理やり言ってて笑った(笑)。決して傑作や名作ではないものの、それなりに楽しめるアクション映画。

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■ミッションインポッシブル/ローグ・ネイション
2015年アメリカ映画。日本公開は2015年8月7日。
監督:クリストファー・マッカリー 出演:トム・クルーズ/ジェレミー・レナー/サイモン・ペッグ/レベッカ・ファーガソン

説明不要の大人気スパイアクションシリーズの第5弾。今回はトム・クルーズ演じるイーサン・ハントが所属するスパイ組織「IMF」が解体の危機に直面する中、謎の組織「シンジケート」を追う話。正直あまり期待はしてなかったんだけど、予想を遥かに上回る面白さで驚いた。シリーズの4作目ほど派手では無いものの「先回り」の応酬を軸に置いたシナリオは上手いし、巧妙な伏線や細かい演出も凄く良いので最後まで緊張感が持続する。シリーズ1作目の時の様な「チームによるスパイ物」色を濃くしつつ、3作目を上回る緊張感のあるシナリオになっていて、シリーズ最高傑作だと思う。脚本のクリストファー・マッカリーは『ユージュアル・サスペクツ』『オール・ユー・ニード・イズ・キル』の脚本を手がけた人なんだよね。良い腕してるわー。各キャラもしっかり個性立てされてて粋な台詞や笑える要素もほど良いサジ加減だし、紅一点のイルサを演じたレベッカ・ファーガソンも凄く良かった。過去シリーズを見て無くてもそれほど問題は無いので、広く多くの人におススメな作品。既に制作が決まってるシリーズ6作目も楽しみ。

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■ブラック・シー
2014年ドイツ・ロシア合作映画。日本公開は2015年8月15日。
監督:ケビン・マクドナルド 出演:ジュード・ロウ/スクート・マクネイリー

舞台は現代。突然会社から解雇されてしまったロビンソン(ジュード・ロウ)は、第2次大戦時に莫大な金塊を積んだまま海底に沈んだドイツのUボートを探す為に11人の荒くれ男達と共に潜水艦で向かうが、金塊を巡り内部争いが起こり始め、、、といった感じのストーリー。潜水艦物らしい閉鎖空間での緊張感の有る展開は良いし、演出も悪くない。でも、潜水艦内で起るアクシデントの軸になる人間関係や途中で判明する黒幕などの設定に連なるサスペンス要素が弱い上に人物描写も厚みに欠けるので、映画のどこにカタルシスを求めれば良いのか良く分からない映画になってしまっているのが残念。でも「潜水艦物にハズレなし」の範疇に収まる佳作では有ると思うので、予告を見て興味が沸いた人ならばおススメ。

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■ジュラシック・ワールド
2015年アメリカ映画。日本公開は2015年8月5日。
監督:コリン・トレヴォロウ 出演:クリス・プラット/ブライス・ダラス・ハワード

リアルなVFXで恐竜を描き大人気だった「ジュラシック・パーク」シリーズの第4弾。ストーリーは一作目とほぼ同じで、20年前の大惨事から何も学ばなかったのか、また同じ様なミスを繰り返し恐竜に食べられそうになる皆さんの大騒ぎを描いた話。何から何まで流石の完成度で「面白い」以外の感想が出無い作品。後半の展開は上がるし、過去作ファンへのサービスも盛り沢山。でも個人的には物凄く良く出来た物凄くどうでも良い映画といった感じ。この手の作品なので設定やストーリーの細かい部分が穴だらけで酷いのは別に良いとしても、半年経ったら記憶に残るものが何も無い感じなんだよなぁ、、。「恐竜に食べられる」という人の死を、「道端で10円落としました。てへっ。」くらいの軽薄さで描いているだけでなく、意図して笑いを誘う様な演出をしているシーンが多いのも個人的には若干の嫌悪感が。まぁ一瞬の爽快感を楽しむ打ち上げ花火の様なアトラクション型映画としては最高の完成度の作品なので、暇な時間に映画を見てちょっと楽しみたいという程度で望むならおススメの作品。

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■進撃の巨人/ATTACK ON TITAN
2015年日本映画。日本公開は2015年8月1日。
監督:樋口真嗣 脚本:町山智浩 出演:三浦春馬/長谷川博己/水原希子

諫山創さんによる同名の大人気漫画を実写映画化した作品。賛否両論で批判してる人の方が多い様だけど、個人的には予想以上に面白かった。説明台詞を極力排除し、物語の流れの中でキャラ同士の相関関係や世界説明を見せて行く脚本が良い。原作の大胆なアレンジも全編を見た限りでは上手く行っている印象で、原作から選んで抽出している「進撃」らしさの表現も悪くない。ただ、演出の一部に間の悪さやカメラ位置の不味さを感じるし、コメディタッチの描写が物凄く邪魔。音楽の使い方も下手だし、色々とクオリティの低さを感じてしまうのは否めない。説明台詞が少ないのは良いけど、「記号的」で大袈裟な説明演技が多いのもガックリくる部分。やっぱり樋口真嗣さんって特撮は良いけど、人間描写は下手だよなぁ、、、。まぁでもこの予算レベルで考えればホラータッチの怪獣映画として十分楽しめる作品だし、『Rigor Mortis』みたいな作品が好きなら楽しめると思う。原作の再現フィルムで無ければ許せない人は見ないほうが良いけど(笑)。まぁ後編を見てみないとまだなんとも言えないので、後編も劇場へ行くつもり。

