MILLION MIRRORS-blog-

自作のイラストや漫画、映画の感想等が中心です。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

最近見た映画色々の感想・17

最近見た映画の中から一部作品の感想。
劇場で見た物とBDやDVDで見た物も混ざってます。


■バトルヒート
2014年タイ映画。日本公開は2015年7月25日。
監督:エカチャイ・ウアクロンタム 出演:ドルフ・ラングレン/トニー・ジャー/ピーター・ウェラー/ロン・パールマン

原題は「Skin Trade」。今も東南アジア等で問題になっている人身売買を追う刑事達を描いたアクション映画。この手のB級アクション映画としては脚本は悪く無いものの、カット割りや編集が下手で主演2人の凄さを生かしきれてない。本当に動けるトニー・ジャーを使ってるのに、ハリウッドの流行を真似して無駄に細かいカット割りをしてるのが勿体無い上に、カットの繋ぎが下手で迫力を削いでしまってる。自在に動けるトニー・ジャーを使っておきながら、見せ方が2次元的なのもセンスに欠ける。『ジョン・ウィック』の様に、ひとつひとつのアクションシークエンスをやや引きの絵で流れをそのまま見せれば良いのになぁ。編集も下手で、時々妙な間が有って気になる。でもドルフ・ラングレンとトニー・ジャーの対決シーンや、ドルフ・ラングレンの哀愁漂う泣かせるラストは良かった。あの少女のシーンは不意打ちで泣かせに来るので反則だわ(笑)。ドルフ・ラングレンはこれで、スタローン、ヴァンダム、J・リー、T・ジャーと戦った男になるのか。凄い。次はドニー・イェンが良いな。




■ターミネーター/ジェニシス
2015年アメリカ映画。日本公開は2015年7月10日。
監督:アラン・テイラー 出演:アーノルド・シュワルツェネッガー/エミリア・クラーク/ジェイソン・クラーク/ジェイ・コートニー

説明不要の大メジャータイトルの5作目で、今回は『ターミネーター』シリーズのリブート作としてシュワルツェネッガーが復帰していることで話題に。物語の基本軸はタイムトラベルによる歴史改変で細かい矛盾を突っ込むときりが無いものの、基本的にはエイブラムス版スタートレック一作目の様に過去作を「あった事」とした上でリセットする脚本が良く練られてる。かなり無理やりな設定だけど、この手の映画としては頑張ってる方だと思う。でも後半は「時間軸から外れた存在」「タイムトラベル」等の設定を生かさず力押し一辺倒になってて残念だし、ジョン・コナーの設定も雑。この辺りはまぁ、「分かりやすく爽快に」が大正義なハリウッドアクション映画の限界でも有るので仕方ないんだけど、アクションの演出自体も凡庸で新鮮な驚きや感動が全く無いのも痛い。前半90点・後半60点という感じで、ターミネーターの一作目の冒頭の再現シーンから今のキャラ達が絡んでいく前半のくだりは凄く良いし、若シュワvs老シュワのバトルシーンは燃える。 若シュワは本当によく再現されてて、どう見ても昔の本人にしか見えないのが凄いんだよなぁ。一作目を見返したくなる(笑)。正直、SFアクション大作としては「ギリギリ及第点」レベルの作品ではあるけど、シリーズ一作目&二作目が好きな人は楽しめると思う。 老シュワの登場と同時に「ででんでんででん!」ってテーマ曲が流れるだけで燃えるし(笑)。

Terminator_Genisys-Arnold_Schwarzenegger.jpg


■アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
2015年アメリカ映画。日本公開は2015年7月4日。
監督:ジョス・ウェドン 出演:ロバート・ダウニー・Jr/クリス・ヘムズワース/マーク・ラファロ/クリス・エヴァンス/スカーレット・ヨハンソン/ジェレミー・レナー

