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最近見た映画色々の感想・8

最近見た映画の中から一部作品の感想。
前半の5本は劇場で鑑賞した物で、後半の5本は自宅でDVDやBDで鑑賞した物です。


■オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014アメリカ)
監督:ダグ・リーマン 出演:トム・クルーズ/エミリー・ブラント/ビル・パクストン
日本の小説家「桜坂洋」さんの同名作品をハリウッドで実写化した作品で、何度も同じ時間を繰り返し過ごす所謂「タイムループ」物。良くも悪くも「ハリウッドらしい」原作改編が行われており、より分かり易く爽快感のあるSFアクション映画に仕上がっている。ともすれば退屈になりがちなループ部分をスピーディに魅せてるのは流石で、原作とは違う進行を見せる後半のひと捻りも良かった。ただ、ループする理由をシンプルな物に変更してしまった為に原作では感じなかった整合性の無さやご都合主義な展開が眼についてしまうのが残念。原作には有った女兵士のリタが剣を使っている理由の説明や、戦場での「ジャパニーズティー」の話の件は入れて欲しかったが、細かい所を気にしなければタイムループ物としてかなりの完成度の作品。個人的にはトム・クルーズ主演作品の中でならベスト3に入るくらい面白いと思う。


■グランド・ブダペスト・ホテル(2014イギリス/ドイツ)
監督:ウェス・アンダーソン 出演:レイフ・ファインズ/F・マーレイ・エイブラハム/エドワード・ノートン/エイドリアン・ブロディ/ウィレム・デフォー/ジュード・ロウ/ティルダ・スウィントン/ハーヴェイ・カイテル/ビル・マーレイ
ポップかつ軽快な演出で描かれるホテルの様々な日常の中に、過ぎ去った「ヨーロッパ」への愛惜を感じさせてくれる。彩り鮮やかな美しい美術と凝ったデザイン、そしてシンメトリーな画面や高速移動を見せるカメラ等、演出や小物などの隅々までセンスと細かい気配りに満ち溢れていて凄い。コミカルなやりとりの中に散りばめられるキツい残酷表現の使い方もセンスが良く、音楽や台詞回しの全てが素晴らしい。豪華な出演陣も単なるアンサンブルに終わっておらず、皆それぞれ良い味を出していて良かった。ティルダ・スウィントンの老けメイクも完璧で、最初は彼女だと気付けなかった程。脚本、演出、映像、音楽、美術、演技、編集、その全ての完成度が高く、洗練されたテクニックで上質な「絵本」を魅せてくれる様な素敵な作品。個人的に、現時点での2014年公開映画のベスト作品。


■トランセンデンス(2014アメリカ)
監督:ウォーリー・フィスター 出演:ジョニー・デップ/モーガン・フリーマン/ポール・ベタニー/キリアン・マーフィ
チーム・ノーランが関わってるとは信じられない程に退屈な映画で、ジョニー・デップ、キリアン・マーフィ、ポール・ベタニーといった個性的かつ魅力的な俳優陣の貴重なスケジュールを無駄に費やしてしまった駄作。映像のセンスや演出自体は悪く無いものの、2~30年前に流行ったテーマを何の捻りも無く描いた脚本が凡庸で、雑な心理描写と整合性の無いご都合主義過ぎる展開を見せる監督の演出も酷い。退屈でダラダラした前半とパンチの無いこけおどしアクション垂れ流しの後半にイライラさせられ、洋画としてはここ数年に映画館で見た作品中で一番酷い。優秀なスタッフと巨額の制作費が勿体無い。


■キカイダー REBOOT(2014日本)
監督:下山天 出演:入江甚儀/佐津川愛美/伴大介
酷かった。アクション表現は頑張ってるが、稚拙な脚本で描かれる三流メロドラマ部分が酷く、とってつけたようなテーマ性も「設定」だけで「話」が全く無い。ハカイダーの設定や登場の仕方も唐突かつ意味不明で、原作の改変にも首を傾げたくなる部分が多い。徹底的に原作に近付けるわけでも無く逆に弾けるわけでもない、どこに向けてアピールしたいのか全く不明な映画。これだけ酷いと興行的にも大失敗になるだろうし、これで石ノ森さんの傑作『キカイダー』は今後実写映画化される道が閉ざされるであろう事を考えると悲しくなって来る。『デビルマン』も最悪だったし、原作付きで金儲けしたいなら脚本を一般公募にしてしまったらどうだろうか。素人でももっとマシな話を書ける気がする。非常に残念。


