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「007/カジノ・ロワイヤル」

監督 マーティン・キャンベル
主演 ダニエル・クレイブ


映画好きで無くとも名ぐらいは誰でも知ってるスパイ映画「007」の通算21作品目。
前作までボンドを演じてたピアース・ブロスナンが個人的にあまり好きでは無かったんだけど、予告で目にした今回のボンド役ダニエル・クレイブかなかなかカッコ良かったので昨日劇場へ観に行きました。

今回は「原点回帰」がテーマで、「非情なスパイ、007」が誕生するまでの話。
敵はテロリストと、彼らを資金面で援助している男「ル・シッフル」。


なかなか面白かったです。
ハリウッドの娯楽大作としてはかなりの完成度じゃないでしょうか。

最近の主流であるCGを使いまくったコケおどしアクションでは無く、体を使ってみせるそれはかなり迫力があったし作品全体に重厚な作り込みと丁寧な計算を感じさせる作品でした。
もちろん、こういうビッグバジェットムービーにリアリティ云々で細かい突っ込みを入れると切りが無いのですけど、そういう些細な事を忘れさせる力強さのある娯楽作品になってますね。

従来のボンドのイメージであるクールさと洒落っ気よりも、まだ若く未完成なボンドの個性を泥臭く荒っぽい任務の運び方でしっかりと演出して見せているも良かったし、141分という尺を飽きさせないシナリオの組み立て方も良かったです。
自分の中では「007」と言えばショーン・コネリーかロジャー・ムーアなのですけど、「まるで格闘家」なボンドはかなりツボでした(笑)。 ダニエル・クレイブ自身の風貌も格闘家のサム・グレコに似た「肉食獣」っぽい雰囲気だし。

そして、オープニングとエンディングがカッコ良い。
自分の鑑賞前に感想を聞かせてくれた知人が「オープニングが特撮物っぽくて良い」って言ってたんですけど、その通りでした。
「リアルさ」とは違うベクトルのCGの使い方が上手くて、テーマ曲も特撮物を思わせる「ダサかっこ良い」感じ(笑)。
そして作品鑑賞中に「何時使うんだろう、、」と感じてた「007」のテーマ曲をラストに持って来たのも凄く良かった。
ラストのボンドの台詞と相まってカッコ良く決まってます。


あと、悪役の「ル・シッフル」を演じたマッツ・ミケルセンが良かった。
良い雰囲気出してたし、単純に見た目も「いかにも悪役」な風貌がカッコよかったです。
ネットで調べてみたんだけど、まだ出演作も少なく彼の出てる作品は過去に鑑賞した事ありませんでした。
若き日のルドガー・ハウアーとジェームス・スペイダーを足して割った様な雰囲気なんですよね~。
演技力を必要とされる映画での彼が見てみたいです。
今後の個人的要チェックな俳優さんリストに追加決定。


ちょっと難点に感じたのは、終盤の展開がややクドいのとポーカーのシーンでの演出にいまひとつ緊張感が無かった事。
ディーラーがちゃんとチップカットしてたりカード捌きがまともだったのには、元プロとしてこっそり感心しましたけど(笑)。



アクション映画好きには文句無しにオススメの作品です。
DVD出たら欲しい~~。

2 Comments

哀生龍  

>「ダサかっこ良い」感じ(笑)
良い意味で、変わらぬテイストのオープニング&エンディングに、妙に懐かしさを感じてしまいました(笑)

>若く未完成なボンドの個性
キャスト交代の最初の作品にこれを持って来たのは、大正解でしたよね!
これから「007」に成っていく新人君。
次回作が本当の勝負どころでしょうが、とにかくその荒削りなところがカッコ良かったですよね!

>今後の個人的要チェックな俳優さんリストに追加決定
見る度に違った顔を見せるマッツ。
どの順番で秋さんが見ていくのか、楽しみです(笑)
ル・シッフルのイメージで見ると、かなりビックリするような作品も・・・

2007/01/13 (Sat) 15:22 | EDIT | REPLY |   

秋  

そうですね~、次回作が真価を問われる作品になりそう。
あのオープニングは秀逸でしたね。
懐かしい感じを残しつつ、お洒落にアレンジしてあって凄く良かった。

さすがは哀生龍さん、マッツ・ミケルセンもご存知でしたか。
自分は彼の出演作品を見た事が無かったので、今回知りました。

で、早速「キング・アーサー」のDVDをアマゾンで注文しました。
ジェリー・ブラッカイマー&クライブ・オーエンって組み合わせだけで「こりゃ、駄目だろう」と思って鑑賞リストから外れてた作品なんですけど(笑)。

2007/01/14 (Sun) 09:20 | EDIT | REPLY |   

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Category: 映画