今や飛ぶ鳥を落とす勢いのマーベル映画の中で、マーベルユニバースのヒーロー達が一堂に会した大ヒット作『アベンジャーズ』の続編。アイアンマン3.5であると同時にシビル・ウォー序章という感じの物語りで、ストーリーの整合性や説得力なんてどうでも良くなる面子の揃い踏みのカッコ良さに痺れる141分。冒頭からすでにキャップとスタークがギスギスしてて笑った(笑)。「結局、諸悪の根源はコイツらアベンジャーズなのになんで愛だの正義だのヒーロー面してんの?アホなの?」とかいう批評をよく目にするけど、アベンジャーズらのミスをこの作品は肯定してないし、「愛と正義の為に戦うヒーロー達」とか煽ってるのはいつもの様に日本独自の広告だけです(笑)。今回、アベンジャーズの面々は自分達のミスで危機を招いてしまい、そしてそれを回避する為にひたすら目の前の障害と戦ってるだけで、彼らの考える「正義」が清く正しい物だなんて言ってないのは見てりゃわかんだけどなぁ。トニー・スタークの考える「正義」の形であるアイアン・レギオンが一般市民から物を投げつけられてるシーンとか見てないのかねぇ、、。物を投げつけられて壊れたアイアン・レギオンの顔が、最大の脅威であるウルトロンの一号機の顔になってるのが今作の象徴。今回の大騒動はあくまで彼らの利己的な行動の結果の悲劇であって、そしてそれは現アベンジャーズの離散を招き、次の『シビル・ウォー』での「自称ヒーロー達を野放しにするのは危険」との世論から始まるヒーロー対決への流れとして意図して作られてる展開なのは言うまでも無い。色々と大味ではあるけど、シリーズ全体の構成を緻密に考えて丁寧に伏線を散りばめてある作品だと思う。アイアンマンとキャプテン・アメリカが正面衝突する『シビル・ウォー』(キャプテン・アメリカ3)が待ち遠しい。

Avengers-Age_of_Ultron.jpg


■バトルフィールド
2014年イギリス映画。日本公開は2015年6月27日。
監督:ジム・ウィードン 出演: スタンリー・ウェバー/エド・スクライン

舞台は西暦1066年のイングランド。ウィリアムにより制圧されたイングランドを舞台に、デュラント卿の圧政に苦しんでいた農民達の前に現れた放浪者が兵士たち倒すところから、農民達とデュラント卿の軍勢との戦いが始まってく物語。数十人の村民vs数百人の兵士のバトルは燃えるけど、監督のビジュアルイメージに予算と演出技術が追いついていないのが残念。カット割りも編集も未熟。引きの絵は悪くないけど、アクション等の接写でのカット割りがチャカチャカと細かいだけで何してるのか分かり難いし、演出意図と実際に画面から受ける印象に隔たりが有り過ぎる。でもMV出身らしいソリッドな映像と美術は良いしこれが初監督らしいので、今後の作品も見てみたい。少し紀里谷監督に似た物を感じる監督さんかも。




■悪党に粛清を
2015年デンマーク/イギリス/南アフリカ映画。日本公開は2015年6月27日。
監督:クリスチャン・レヴリング 出演:マッツ・ミケルセン/ジェフリー・ディーン・モーガン/エヴァ・グリーン

1870年代のアメリカを舞台に描かれるデンマーク産の西部劇で、デンマークからアメリカへとやって来た元兵士のジョン(マッツ・ミケルセン)が、町を牛耳るデラルー大佐(ジェフリー・ディーン・モーガン)と対決していく漢臭い物語り。復讐劇を中心に据えた王道ウエスタンで、演出等も基本通り丁寧に作られた作品。俳優陣が皆渋くて凄みが有り、乾いた大地に良く似合う。これは制作の話を聞いた時からずっと楽しみに待ってた作品なんだけど、自分の様にマッツ・ミケルセンやジェフリー・ディーン・モーガンが好きな人は一見の価値有り。あと、作品中で一言も喋らないエヴァ・グリーンもよかったし、主役の親友も男臭くてカッコ良いんだよなぁ。自分の好きな俳優二人が対決するってだけで満足だったんだけど、ジェフリー・ディーン・モーガンはやっぱり激しくカッコ良かった。もっと映画に出演しまくって欲しい。

The Salvation


■マッドマックス/怒りのデス・ロード
2015年オーストラリア映画。日本公開は2015年6月20日。
監督:ジョージ・ミラー 出演:トム・ハーディ/シャーリーズ・セロン/ニコラス・ホルト