■ラストベガス(2014アメリカ)
監督:ジョン・タートルトーブ 出演:マイケル・ダグラス/ロバート・デ・ニーロ/モーガン・フリーマン/ケヴィン・クライン
年老いた悪友4人組が最後の独身仲間の結婚をラスベガスで祝うのだが、そこで色々なトラブルを巻き起こしてしまうという、老人版『ハングオーバー』の様な物語。ただし、ハングオーバーほど破天荒な展開を見せるわけでは無くコメディ要素もかなり控え目で、4人の友情物語に主眼が置かれている作品。マイケル・ダグラス演じるビリーとロバート・デ・ニーロ演じるパディの確執と友情がなかなか感動的で、見終わった後に心地よい余韻を残してくれる作品。ただ、脚本にも演出にも、いまひとつパンチが足りないのが残念。


■ルーザーズ(2010アメリカ)
監督:シルヴァン・ホワイト 出演:ゾーイ・サルダナ/ジェフリー・ディーン・モーガン/クリス・エヴァンス/イドリス・エルバ/ジェイソン・パトリック
元はDCコミックスが原作。罠に嵌められた5人の特殊部隊員が「負け犬」として組織に立ち向かっていく様を描いた作品で、まんま『特攻野郎Aチーム』なノリの、ひたすら軽く明るいアクション映画。スタイリッシュかつ軽快な演出が小気味良く、適度にサスペンスタッチながらも判り易い脚本も巧い。個性豊かな面子の掛け合いも楽しく、連発されるくだらないユーモアのセンスも悪くない。出演陣も地味に豪華で、相変わらずかっこ良いジェフリー・ディーン・モーガンの活躍が見れるのが嬉しい。日本未公開ながらも意外な佳作で、『特攻野郎Aチーム』みたいな作品が好きならばおススメ。


■ヘンゼル&グレーテル(2013アメリカ)
監督:トミー・ウィルコラ 出演:ジェレミー・レナー/ジェマ・アータートン/ピーター・ストーメア
個人的に楽しみにしてたのに、全米初登場一位にも関わらず日本では未公開に終わった2013年公開作品。誰もが知る有名なグリム童話『ヘンゼルとグレーテル』の兄妹が成人した後に「魔女狩り」のハンターとして活躍するという着想が面白く、主演のジェレミー・レナーはかっこ良かった。しかし褒める所がそこしか無い作品で、演出も美術もチープで無駄にグロいゴア表現が鼻につく。小道具のデザインはユニークで良いものの肝心なアクション描写や台詞回しが凡庸で、星の数程有るポップコーンムービーの一本レベルで終わってしまってるのが残念。『バイオハザード』『アンダーワールド』みたいな薄っぺらいホラータッチのアクション映画が好きならば楽しめる作品かも。


■レギオン(2010アメリカ)
監督:スコット・スチュワート 出演:ポール・ベタニー/ルーカス・ブラック/デニス・クエイド
人類を守る為に人間界に降りてきた大天使ミカエルが自ら両翼を切り落とし、ガブリエル率いる天使の群れと戦う話。同監督の『プリースト』と同様、坊主頭で人外の超人を演じるポール・ベタニーがカッコ良い。ストーリーは、クリストファー・ウォーケン主演の隠れた名作『ゴッド・アーミー/悪の天使』(1994)とほぼ同じだが、最新のVFX技術によってビジュアル的な迫力は増していてB級SFアクションとして見ればそれなりに楽しめる作品。
ただやはり、クリストファー・ウォーケンの演じる大天使カブリエルや後に大ブレイク遂げるヴィゴ・モーテンセン演じる堕天使ルシファーが鬼の様に魅力的だったゴッド・アーミーには遥かに及ばない印象が否めない。それにしてもデニス・クエイドは突出して面白い作品への出演は殆ど無いものの、安定して「それなりに面白い」作品にばかり出演し続けてるのが凄い。画面に彼が出てくると「あ、結構面白い作品かも」と安心してしまうレベル(笑)。


