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自作のイラストや漫画、映画の感想等が中心です。

2014年公開の映画BEST10

2014年に日本で公開された映画の個人的ベスト10です。
今年観た映画は、劇場鑑賞とBDやDVDで観た物を全て合わせると400~420本くらいかな。
その中の2014年度に日本公開された作品で、個人的に良かった感じた作品のベスト10です。中にはDVD化されてる物も多いので、興味の有る方は是非。
あ、まだベイマックスは見て無いです。観たらBEST・5に入りそうな気配。

念の為に言っておくと、「完成度が高いと思う作品」では無く、完全に個人的な「好きかどうか」でのセレクトなので「お前とは趣味合わねぇ!」と感じてらっしゃる方はスルーして下さい。
各作品の感想は折りたたみの追記内に。


■BEST10

ゴーン・ガール
GODZILLA
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
グランド・ブダペスト・ホテル
フューリー
クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
LEGO(R) ムービー
LIFE!
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
インター・ステラー


■次点
オール・ユー・ニード・イズ・キル
ラッシュ/プライドと友情
ローン・サバイバー


■ゴーン・ガール(2014アメリカ)
監督:デヴィッド・フィンチャー 出演:ベン・アフレック/ロザムンド・パイク
警察に失踪した妻の捜査依頼を出していた夫が実は犯人なのではないか?との疑惑が沸き起こる中、驚きの展開で真実を見せていくサスペンスホラー。予告を観たときはあまり期待して無かったんだけど、予想を遥かに上回る面白さ。前知識を予告編程度だけにして見に行くとかなり驚かされる展開を見せる作品で、物語の中盤で事件の真相が解明され、そこから真のテーマが描かれていく。個人的には、ここ数年デヴィッド・フィンチャーがつまんない監督になって来たなぁ、、とか思ってたんだけど同監督のセブンやゾディアックより怖さを感じる作品で、すっかり彼を見直しました。彼の最高傑作だと思うし、もうほとんど完璧な映画になっていて、特に演出の上手さはとんでも無いレベルに。描かれている内容自体は凄く怖い映画だけど、色々とブラックな笑い所が満載なのも面白かった。カニバサミの○○シーンとか物凄くショッキングで怖いけど同時に笑えちゃうんだよなぁ。ストレートなのだと、冒頭で「アゴがヴィラン(悪役)ぽい」とかいきなりベン・アフレックのケ○アゴをネタにしてるのが笑えた。一見すると、『ドラゴンタトゥーの女』の様に○性の○○の話だけど、でも実は「理想の妻」を演じながら理想の夫を求める女と、「理想の夫」を演じながら理想の妻を求める男の夫婦生活を描いたドぎついブラックジョーク映画とも言えるかも。強烈な妻を演じたロザムンド・パイクってワールズ・エンドのヒロインやってた人だ、、と思って調べたら、アウトロー、タイタン、サロゲート、DOOMとか、自分が観てる作品に結構出てた。でも印象に残って無かったんだよなぁ。ハリウッドの裾野の広さと層の厚さは凄いわ。映画好きを自称する人ならば必見の作品。凄いです、これ。


■GODZILLA(2014アメリカ)
個別感想


■キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014アメリカ)
監督:アンソニー・ルッソ 出演:クリス・エヴァンス/スカーレット・ヨハンソン/ セバスチャン・スタン/アンソニー・マッキー

今や大人気の『アベンジャーズ』シリーズの中心人物キャプテン・アメリカの活躍を描いた「キャプテン・アメリカ」の続編。アベンジャーズで描かれた事件の二年後を描いており、「マーベル映画の最高傑作」と評されている作品。実際に鑑賞してみると、その噂が嘘では無いことを実感できる素晴らしく完成度の高いアクション映画。同じアベンジャーズの登場人物であるハルクやソーらの超人っぷりとは違い「普通の人間より少し強いだけ」というキャプテンのアクションをカッコよく魅せる事を見事に成し遂げている演出の数々が素晴らしく、盾を使ったアクションやナイフさばきなどの細かい動きがイチイチかっこ良くて痺れる。原作だと後にキャプテン・アメリカになる「ウィンター・ソルジャー」ことバッキーの描写も凄まじくカッコ良く、『アベンジャーズ』シリーズを見た事が無くともアクション映画が好きならばおススメの一本。