メル・ギブソン主演で3作が製作されたアクション・シリーズの30年ぶりの新作。水や資源の枯渇した未来を舞台に、独裁者ジョーの軍団と流れ者マックスの戦いを描いたシンプルな物語。度重なる追加撮影と公開延期のニュースを聞くたびに心配してた作品なんだけど、まさかこんな大傑作に仕上がってるとは思わなかった。緻密な計算で完成された最高の「馬鹿映画」(褒め言葉)で、非の打ち所の無い完成度緻密な演出と練り込まれたキャラ造形、無駄の無い脚本に説明台詞皆無で異様な世界観に引きずり込んでしまう構成の上手さが驚異的で、作品中のマックスの微妙な立ち位置とその変化のさせかたも上手い。物として扱われていた男がアイデンティティを取り戻して行く様や、「何ものかに認められたい」と切望してた男が自己の有り方に目覚めて行く姿など、各キャラごとにきっちりとドラマを描きつつも無駄に言葉で説明せずに、あくまで「アクション」の中で見せて行くのが素晴らしい。 ここまで完成度の高いアクション映画に滅多に出会えるもんじゃ無いし、この手の馬鹿映画(褒め言葉)では史上最高ではないかと思う程。 アクション演出も極力CGに頼らずに見せていて、車への悪党達の襲撃方法が創意工夫し過ぎだろ!って笑ってしまった(笑)。気になったのは字幕の意訳くらいで、タイトルが入るまでの5分だけでもこの映画が並じゃないって分かるのが凄い。明らかに若干早回しして見せてるのも、わざとそうしてるんだろうなぁ。最初の5分で異様な世界観と映画のカラーを完璧に分からせててホントに巧いと思う。まだ5回しか見てないけど、何度見てもフィリオサの「remember me?」のシーンが痺れるし、「max.my name is max.That's my name」で泣きそうになる。群れから逸れた者が外で自分を取り戻して帰ってくる話と見れば、確かに同じ監督の『ベイブ』『ハッピーフィート』と同じ話だね。実質の主役はフュリオサだし。アクション映画が好きなら絶対に絶対に劇場で見ましょう。映画好きを自称してるのにこの作品をDVDで済ます人はグーで殴ります。「アクション映画」という括りの中でなら、10年に一本出会えるかどうかっていうレベルの大傑作ですよ!

mad-max-3.jpg


■トゥモローランド
2015年アメリカ映画。日本公開は2015年6月6日
監督:ブラッド・バード 出演:ジョージ・クルーニー/ブリット・ロバートソン/ラフィー・キャシディ

『アイアン・ジャイアント』『Mr.インクレディブル』『ミッションインポッシブル/ゴースト・プロトコル』等、監督する作品全てが超クオリティという驚異的な監督ブラッド・バードの最新作で、人類の命運を左右する事になったヒロインが「トゥモローランド」の謎に踏み込んでいくSF冒険活劇。全てのクオリティが高レベルでパッケージされたディズニーらしい作品で、ストーリー骨子は雑ながらレトロフューチャー感満載の未来世界のガジェットは楽しいしシンプルに前向きなメッセージも心地良い。 作品中に出てくる「秘密結社プルスウルトラ」って、まるっきりのフィクションって分けでも無いんだね。同様に作中で語られるニコラ・ステラのフリーエネルギーも調べてるとなかなか面白い。表面上はいかにもディズニーな夢物語ながら、こっそりこういうテーマを仕込んでる所も良い。宇○丸さんの『トゥモローランド』評で「選ばれた一部の天才が世界を決める話か。選ばれない人間はどうすんだ。選民思想か」って批判してたけど、ヒロインは特別な天才では無かったし彼女が選ばれた理由はひたすら「前を向いてる」からなんだけどなぁ。「前を向いて世界を変えて行こうぜ」って話だよね。事の始まりが数人の天才だったというだけで、後に集うことになる人たちは天才だけという分けではないし。「前を向いてる同士を探す」行為を選民思想だと言えば、そりゃそう言えなくもないけど、それはいくら何でもひねくれ過ぎでしょ(笑)。ブラッド・バードの過去作品が好きな人なら楽しめると思う。