■ライフ・アクアティック(2005アメリカ)
監督:ウェス・アンダーソン 出演:ビル・マーレイ/オーウェン・ウィルソン/ケイト・ブランシェット/ウィレム・デフォー/ジェフ・ゴールドブラム
自己中心的かつ自意識過剰な欠点だらけの人格で、私生活でも妻に見限られドキュメンタリー映画製作も失敗続きの海洋冒険家が「幻のサメ」の実在を信じ、サメへの復讐の為に冒険へと乗り出す話。
子供の心を忘れられない大人達を暖かく見守ってる様な作品で、ビル・マーレイの常に憂いているような表情が良い。少し趣は違うものの、心の内で自身のダメさを痛感しながらも意地を貫き通す壮年男性の姿が、ジェフ・ブリッジス主演の『クレイジー・ハート』を彷彿とさせる。ポップで印象的な色使いが素晴らしい美術と、手作り感を大事にしたダイナメーション(ストップモーションアニメ)で描かれた海洋生物達の描写も温かみに溢れていて、飛び出す絵本の様な味わいの有る作品。個性的なキャラ設定を演じている出演陣も皆素晴らしくて、中でもウィレム・デフォーの拗ねっぷりが可愛いくて笑ってしまう。鑑賞後に素敵な余韻を残してくれる佳作で、のんびりあっさりとした演出でじんわりと感動させてくれる様な作品が好きな方にはおススメ。


■ペイン&ゲイン(2013アメリカ)
監督:マイケル・ベイ 出演:マーク・ウォールバーグ/ドウェイン・ジョンソン/アンソニー・マッキー/エド・ハリス/ピーター・ストーメア
ハリウッドを代表する爆発大将マイケル・ベイが「原点回帰」を目指して撮ったらしい低予算映画。「2億ドル規模の予算を使わないとまともな映画を撮れない」とのイメージを払拭する為に、彼にしては低予算な2000万ドル程度で撮影した作品らしいのだが、日本未公開で終わった結果を見れば「大人しくCGと火薬に頼っとけ」と言われても致し方ないか(笑)。三人組のボディビルダーが起した犯罪を描いた作品で、実話だとは思えない程に事件の内容がブラックジョークの様なエピソードばかり。キレの有る演出や安定感のある映像は流石だけど、一体何を売りにしたかったのか良く分からない映画になってしまってるのが残念。『ゾディアック』の様に徹底して事件をリアルに再現するか、もしくは振り切って娯楽アクションに徹するか、もっと映画の方向性を尖らせてれば面白い作品になってた気がする。


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NASAが選んだベストSF映画
映画の感想、約400本

7 Comments

あかはな  

映画鑑賞の時飲むといいよ^^

伊藤園 TEAS’TEA(ティーズティー) マンゴーラッシー 350ml

これ!!悪魔の飲物です^^^^^^
ジャンル違うけど金鯖クラスなのでおすすめwwww

2014/07/10 (Thu) 09:31 | EDIT | REPLY |   

秋(管理人)  

No title

甘いなっ!(M蔵さん風)

マンゴーとグァバに目が無い俺が、飲んでない訳無い(笑)

2014/07/11 (Fri) 07:38 | EDIT | REPLY |   

毒忍  

No title

いずんだ先生、いずんだ先生。

原稿描きとお仕事で忙しいのは承知の上で、厚かましいお願いなんだけど、
最近、他鯖で1からキャラ(ナイト)作って遊んでるんだけど、
ヒーラー専門だったから、タンク職、立ち回りわかんないのね('・ω・’)

基本的なこと、教えていただけるとありがたいんだけど・・・
できれば、お願いします<(_ _)>

2014/07/11 (Fri) 09:52 | EDIT | REPLY |   

秋(管理人)  

No title

申し訳ないんだけど、もう全然覚えてないよ?(笑)

タンクで一番大事なのは、リーダーシップをとる事。
なので事前の予習が必須で、マップやMobの特徴なども全部完璧に覚えておかないと野良ではキツイ。

あとは、インスタンスなんかだと各DPSの動きクセを早めに見抜いて、タゲ固定の方法を使い分けること。
単体への最速ヘイト上げ連携を覚えておくのは言うまでも無いけど、砂みたいに範囲を混ぜるDPSと単体を一生懸命殴るDPSが混在してる場合は、ヘイト上げコンボを散らして固定する必要が有るしね。

リンクしてるMobと単体徘徊タイプが近い場合は、スキル射程のギリギリから挑発で単体タイプを先に釣るとか、、、色々あり過ぎて書ききれません(笑)

ぶっちゃけ、タンクが一番大変なのになぜ茨の道を?(笑)

2014/07/13 (Sun) 13:28 | EDIT | REPLY |   

毒忍  

No title

おおう!色々とさんくー
忙しい中、返答ありがとね~
タンク始める上で、やっぱり印象に残ってるのが、いずんだ先生の丁寧なタンクぶりだったもんだから、聞いてみたかったんだよぅ

一応、新ID挑む前は予習するようにはしてるよ~

ただ、基本ヒラでくっついていく生活が長かったので、先導していくって慣れなくてねぇ^^;

mob集団を固定する場合って、一匹をロブや挑発で引っ張って、フラッシュ焚いて、あとはコンボを分散させながらばらまく方式でいいのかなぁ?

