MILLION MIRRORS-blog-

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最近見た映画色々の感想・9

最近見た映画の中から一部作品の感想。
劇場で見た物とBDやDVDで見た物も混ざってます。


■アメイジング・スパイダーマン2
監督:マーク・ウェブ 出演:アンドリュー・ガーフィールド/エマ・ストーン/ジェイミー・フォックス/デイン・デハーン

今どきのアメコミ映画としては傑作の部類に入る完成度だと思うし、過去のサムライミ版と比較しても個人的には一番面白かった。でも興行的にはイマイチらしく、次回作の制作が2018年にまで延びてしまったのが非常に残念。スパイダーマンを演じたアンドリュー・ガーフィールドとその恋人グウェンを演じていたエマ・ストーンはプライベートでも実際に恋人同士なので、作品中のイチャイチャっぷりが半端無い事に(笑)。作品中のアンドリュー君の台詞「(可愛いから)鼻をこするの禁止」ってのはアドリブだったのだそうで、、、もう「こんにゃろー!!!」って言いたくなる野郎どもの気持ちが凄く分かる(笑)。摩天楼を飛び回るシーン以外でもスパイダーマンの立体的な動きを効果的かつ迫力満点に魅せる演出も素晴らしかったし、終盤に起る悲劇とそこからの復活エピソードも「市民に愛されるヒーロー」らしくて凄く良かった。ヒーロー物やアクションが好きなら必見。


■舟を編む(2013日本)
監督:石井裕也 出演:松田龍平/宮崎あおい/オダギリジョー

完成までに10~20年はかかるという「辞書」を作る為に情熱を注ぐ人達にスポットを当てた作品で、気の遠くなるような作業をやり遂げようとする登場人物達の熱意や絆を丁寧に描いている。優しく見守る様な温かい作風が心地よく、出演陣の演技も素晴らしい。松田龍平さん演じる不器用で真面目な主役のキャラが凄く魅力的で、彼の先輩(オダギリジョーさん)の見せる友情が泣かせるんだよなぁ、、、。作品の主な舞台になる主役の下宿先や編集部の温かい色調等の落ち着いた映像センスも良かったし、宮崎あおいさんの表情も素晴らしかった。褒める所しか思い浮かばない素敵な映画。おススメ。


■セブン・サイコパス(2012イギリス)
監督:マーティン・マクドナー 出演:コリン・ファレル/サム・ロックウェル/ウディ・ハレルソン/クリストファー・ウォーケン/オリガ・キュリレンコ/トム・ウェイツ

片っ端から「イカレ野郎」ばかりの登場人物達が巻き起こすトラブルを描いた作品で、製作中の噂を聞いて出演陣を知った時に感じた期待を裏切らない面白さ。中でもサム・ロックウェルのイカれっぷりが最高で、「映画を作る為に語るエピゾード」の数々が少しずつ現実とリンクしていく描写も面白い。ウディ・ハレルソンは相変わらずこういうトボけたキャラが凄く似合うし、コリン・ファレルの困り顔が「どんだけ八の字!」状態(笑)。クリストファー・ウォーケンも相変わらず素敵で、彼ほど笑顔が可愛い爺さんってなかなか居ないと思う。この出演陣に惹かれる人なら見て損は無い作品。


■ラストスタンド(2013アメリカ)
監督:キム・ジウン 出演:アーノルド・シュワルツェネッガー/フォレスト・ウィテカ―/ピーター・ストーメア

8~90年代に大人気だったシュワちゃんがスクリーンに本格復帰を果たした第一弾作品。劇場公開時に興行的に大沈没したのを知っていたので大して期待していなかったのだけど、テンポの良い展開と小気味良い演出が心地よく、万人が楽しめるアクション映画に仕上がっていて驚いた。現代を舞台に「西部劇」をやりたかったんだろうと思わせる演出が多々有ったが、多少強引ながらもそれを成立させている脚本や設定が巧い。シュワルツェネッガー映画とは思えない程、脇役達のキャラがそれぞれキチンとキャラ立ちしてるのが良いし、加齢のせいか以前より深みを感じさせる様になったシュワちゃんの表情も良かった。老いたとは言え「アーノルド・シュワルツェネッガー」はやっぱり絵になるねぇ。個人的に彼の主演映画で一番好きな『キング・オブ・デストロイヤー』のネタをやってくれただけでも大満足だけど、アクション映画としてきっちり仕上がってるなかなかの佳作。おススメ。