00.jpg


■ラン・オールナイト
2015年アメリカ映画。日本公開は2015年5月16日
監督:ジャウマ・コレット=セラ 出演:リーアム・ニーソン/ジョエル・キナマン/エド・ハリス/ニック・ノルティ

最近すっかり定番になったリーアム・ニーソンの「怒ると怖い親父」系最新作。今回は息子を守る為に親友でもあるマフィアのボスを敵に回し激闘する逃亡劇。ジャウマ・コレット=セラ監督&リーアム・ニーソン主演コンビによる三作目で、前2作の『アンノウン』『フライト・ゲーム』と違いシンプルな物語りながら、演出が良いので最後まで飽きずに見れるアクション佳作 。リーアムの哀愁漂う雰囲気が良くて、ラスト間際は胸が熱くなる。「最大の親友でありながら最大の敵」になってしまうマフィアのボスを演じたエド・ハリスも良い。新ロボコップのジョエル・キナマンはちょっと線が細いんだよなぁ。ニック・ノルティが突然出て来たのにはびっくり(笑)。同時期に公開のリーアム・ニーソン主演の『誘拐の掟』よりは数段面白かった。

Run All Nigh


■クレイジー・ドライブ
2014年アメリカ映画。日本未公開。
監督:ジョー・カーナハン 出演:パトリック・ウィルソン/クリス・パイン/ジェシカ・アルバ

ハリウッドで俳優を目指しながらリムジン運転手をしていたストレッチ(パトリック・ウィルソン)が、ギャングからの借金を深夜12時まで返済しなければ命はないという電話を受け様々なトラブルに巻き込まれていくコメディタッチのアクション映画。原題は『Stretch』。面白かった。大好きな映画『スモーキンエース』のJ・カーナハン監督が低予算で撮った映画で、N・リーダース、R・リオッタ、D・ハッセルホフ他、ハリウッドスターが本人役で登場してるんだけど、クリス・パインの変人役が強烈で笑える。こんな低予算映画で変人役を引き受けるなんて、クリス・パインは見た目通りのナイスガイなんだろうね。ジョー・カーナハンは、『Aチーム』『グレイ』みたいな大作似合わないので、今後もこういう小粒でシャレた作品を撮って欲しい。同監督の『スモーキンエース』や『ナーク』は最高です。

Stretch.jpg


■ヒックとドラゴン2
監督:ディーン・デュボア 出演:ジェイ・バルシェル
2014年アメリカ映画。日本ではなぜか未公開で、DVDが2015年7月3日発売。

2010年に公開された大ヒットフルCGアニメの続編で、バイキングの少年ヒックとドラゴンの交流と冒険を描いた作品。もう「娯楽映画」のお手本の様な作品で、ピクサーやディズニーの作品が好きな人ならば間違いなく楽しめる一本。完璧な終わり方だった前作からどう話を広げるのかと思ってたら、家族や仲間との絆の話を軸に描いてて凄く良かった。ただ若干残念なのは悪役の描き方かな。暴力に対してそれを上回る暴力を持って挑むのでは無く、ヒックの「分かり合えないと思われている相手とも心を通じさせる事が出来る」所を最後まで武器にして欲しかった。男女年齢を問わず楽しめる作品なので、広く多くの人におススメ。

dg.jpg


最近見た映画色々の感想・16
最近見た映画色々の感想・15
最近見た映画色々の感想・14
最近見た映画色々の感想・13
最近見た映画色々の感想・12
最近見た映画色々の感想・11
最近見た映画色々の感想・10
最近見た映画色々の感想・9
最近見た映画色々の感想・8
最近見た映画色々の感想・7
最近見た映画色々の感想・6
最近見た映画色々の感想・5
最近見た映画色々の感想・4
最近見た映画色々の感想・Ⅲ
最近見た映画色々の感想・Ⅱ
最近見た映画色々の感想
最近見た映画の感想色々

2014年公開の映画BEST10
2013年上半期公開映画ベスト10
2012年公開映画ベスト20
NASAが選んだベストSF映画

- 0 Comments

Leave a comment

You may also like

Category: スポンサー広告

You may also like

Category: 映画
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。