ヘイトリストを見て、ヤバそうな所に多めにばらまいたりしてるんだけど、ときどき撥ねさせてしまう、、、

それと防御系のバフはリキャストのたびに使ったほうがいい?それともここ一番に取っておいたほうがいい?

もうひとつ、アディショナルとかは何を取っといたほうがいいかなぁ?
とりあえず、白のストスキ取って、、、とは考えているんだけど、、、


でも、忠義の盾とか覚えてスキルもそろってきて、だんだん楽しくなってきたw

もともと白やってて、野良でCFとか行ってて、タンクさんばっかり注視してたから、タンクやってみようかなぁって思ったわけですよw

まぁ茨の道なのは覚悟してるっつーか、極蛮神シリーズで打たれ過ぎて感覚麻痺してるって言うかw

では、原稿頑張ってくだされ!

2014/07/14 (Mon) 10:55 | EDIT | REPLY |   

秋(管理人)  

No title

挑発で釣る場合、釣る前にファイト・オア・フライト+ブラッドバスやっといた方が良いよ。
ファイト・オア・フライトで与ダメージが激増するので(ダメージ=ヘイトだからね)。

単体へのヘイト上昇の最短・最速パターンは確か、、、

挑発+シールドロブ(セットでマクロ)→フラッシュ→ファストブレード→スピリッツウィズイン→
サベッジブレード→サークル・オブ・ドゥーム→レイジ・オブ・ハルオーネ

、、だったかなぁ。
対象が最初からリンクしてるMobの場合、DPSがいきなり範囲ぶっぱの可能性も有るので、フラッシュ→サークル→フラッシュ、もしくは、フラッシュ×2からスタート。
たまにタゲ跳ねるのは仕方ないよ。
超絶巧いタンクが全力で頑張っても、DPSがアホだと絶対跳ねるから(笑)。
その場合、すぐに挑発+ロブで取り返せばOK。



防御バフは、2個イチのセットを3パターン用意して、それをMobの強さや状況に応じて使い分ける感じだね。

A:センチネル+ブルワーク
B:ランパート+コンバレセンス
C:フォーサイト(斧)+ファイト・オア・フライト+ブラッドバス


例えば、ジブタンで「ちゃぶ台返し」が来る直前にはAとフラッシュを入れ、激震(足踏み)が来る前にはBを使う。
インスタンスの雑魚Mobとの戦闘開始前にはCを毎回入れるとか。
もちろん、一番ヤバイときはインビンシブル。


鋼の意志、アウェアネス、は別枠でセットしておいて、上記の基本バフに組み合わせる。
アウェアネスはクリティカルを受けなくなるけど、味方回復魔法のクリティカルも無くなってしまうので意見が分かれるところ。
ちなみに俺は学者もメインだったので、アウェアネスは使わない派(笑)



アディショナルは意見が分かれる所なんだけどストンスキンとフォーサイトは必須。
ケアルとプロテスはソロとかインスタンスでは使うけど、ちょっと強いボスでは使わないので入れてなかったかな。

幻術士 Lv34 ストンスキン
斧術士 Lv2 フォーサイト
斧術士 Lv8 ブラッドバス

↑の3つが必須で、あと2つは以下の中から好きなのを選ぶ感じ(意見が分かれるトコ)

斧術士 Lv4 スカルサンダー
斧術士 Lv6 フラクチャー
斧術士 Lv26 マーシーストローク
幻術士 Lv2 ケアル
幻術士 Lv8 プロテス


では、ナイトでガルーダ行ってハゲて下さい(笑)

2014/07/14 (Mon) 13:26 | EDIT | REPLY |   

毒忍  

No title

アドバイス、さんくー!

スキルの取り回し、参考にさせてもらっています。

>では、ナイトでガルーダ行ってハゲて下さい(笑)

極蛮神をヒーラーでこなして、すでに毛根が残っていませんが、何か?w

ガルーダ、行ってきたよ~。

こっちが固定する前に攻撃始めるDPS&巻き添えでヒーラーが開幕即死でいきなり全滅(1回目)

なぜかタンクの近くに学者が寄ってきて、ダウンバーストに巻き込まれて即死して、そっから崩れて全滅(2回目)

ガルーダが岩を吹き飛ばした後の範囲のよけ方をわかってない人がいて、崩れて全滅(3回目)

説明して、よけ方は共通理解したけど、ガルーダを削りきれずに最後の範囲で全滅(4回目)

で、5回目でやっとクリアできたw

2014/07/17 (Thu) 12:00 | EDIT | REPLY |   

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Category: 映画