そしてこの作品の凄い所は、単純に楽しめるヒーローアクション映画として素晴らしい完成度でありながら、その実はかなりシビアなポリティカルサスペンスでも有る事。「アメリカの正義」を信じるキャプテンの前に立ちはだかる男を演じたロバート・レッドフォードが語っている時、背後に意味有り気に映っているビルは歴史に残る政治スキャンダル「ウォーターゲート事件」の舞台になった場所。そして、「ウォーターゲート事件」を暴く映画で主役を演じていたのはロバート・レッドフォード。
さらに「ウィンターソルジャー集会」とは、ベトナム戦争でアメリカがいかに非道なことをしていたかをカミングアウトする兵士たちの集いの名前だったのだそうで。また、劇中で描かれる市民の監視システムとドローンによる攻撃は実際に今アメリカでオバマ政権が行っている事で有り、一般的には「アメリカ万歳の極右バカヒーロー」とバカにされる「キャプテン・アメリカ」で、アメリカの正義を真っ向から批判した作品なんですよねぇ。
さらに、ハイドラとシールズの関係性の描写は、そのまま「ナチスの成果の上にアメリカの技術が有る」とか「ユダヤ系がアメリカを裏から支配してる」等、アメリカにとって最大のタブーにも踏み込んでたりするし、こういう懐の深さが、「ハリウッド映画なんてw」と馬鹿にするだけでは終われない凄い所。

そして、次回作『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』では「正義」の捉え方が異なるアイアンマンと激突し、原作通りの展開ならキャプテンは…。
公開が楽しみです。


■グランド・ブダペスト・ホテル(2014イギリス/ドイツ)
監督:ウェス・アンダーソン 出演:レイフ・ファインズ/F・マーレイ・エイブラハム/エドワード・ノートン/エイドリアン・ブロディ/ウィレム・デフォー/ジュード・ロウ/ティルダ・スウィントン/ハーヴェイ・カイテル/ビル・マーレイ

ポップかつ軽快な演出で描かれるホテルの様々な日常の中に、過ぎ去った「ヨーロッパ」への愛惜を感じさせてくれる。
彩り鮮やかな美しい美術と凝ったデザイン、そしてシンメトリーな画面や高速移動を見せるカメラ等、演出や小物などの隅々までセンスと細かい気配りに満ち溢れていて凄い。コミカルなやりとりの中に散りばめられるキツい残酷表現の使い方もセンスが良く、音楽や台詞回しの全てが素晴らしい。豪華な出演陣も単なるアンサンブルに終わっておらず、皆それぞれ良い味を出していて良かった。ティルダ・スウィントンの老けメイクも完璧で、最初は彼女だと気付けなかった程。脚本、演出、映像、音楽、美術、演技、編集、その全ての完成度が高く、洗練されたテクニックで上質な「絵本」を魅せてくれる様な素敵な作品。ただ、あまりにも作家性が前面に出てる作品なので、合わない人はとことん駄目だと思う。


■フューリー(2014アメリカ)
監督:デヴィッド・エアー 出演:ブラッド・ピット/シャイア・ラブーフ/ローガン・ラーマン/マイケル・ペーニャ

1945年の連合軍vsドイツ軍の戦いを舞台に、ブラピ演じる「ウォーダディー」が車長を務める戦車「シャーマン」のクルー達の激闘を描いた戦争映画。戦車vs戦車をこんなにスリリングに描いた映画って他に無いと思う。映画評論家・町山智浩さんの話によると、主役のチーム5人に毎日殴りあいの喧嘩をさせてたらしいけど、映画開始10分でその話はきっと本当なんだろうなと思わせる雰囲気が漂ってて笑いました。弾込め役(?)のトラビスのやさくれっぷりが凄く良かった。問題児シャイア・ラブーフ君もなかなかの熱演っぷり。

「町山智浩が戦争映画「フューリー」を解説」


死んだ女性に駆け寄ったノーマンを連れ戻しに行ったのが、彼を一番馬鹿にしてたラビスだったのは良いシーンだった。安っぽい映画だと、あのシーンはブラピ演じるドンが駆け寄って悲しげな表情をさせるところ。扇情的な音楽の使い方をもう少し抑えてくれてれば完璧だった。これ観て「アメリカ万歳映画」とか言ってるのは頭が悪過ぎる。フューリーの徹底したリアリズムと男臭い描写に魅かれた人は、是非同じ監督の『エンド・オブ・ウォッチ』も観て欲しい。傑作です。



そういや、フューリーでもエンド・オブ・ウォッチでもマイケル・ペーニャは「仲間をかばって覆いかぶさる」だったな。元海兵隊員デビット・エアー監督の重要視する「男気」の一つなんだろうか(笑)。



■クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014日本)
監督:高橋渉 脚本:中島かずき 原作:臼井儀人

『クレヨンしんちゃん』劇場映画シリーズ22作目。ギックリ腰で腰を痛めた父ひろしがロボットにされてしまい、人間に戻るべく原因を探っていく中で、声高らかに強い父権の復活を叫ぶ『父ゆれ同盟』の陰謀に巻き込まれて行く、、といった話。劇場シリーズの中でも傑作と名高い『嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』に並ぶ作品だとの声が多かったのでBDで鑑賞。泣きました。個人的には、オトナ帝国>ロボとーちゃん>アッパレ戦国、くらいの感じ。父と息子、夫と妻、そういう家族の絆を描きつつも同時じに「男と男」の物語にもなっており、とにかく脚本が素晴らしい。無駄の無い流れる様な展開の中で子供向けのナンセンスギャグを連発しつつも、きっちりと深くて染みるテーマを描いてみせている作品。緩急のある演出も素晴らしいし、某タレントを声優で起用している事をパロディにした最後のロボネタの馬鹿っぷりと言ったらもう、、、悔しいけど声出して笑いました(笑)。最後の対決は両者共に本物のひろしだったからこそのあの結果なんだと思う。負けたのでは無く自身がロボだと悟ったのでも無く「身を引く事が家族にとって最良」と感じたからこその「父の」選択だったんだろうし。こんなの泣くに決まってるよw「クレヨンしんちゃん?w」なんて馬鹿にしてる人は一度是非観て欲しい。



■LEGO(R)ムービー(2014アメリカ)
監督:フィル・ロード/クリストファー・ミラー 出演:クリス・プラット/ウィル・フェレル/リーアム・ニーソン/モーガン・フリーマン

素晴らしい傑作。未見の方はとっとと鑑賞しましょう。誰もが知るおもちゃ「レゴ」で描かれた世界の中で繰り広げられる冒険を描いた作品で、砂煙や波に至るまで世界の全てをレゴで表現した映像が凄い。そして冒頭のわずかな時間で世界の全てを説明し、そのまま作品世界の中へ一気に入り込ませるスピード感のある演出が尋常じゃないセンス。「世界を滅ぼす兵器」の設定がユニークだな、、と思ってたら、実はその設定が終盤の驚きの展開にしっかりとリンクした設定になっており、設定や脚本の巧みさに驚きの連続でした。作品中には、バットマン、スーパーマン、グリーンランタン、ダンブルドア、ファルコン号etcetc、様々な映画のキャラクターが登場し笑わせてくれるのだけど、個人的にはクリストファー・ノーラン以降の「深刻な顔して暗い話してりゃ深い映画だと言ってくれる」事を馬鹿にした様なバットマンの歌で大爆笑。自分もそういう風潮を「アホか」と思ってるので(笑)。そして、「創作とは何ぞや?」という所にまで踏み込んだテーマの描き方とそれに対する回答も素晴らしかったし、終盤の意外な展開では泣きました。フルCGアニメとしては、『トイ・ストーリー3』に匹敵するくらい素晴らしい作品。激しくおススメ。


■LIFE!(2014アメリカ)
監督:ベン・スティラー 出演:ベン・スティラー/クリステン・ウィグ/ショーン・ペン

ベン・スティラーが主演・製作・監督を兼任した素敵な感動作。空想世界の中での「凄い自分」に逃避してばかりだった中年男が、一念発起して挑んだ冒険の中から自分自身を取り戻して行く姿をユーモラスに描いており、冒険先の雄大な自然や「空想世界」の唐突なアクション描写も作品にメリハリを付けていて良かった。また、主役が憧れる冒険家を演じたショーン・ペンの存在感が圧倒的で、改めて彼の名優ぶりに驚かされる。最後にオチとして用意された「大冒険の果てに辿り着いた答え」の場所も良かったし、そこに居たるまでに用意された細かい複線の数々の処理の仕方も素晴らしい。

いや、ホントね、「自分探し」に海外に行ったって答えなんて無いんだよ。「答えを見つけた」って言う人は、もともと自分の中にあった答えを再確認してくるだけ。現実逃避を美化してんなよ?って感じ。、、、、、と自分は常々思ってたので、この作品で提示された「答え」の場所が凄く好き。文句の付け所の無い素敵な感動作。おススメ。


■ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014アメリカ)
監督:ジェームズ・ガン 出演:クリス・プラット/ゾーイ・サルダナ/デイヴ・バウティスタ

個人的にはジェームズ・ガンの前回の作品『スーパー!』があまり好きでは無かったのでそれほど期待して無かったんだけど、最高でした。制作の噂を聞いた時はグリーンランタンの二の舞だろうと思ってたけど(笑)。自分の中ではスターウォーズEP1~3はウ○コ映画なんだけど、それらには欠けていてEP4~6の中には有った良さがガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの中にきちんと有る感じ。あと、色々な物の描き方がウザくならない距離感で気持ち良かった。 登場人物では、実は一番バイオレンスな事やってて、だけど一番優しくて、そして表情が一番豊かだったグルートが好き。特に良かったのは音楽の使い方。カラっと明るく軽いトーンで王道ストーリーを描きつつ、登場人物のちょっと悲しい背景や心情を音楽で語って見せるのが凄く良い。なんでもかんでも台詞でダラダラ演説させてばかりの日本の脚本家さん達には見習って欲しい。台詞では「お前みたいな奴は信用するべきじゃないと上官に進言した。俺の言葉が間違いだったことを証明してみせろ」ってのがカッコ良すぎて痺れた。今までのマーベルヒーロー作品を見て無くても全く問題ないので、興味の有る方は是非。しかし、ゾーイ・サルダナは次の映画では何色になるんだろうか、、、、。


■インター・ステラー(2014アメリカ)
監督:クリストファー・ノーラン 出演:マシュー・マコノヒー/アン・ハサウェイ/ジェシカ・チャステイン

植物の枯渇や異常気象により人類が種として絶滅の危機に瀕している近未来、移住可能な星を探して宇宙探索に挑む宇宙船クルー達と、重力の方程式を解明しスペースコロニー建設を実現させるべく重力制御の研究に励む科学者達の姿を描いたSF大作。人類を超えた存在である「彼ら」の落とし所は面白いと思うし、量子力学etcの難しい設定を分かり易いエンタメ大作に仕上げてるのは流石の天才クリストファー・ノーラン。最近、ダークマターが解析できれば重力制御の鍵になるらしいってニュースも挙がってたし、作中で描かれる「重力は時間を超える」って話とか色々と面白い。時間・重力・空間の関係や、ブラックホールの果て、ワームホール、ダークマターetcの単語に興味を魅かれてしまう種類の人は必見の映画。映画史上に名を刻むSF超名作『2001年宇宙の旅』と80年代SFの傑作のひとつ『コンタクト』を組み合わせてアップデートした様な作品で、「近代科学のちょっと先」を描いてみせる世界感は、藤子・F・不二雄さんの描く「ちょっと不思議な世界」に通じる面白さを感じたりも。でも、近年のノーラン作品がいまいち好きになれない理由も自分の中ではっきりした感じ。彼の最近の作品って、しっかりした設定や面白いストーリーの軸は有るんだけど、そこに色々とギミックをくっ付けて仰々しく仕上げ、「大作ですよ」ってドヤ顔されてる感じがするんだよなぁ。ノーランって絶対、嫌味な性格してると思う(笑)。



■ 以下、次点作品。


■オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014アメリカ)
監督:ダグ・リーマン 出演:トム・クルーズ/エミリー・ブラント/ビル・パクストン

日本の小説家「桜坂洋」さんの同名作品をハリウッドで実写化した作品で、何度も同じ時間を繰り返し過ごす所謂「タイムループ」物。良くも悪くも「ハリウッドらしい」原作改編が行われており、より分かり易く爽快感のあるSFアクション映画に仕上がっている。ともすれば退屈になりがちなループ部分をスピーディに魅せてるのは流石で、原作とは違う進行を見せる後半のひと捻りも良かった。ただ、ループする理由をシンプルな物に変更してしまった為に原作では感じなかった整合性の無さやご都合主義な展開が眼についてしまうのが残念。原作には有った女兵士のリタが剣を使っている理由の説明や、戦場での「ジャパニーズティー」の話の件は入れて欲しかったが、細かい所を気にしなければタイムループ物としてかなりの完成度の作品。個人的にはトム・クルーズ主演作品の中でならベスト3に入るくらい面白いと思う。


