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最近見た映画色々の感想・Ⅲ

ここ数日の間に自宅で見たDVD等の感想色々。


■『ロックアウト』(2012年フランス)
宇宙ステーションとして作られた刑務所に侵入した元CIA捜査官が、無法地帯になった刑務所内で500人の囚人を相手に奮闘し大統領の娘を救出する話。宇宙版『ダイハード』や『ニューヨーク1997』になりそうな設定だけど、蓋を開けてみるとよくある普通のSFアクション映画になっていたのが残念。最近のリュック・ベッソン製作映画ってこんなのばっかり、、、。ただ、映画の最初の5分と最後の5分は凄く良かったので、最初の5分で巧く見せている主人公の「ひねくれ男」っぷりをもっと前面に押し出した脚本にしてれば面白い佳作になってた気がする。主役のガイ・ピアースって、こういうタフガイ役はあまり似合わないなぁ、、、。


■『エンド・オブ・ザ・ワールド 地球最後の日、恋に落ちる』(2011年スペイン)
ベッドで目が覚めると空に巨大な宇宙船が多数飛来しており、横には見知らぬ美女が居る。そして、無人の街に残された三人の男女と共に宇宙船の監視を開始するが、、、。地球最後の日が近いのにUFOなどお構いなしで全員が自身の小市民的な目的達成に奔走する姿を描いたコメディ。互いの嘘と誤解が影響し合い、どんどんと変な方向に話が転がって行ってしまう顛末を上手く描いている脚本が凄く良い。笑えるのに爽快なラストも良かった。でも演出が終始平坦過ぎて、物語の中に入り込めないままラストを迎えてしまう感が強いのが残念。


■『かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート』(2006年香港)
中国映画定番の「親族を殺され怒りの復讐」なストーリー展開は、語り口も演出も共に酷く稚拙で眠くなって来るけど、アクション監督と主演を兼ねたドニー・イェンのクンフーが相変わらずカッコ良い。ワイヤーやチープなSFXを多用した大袈裟な超人アクションには失笑してしまう様な場面が多々有るものの、スピード感とキレのあるアクション演出には迫力が有り、リアル指向とは対極に在る「格闘中に頻繁に入る決めポーズ」が笑ってしまうくらいにカッコ良い。アクションのカット割りが漫画っぽいと思ったら、原作は70年代から続いている人気クンフーコミックとの事。『火山高』『セブンソード』『カンフーハッスル』みたいな作品が好きな人ならハマれる映画。自分はこういう馬鹿で熱い作品は好き。


■『Angel Beats! 1~13(最終)話』(2010年日本アニメ)
成仏できなかった若者達の魂が死後の世界で学園生活を送っており、そこで生前の未練を浄化すると「学園世界から消えてしまう」という設定は凄く面白い。また、その学園で生徒会長を務める女性が「天使」で、この天使のキャラ設定や終盤に明かされる真実も巧い設定になってて驚かされる。見た目も声も可愛いらしく、魅力的なキャラになってると思う。でも、肝心のドラマがどうにも未整理かつ雑過ぎで、「毎日のドタバタ学園生活の中で唐突にキャラキャラクター達の不幸自慢が始まり、安っぽい感動の押し付けで終わる」という印象が強い。最終回の主人公の言動もなぁ、、、、あれに共感できる人って、少数派なんじゃないだろうか。設定が面白いだけに、練りこみが足りてないのが残念に感じる作品。


■『S.W.A.T.』(2003年アメリカ)
70年代に人気を呼んだTVシリーズ「特別狙撃隊SWAT」の映画化作品。スワットの面々が麻薬王を護送する途中、町中の悪党達から命を狙われる羽目に陥るといったストーリー。最初から最後まで軽いのりでアクションが垂れ流される薄っぺらい映画だけど、そういう作品だと割り切って観ればそれなりに楽しめる。演出は悪くないし、サミュエル・L・ジャクソン、コリン・ファレル、ジェレミー・レナーと、出演陣もなかなか良かった。そしてミシェル・ロドリゲスは、「またこんな役か!」と言いたくなるタフな女SWAT隊員役(笑)。役者も演出も悪くないのに、脚本がチープだったのが残念。でも「男の子」な大人って、スワットとかFBIとかCIAって単語につい反応しちゃうんだよね。自分の事(笑)。


■『悪夢のエレベーター』(2009年日本)
エレベーターの中に閉じ込められた男女四人が、それぞれの「後ろめたい過去」を明かして行くうちに思いがけない展開へなだれ込む脚本は面白いと思う。それぞれの語る「嘘」が、実は真実と少しずつリンクしているという設定や、それを上手く生かしたドンデン返し的なオチも良かった。ただ、ネタばらしの後の「説明」パートが長過ぎるし、映画の方向性がいまいち定まっていない印象を受ける。また、ブラックな笑いと悲哀を帯びた人間賛歌がメインのドラマだと思うのだけど、ブラックな部分の描写に救いが無さ過ぎて個人的には後味の悪さが残った。エンドロール後の最大のオチは「なるほど、、」という感じなんだけど、もっと爽快なオチを用意してくれてれば、かなり好きな作品になってたと感じるのが残念。


■『処刑人II』(2009年アメリカ)
一部に熱狂的なファンを持つカルトムービーとして有名な前作から十年を経て作られた続編。神の啓示を受け、祈りの言葉を捧げながら悪人を射殺する美形兄弟の活躍が爽快だった前作のファンに向けて作られたファンサービスの様な作品で、興行成績や評論家からの批評などまるで度外視な作りになっている所に好感が持てる。流石に主演の二人も歳をとったなぁ、、、と思いながら観てたら、なんとジャド・ネルソンが悪役で登場してびっくり。まだ役者やってたのか、、、。一本の映画としてのクオリティでは前作に遠く及ばないものの、ラストには意外な人物が登場して驚かせてくれたり前作と関連性の有るネタが多く散りばめられていて、続編を待ってた人ならば必見の映画。


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