■キャプテンハーロック(2013日本)
監督:荒牧伸志 出演:小栗旬/三浦春馬/蒼井優

漫画家、松本零士さんの代表作の一つをフルCGアニメ化した作品で、個人的には凄く期待してたけど、、、、何だこりゃ、、、、。信念も哲学も感じさせず、ただ「カッコつけてるだけ」な魂の無いハーロックと、大義も正義も男気も感じさせないただの無差別殺戮集団にしか見えない部下達。アルカディア号の「自由」の旗の下に漢達が集まってるのが「キャプテンハーロック」なのに、「自分が過去に犯した過ちを消し去る為」だけに宇宙を彷徨ってる不死身のハーロックって何だよ、、、、何で彼がこんなに女々しいの?舐めてんですか?状況に流され続けコロコロと言動が変わる準主役と何の為に描かれたのか意味不明なトチローの扱いも酷いし、超SFの世界にも関わらず何でもかんでもホログラムで解決させちゃうし、、、子供の頃に「キャプテンハーロック」の漫画が大好きだった自分には怒りしか感じない作品。


■BUSHIDO MAN(2013日本)
監督:辻本貴則 出演:虎牙光揮/山口祥行/水野美紀

虎牙光揮さん演じる主人公が、クンフー、棒術、ヌンチャク、拳銃など、色々な武術の達人との一騎打ちを続けていく様を描いただけの作品だが、アクションを魅せる事だけに徹した潔さが気持ち良い。ヤクザとのドスを使った死闘がカッコ良かった。くだらないダジャレと死闘の合間に描かれる食事のシーンもアクセントになってて良いし、最初のエンドロールでは「これで終わるか!」と大爆笑した。でも最後が湿っぽくなってしまってるのだけは残念。ラストにバシッと切れの良い「アガる」終わり方をしてたら文句なしの快作だったのになぁ。


■バレット(2012アメリカ)
監督:ウォルター・ヒル 出演:シルヴェスター・スタローン/サン・カン/クリスチャン・スレイター/ジェイソン・モモア

『48時間』『レッドブル』『ストリート・オブ・ファイヤー』等、7~80年代に人気作を連発していたウォルター・ヒルが良くも悪くも昔のままのノリで描いたバイオレンスアクション。ストーリーはいたってシンプルかつ凡庸で、バディの設定は48時間とレッドブルを足した様な感じだし、ラストの一騎打ちはまんまストリート・オブ・ファイヤー(笑)。しかし、ハードボイルドな雰囲気が苦笑一歩手前のギリギリのラインでカッコ良く描かれてて楽しめるアクション映画になってると思う。『ラストスタンド』で復活を遂げたシュワちゃんが自らの老いを受け入れ、それを自虐ネタにすらして頑張っていたのと対照的にスタローンは今作で昔のままのマッチョなタフガイを演じており、やっぱり彼はこういう汗臭くて「俺の背中を見てくれよ!」と言わんばかりのナルシズム漂う映画が似合うなぁ、、と再確認。適役を演じたジェイソン・モモアが、暗黒クリス・ヘムズワースといった趣でカッコ良かった。


■ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994アメリカ)
監督:オリバー・ストーン 原案:クエンティン・タランティーノ 出演:ウディ・ハレルソン/ジュリエット・ルイス/ロバート・ダウニー・Jrト/ミー・リー・ジョーンズ/トム・サイズモア