■ラッシュ/プライドと友情(2014アメリカ)
監督:ロン・ハワード 出演:クリス・ヘムズワース/ダニエル・ブリュール

F1史上、「奇跡の年」と言われる1976年のF1ワールドグランプリを舞台に、二人の天才の衝突と友情を描いたドラマ。
わずか四十数年の短い生涯で400人以上の女性を抱いたと言われ、ハンサムで遊び人のジェームス・ハント。そんな彼とは対照的に冷静かつ物静かで、ルックスは「ネズミ」と小ばかにされるニキ・ラウダ。そして、酒を飲み練習走行中に寝てしまう様な大雑把な言動ながらも、直感と感性で勝利をもぎとるジェームス・ハント。走行中の音だけでマシンの挙動を分析し、ミリ単位でマシンの調整を指示してしまう理論派かつ堅実な職人肌のニキ・ラウダ。そんな何もかも対照的な二人が激突し、そして感動的な友情を見せる様を描いた重厚で熱いドラマ。これが実話だっていうのが凄いよなぁ、、、。ハントが死の淵から舞い戻ったニキに対して「火傷してハンサムになったぜ」って言うシーンでの、二人のあっさりとしながらも深くて熱いリスペクトを感じさせるやりとりがカッコ良過ぎて泣ける。熱い男の物語が好きな人は必見の一本。良いっすよ、ホント。


■ローン・サバイバー(2013アメリカ)
監督:ピーター・バーグ 出演:マーク・ウォールバーグ/テイラー・キッチュ/エリック・バナ

アメリカ海軍の最強特殊部隊『ネイビーシールズ』にとって史上最悪の戦闘だったと言われる「レッドウィング作戦」を描いた実話ベースの物語で、『ブラックホーク・ダウン』の舞台を山中に設定した様な物語。わずか4人のシールズ達が200人を超えるタリバン勢と戦う様を緊張感たっぷりに描いており、よく有る「最強アメリカ様万歳プロパガンダ映画」では無く、ネイビーシールズが徹底的に打ちのめされる様をリアリズム溢れる戦闘描写で描いている。崖を転げ落ちる描写の迫力と、それを見せる為の前後の演出の巧さに驚いた。実話の映画化だけに、本人達が登場するエンドロールは泣けるんだよなぁ、、。終盤の意外な展開で提示される「真の英雄とは?」というメッセージの見せ方も、押し付けがましくない距離感で好感が持てる。戦争映画やアクション映画が好きな方なら必見の一本。




■ワースト作品

■キカイダー REBOOT(2014日本)
監督:下山天 出演:入江甚儀/佐津川愛美/伴大介
酷かった。アクション表現は頑張ってるが、稚拙な脚本で描かれる三流メロドラマ部分が酷く、とってつけたようなテーマ性も「設定」だけで「話」が全く無い。ハカイダーの設定や登場の仕方も唐突かつ意味不明で、原作の改変にも首を傾げたくなる部分が多い。徹底的に原作に近付けるわけでも無く逆に弾けるわけでもない、どこに向けてアピールしたいのか全く不明な映画。これだけ酷いと興行的にも大失敗になるだろうし、これで石ノ森さんの傑作『キカイダー』は今後実写映画化される道が閉ざされるであろう事を考えると悲しくなって来る。『デビルマン』も最悪だったし、原作付きで金儲けしたいなら脚本を一般公募にしてしまったらどうだろうか。素人でももっとマシな話を書ける気がする。非常に残念。





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2 Comments

毒忍  

No title

ロボとーちゃんはなぁ、、、、

あの最後の勝負でドラム缶を持ち出すシーンで涙腺決壊してもうてなぁ、、、

事前のしんちゃんとの腕相撲>手加減>「男なら真剣勝負で!」

>本物ひろしに腕相撲挑む>決戦後に最後の・・・

って流れ、本当に見事としか言いようがないよねぇ




2015/01/01 (Thu) 01:01 | EDIT | REPLY |   

秋(管理人)  

No title

君の助言にしたがって、タオル用意してから見て正解だったよw
ドラム缶のシーンから涙腺崩壊は避けられないねw

脚本を手がけた中島さんって方、キルラキルってアニメとかグレンラガンってアニメでも脚本やってた方らしく、両方とも評価が高いので見てみるつもり。

こういう本当に上手い脚本家に、アニメや特撮だけでなく金かけた邦画の大作とかで脚本書いてもらえば良いのにねぇ。
邦画大作ってほとんどがテレビ局の出資だから、つまらんテレビドラマの脚本家ばっか使うんだよねぇ。

2015/01/01 (Thu) 11:28 | EDIT | REPLY |   

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Category: 映画