MILLION MIRRORS-blog-

自作のイラストや漫画、映画の感想等が中心です。

「キング・アーサー」

製作 ジェリー・ブラッカイマー
出演 クライヴ・オーエン/キーラ・ナイトレイ/ティル・シュヴァイガー /マッツ・ミケルセン


2004年公開アメリカ映画。
鑑賞したのはディレクターズカット版らしく126分。
有名な「アーサー王と円卓の騎士」物語には「モデルになった史実がある」とし、今に知られる英雄譚とは別の「アーサー王の物語」を描いた作品。


これ、確か興行的に失敗し、劇場公開時にもまるで話題にもならなかった作品でしたよね。
自分も、製作が脳味噌空っぽ大作映画の帝王ジェリー・ブラッカイマーって時点で当時の鑑賞リストから外れていた作品でした(笑)。
主演のクライヴ・オーエンも個人的には全く魅力を感じ無い役者の一人なので。
それを何故、DVDを購入してまで鑑賞する気になったかと言うと、、、。
この作品で円卓の騎士の一人トリスタンを演じているマッツ・ミケルセン目当てです。
あと、ティル・シヴァイガー。

数日前に劇場で観た「007/カジノ・ロワイヤル」が結構面白かったんだけど、そこで悪役「ル・シッフル」を演じてたマッツ・ミケルセンが良い味出しててカッコ良かったんです。
確かな演技力の片鱗も見えたし、是非他の出演作も見てみたいなと。
で、彼の出演作リストを検索してたら「キング・アーサー」の共演者名に大好きなドイツ映画「ノッキン・オン・ヘブンズドア」主演だったティル・シュヴァイガーの名前があったのでDVDを即注文しました。
980円で在庫あったし(笑)。


結果から先に言ってしまうと、「ジェリー・ブラッカイマーも時々面白い映画を作る」(自分や友人らの共通認識)の中の一本でした。
賛否両論の作品でどちらかと言うと酷評の多い作品みたいですけど、自分は結構好きです。

ヒロイックファンタジーにも爽快なアクション劇にも壮大な騎士物語にも美しい神話にも成っておらず、アーサーの描き方が薄いのに「円卓の騎士」達の掘り下げ方も今ひとつで群像劇にも成り得ていない。
流石はジェリー・ブラッカイマーって感じのストーリの薄さと大袈裟な音楽・演出は相変わらずだし、正直言って映画としてはイマイチな感じが否めないです。

でもね、漫画の「北斗の拳」で好きなキャラが死ぬシーンで泣いたり格闘技の試合で泣いたりする自分みたいな人間にはハマれる映画(笑)。
あれですよ、「キサマの男心を刺激する!」みたいな作品(笑)。

理屈やリアリティなんてどうでも良くて、200人の敵に対して8人の騎士が横一列に並んで立ち向かうシーンとか、仲間を助ける為に某円卓の騎士が斧一本を頼りに死んで行くシーンとか、大群同士の乱戦の中で敵のボスを発見したトリスタン(マッツ・ミケルセン)がゆっくりと剣を抜き、いかにも「剣の達人」って立ち振る舞いでボスに一騎打ちを挑んで行くシーンとか、問答無用で燃えてしまうんですよねぇ。
勝ち目の皆無な戦いに挑もうとするアーサーに対してランスロットが「これはローマの為の戦いか?アーサーの為の戦いか?」と言い寄るシーンとか(「俺の為」って台詞をアーサーの口から聞きたかったんだろうなぁ)、数千の大群に対して一人で立ち向かおうとするアーサーに「行かないでくれ!」って懇願するシーンも泣けた。

大群に追われ続けた円卓の騎士達が「もう逃げるのも疲れたな」と不敵に笑いながら道を引き返して戦いに行くことを決意するシーンや、約束の兵役を終えて祖国へ帰ろうとしてた円卓の騎士達が互いに顔を見合わせて苦笑した後、数千の大群に対し一人で対峙してたアーサーの援護の為に正装をして集まって来るシーンも泣けました。

そんな感じで、トリスタンとランスロットがカッコ良すぎて痺れまくり。
敵のボスやその息子(ティル・シュヴァイガー)もなかなか良い味出してたし、目当てのマッツ・ミケルセンは鬼カッコ良かったです。
今後もミケルセン出演映画を観倒して行く予定(笑)。

アーサー「俺の顔をよく覚えておけ。次見るのは死ぬときだ」
敵のボス「やっと殺すに値する男に出会えたみたいだ」

な~んていう漫画みたいな漢臭い台詞のやりとりを「カッコ良い、、」と思えてしまう自分と同類な方にはオススメの作品(笑)。

4 Comments

哀生龍  

>あれですよ、「キサマの男心を刺激する!」みたいな作品(笑)。
その通りです!
哀生龍も、ジェリー・ブラッカイマーの作品と言うことで見る前はかなり抵抗はあったのですが、大好きなイギリス男たち&コスプレを見るために、映画館へ・・・

>「もう逃げるのも疲れたな」と不敵に笑いながら
予想以上の“侠気”の色香漂う作品で、嬉しかったです♪
マッツとの出会いどころか、ティルのファンになったのもこの作品でした。
ついでに言えば、キンキーブーツの情けないあんちゃんを演じたジョエルも、この作品では男臭くてカッコイイ!
今にして思えば、哀生龍的オールスター・キャストな作品かも!

2007/01/17 (Wed) 12:33 | EDIT | REPLY |   

秋  

自分は男なんで「カッコ良い!」と感じてましたけど、確かにあれは女性には色気に感じるのも理解出来ます。
イケメン俳優が露出するのとは次元が違いますよね(笑)。

あ、あの男臭い役を演じてた彼がキンキー・ブーツですか。。。(笑)
劇場では見逃してしまった作品なので、来月のDVD化が凄く楽しみです。

2007/01/20 (Sat) 09:22 | EDIT | REPLY |   

哀生龍  

もう一言(笑)

ジョエルを見るのだったら・・・
「トエンティマン・ブラザーズ」が、かなりオススメです。
3人兄弟の犯罪者ですが、この兄弟の息のあったところは“バディ・ムービー”として楽しめましたよ。

それにしても、「キング・アーサー」の感想の中でキーラ・ナイトレイについて触れられていないのが、いかにも秋さんらしく感じられました(笑)
戦いのシーンも良いのですが、円卓のシーンも印象深かったです。空席ばかりが目立つ円卓に、戦いの長さと熾烈さを感じて(涙)

2007/01/20 (Sat) 19:35 | EDIT | REPLY |   

秋  

「トエンティマン・ブラザーズ」ですか、ありがとうございます。
チェックしてみますねー。

 >円卓のシーンも印象深かったです
確かにそうでしたね。
そこは自分は言われるまで気が付いてませんでした。
そういう彼らの背景の重みも、もうちょっと演出で描いて見せて欲しかったですね。

キーラ・ナイトレイは、、、、。
基本的に女優に興味が無いっていうのもあるんですが(ゲイではありません:笑)、演技が、、、、。
「ジャケット」では、まぁ、許容範囲内だったんですけど、それ以外は、、、、、ちょっと、、、、(笑)。
「ドミノ」もミッキー・ロークが出てなかったら絶対絶対観なかったし(笑)。

2007/01/21 (Sun) 12:48 | EDIT | REPLY |   

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Category: 映画