主役のカップルであるミッキーとマロリーは衝動のままに52人も殺しておきながらメディアによってヒーローに祭り上げられ、そしてそんな彼らも最後は「数多くある」チャンネルの一つで扱われ消えて行く。凄惨な生い立ちを抱えている彼らの狂気を誰も理解しようとせず、社会は救いの手を差し伸べたりはしない。そこに群がるのは、権力と正義をふりかざし利己的な欲望を満たそうとする警官や「犯罪者」を見下し娯楽として扱おうとするメディアのアナウンサーら。政治や体制を批判する言動の多いオリバーストーンらしい作品で、暴力を娯楽として提供し続けるメディアと暴力の連鎖を生み出す土壌となっている現代社会を痛烈に批判した傑作。演出や脚本に色々と粗さも有るが、異様なまでのパワーで観客をねじ伏せてしまう作風は初期のタランティーノ作品に通じる物を感じる。ただ、歪んだ殺人鬼でしかない主役二人を見て「かっこ良い」と感じる人や、「暴力を肯定している作品だ」と感じてしまう人が居るであろう事がこの作品の最大の問題だと思う。皮肉の通じない人って居るからねぇ、、、、。


■永遠の0(2013日本)
監督:山崎貴 出演:岡田准一/三浦春馬/井上真央

第二次世界大戦時にゼロ戦を駆って戦場へ出ていた祖父がなぜ「卑怯者」と呼ばれていたのか?その事実を孫が追うというストーリーは良いし、現代に生き残った戦争経験者達の回想が徐々に組合わさって行き真実を見せる所へ集束していく構成も良い。また、VFXと岡田君の演技も良かったけど、それ以外は色々と酷い映画で、「はい、泣くとこですよ~」→「悲しげな音楽ひょろ~♪」という、大袈裟かつ下世話な扇情的演出で泣かせようとするシーンの垂れ流しが続く作品。そして、キャラが感情を大きく動かす時もいちいち大袈裟で過剰な演出。終盤には邦画定番の「キャラがテーマを大演説」開始。感動どころか、呆れるのを通り越して声出して笑ってしまった。個人的に山崎貴さんは好きな監督だし今後も頑張って欲しいと願っているのだけど、人間を描くのが下手な人だなぁ、、、と改めて実感。きっと、頭の中に有る「カッコいい絵」を形にする事に尽力するタイプなんだろうね。


■ファイティング・タイガー(2013中国・アメリカ)
監督:キアヌ・リーヴス 出演:タイガー・チェン/キアヌ・リーヴス

正式な放題は『キアヌ・リーブス ファイティング・タイガー』で、原題は「 Man of Tai Ch」。「Tai Chi」とは太極拳の事らしい。ストーリーは1970~1980年代のクンフー映画の様な、「師匠を守る為に頑張るべ!」な感じ。こういう映画なのでストーリーへの突っ込みは野暮だけど、腕ひしぎ逆十字に捕らえられた相手が気絶して試合が終わったりアームロックを決められた相手が下からわき腹への肘打ち一発で脱出したりとアクション描写も相当酷い。アクション・ディレクターは『マトリクス』シリーズのユエン・ウーピンだけど、もう彼の演出は時代遅れ感がヒシヒシと、、、。キックを当てた相手が吹っ飛ぶ瞬間に足をつかんで地面に叩き付けたり、マトリクスでもあった空中でスーパーマンポーズの激突とか、大昔に流行ったワイヤー丸出しのアクションが眠気を誘う。太極拳っぽいのは戦闘前の構えと決めポーズだけ。『ザ・レイド』で主演だったイコ・ウワイスの扱いもアレだし、、、これが初監督作品って、キアヌ何やっとんねん!って感じ(笑)。個人的には、ヒロインが物凄く可愛いかった事しか褒める所の無い作品。


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