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■人生スイッチ
2014年、アルゼンチン/スペイン映画。日本公開は2015年7月25日。
監督:ダミアン・ジフロン 出演:リカルド・ダリン/オスカル・マルティネス/レオナルド・スバラーリャ

アカデミー外国語映画賞ノミネートのアルゼンチン映画。様々な「偶然」「復讐」を描いた6つの短編集。あまり期待してなかったんだけど、シュールでブラックなジョークが笑える作品で物凄く良かった。2015年に見た映画の中なら個人的ベスト10に入る作品。個人的にはエンストの話が凄く面白くて、喧嘩のシーンの馬鹿馬鹿しさが最高。 こんなに馬鹿馬鹿しい喧嘩のシーンって、他には『ゼイリブ』の路上ファイトくらいしか思い浮かばない(笑)。ミニシアター系の映画や、クスっと笑える様なシュールな映画が好きな人にはおススメ。面白い





■バケモノの子
2015年日本映画。日本公開は2015年7月11日。
監督:細田守 出演:役所広司/宮崎あおい/染谷将太

『サマーウォーズ』『時をかける少女』『おおかみこどもの雨と雪』で人気の細田守監督の最新作。渋谷の街と繋がっているバケモノの世界「渋天街」に迷い込んだ少年と、渋天街で上手く生きられていないバケモノ「熊徹」の交流と成長を描いた長編アニメーション。主役二人の心境や状況を解説させる為に複数用意された狂言回し的キャラ達の解説台詞が前に出過ぎてて興ざめ。前作『おおかみこどもの雨と雪』は素晴らしかったのに、今回は呆れる程に説明台詞満載でびっくりしてしまった程。前半の展開は悪くないものの後半になると色々とまずい部分が目立ち出す上に、クライマックスの説明台詞は酷すぎて心底ガックリ。また、作品全体の様々なシークエンス全てに寸止め感が有ると言うか、詰め込み過ぎてる為に一つ一つが薄っぺらで、まるでピクサー映画から厚みを削いだ作品の様。ヒロインの存在にも意味をあまり感じないし、パッケージが綺麗なだけで心に響かない作品になっていて自分は駄目だわ、、、、。なんだろうなぁ、、、悪い言い方をすると、広く一般に媚ようとして失敗してしまってる感じ。ちなみに自分は、『おおかみこどもの雨と雪』は大好きだし、あれは傑作だと思っています。それだけに残念。

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■チャイルド44
2014年アメリカ映画。日本公開は2015年7月3日。
監督:ダニエル・エスピノーサ 出演:トム・ハーディ/ゲイリー・オールドマン/ノオミ・ラパス/ジョエル・キナマン

舞台は1953年。スターリン独裁政権下のソ連で起きた連続猟奇殺人を追うエリート捜査官レオ(トム・ハーディ)が、「理想世界であるソ連に犯罪は無い」との政府の圧力と対峙していくことになる様を描いたサスペンス・スリラー。でも、映画の建前はサスペンス・スリラーながらもサスペンス要素は薄く、その実は重厚な人間ドラマ。寡黙な男を演じさせたらピカイチな主演のトム・ハーディは相変わらず良いんだけど、悪役のジョエル・キナマンが凄く良い。ロボコップやL・ニーソンの息子を演じていた時とは格段の良さ。 序盤は単なるミスリードに見えるエピソードや人物描写が徐々にリンクしていく様も上手いし、ゲイリー・オールドマン、ヴァンサン・カッセル、ジェイソン・クラーク、という豪華キャストも皆良かった。ただ、描いている物の重さに演出力が若干追いついていない印象を受けるのが残念。制作リドリー・スコットの用意した分厚さに、監督の力量がいまひとつ応え切れてない感じ。でもこの手のサスペンス好きなら間違いなく楽しめる作品。

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■ウォーリアー
2011年アメリカ映画。日本未公開。
監督:ギャヴィン・オコナー 出演:トム・ハーディ/ジョエル・エドガートン/ニック・ノルティ

トム・ハーディの最高傑作との評が多い作品なのになぜか日本未公開で、2015年8月4日にやっとソフト化された作品。
傷を負った心を閉ざした弟(トム・ハーディ)と、妻と娘を救う為に格闘技へ復帰する兄(ジョエル・エドガートン)が総合格闘技の同じトーナメントに参加し優勝を争う物語。三人の不器用な男の衝突と和解を描いた感動ドラマで、全米が泣かなくても俺は泣くわ!ってレベル。ラシャド・エヴァンス等、MMA選手も出演。不器用で実直な弟役を演じているトム・ハーディが凄く良いけど、二人の父を演じたック・ノルティがさらに素晴らしい。3回くらい泣いた。ラストの試合は嗚咽レベル。涙で試合が良く見えなくなるレベルでした(笑)。余談だけど、主役2人の所属するジム関係者としてフランク・グリロ(クロスボーン役)とマキシミリアーノ・ヘルナンデス(ウィンターソルジャーで正体バレた眼鏡ハゲ)が登場するので、「ハイドラのジム?」とか思った(笑)。「男泣き」してしまうタイプの格闘技物が好きな人には是非是非見て欲しい傑作。格闘技が好きな人は見ないと島流しの刑。






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