MILLION MIRRORS-blog-

自作のイラストや漫画、映画の感想等が中心です。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『007 スカイフォール』を観た感想

監督 サム・メンデス
出演 ダニエル・クレイグ/ジュディ・デンチ/ハビエル・バルデム

ダニエル・クレイグを主演に迎えたシリーズ三作目。
彼が主演の前2作品が面白かったので、今回も劇場へ足を運んで来ました。

イギリスの諜報機関「MI6」が重要な機密事項を記録したハードディスクを奪われ、ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)はその犯人を追いめるが、MI6の長官「M」の命令で犯人を狙撃した諜報部員の弾丸がボンドに命中してしまう。
その結果、ボンドは深い谷へ落ちて行き、ハードディスクの奪還は失敗に終わる。

そして更に「MI6」の本部が爆破される羽目に陥り、国会では「MI6」を弾劾する声が挙がると共に「M」は辞職を迫られ、ボンドや「MI6」にも解散&引退の危機が迫る事に、、、。


噂通り、かなり面白かったです。
誰もが知ってる『007』シリーズ50周年記念作品として製作され、既にシリーズ中最高の興行成績(オープニング)を挙げてるのだそうで。
さらに、ソニーピクチャーズが過去5年に配給した映画の中でも『スパイダーマン』を抜いて最高成績になってるらしいんですが、それも納得の完成度でした。

まず、従来の「ジェームズ・ボンド」像とは少し趣の違う、タフで荒っぽい部分とクールで知的な部分の共存した雰囲気のダニエル・クレイグがカッコいい。

絶体絶命の窮地を荒っぽいタフガイぶりで脱した直後、一般人の前に出ると真っ先に腕時計やスーツの乱れを気にするトコとか、ほんとカッコいいんですよねぇ。
エレガントな肉食獣って感じ(笑)。


悪役のハビエル・バルデムも流石の存在感でした。

今回の「007」が大成功した理由の一つに「ダークナイト(バットマン)ぽい雰囲気」が挙げられてるんですが、ハビエル・バルデムの悪役像に因る所も大きい気がします。
平たく言うと、彼の演じた悪役「MI6から存在を抹消された00(タブルオー)エージェント、シルヴァ」がバットマンの希代の悪役「ジョーカー」っぽいんですよね。

彼の演じるシルヴァはダークサイドに落ちてしまった「ジェームズ・ボンド」その物であり、「仲間になれ」とボンドを誘惑する彼の存在は「21世紀にMI6と007の存在意義を問う」作品のテーマのメタファーでも有るんでしょうね。
ハビエル・バルデムが気になった人には、彼がオスカーを取った「ノーカントリー」や「ビューティフル」も是非観て欲しい。


脚本も素晴らしかった。
歳を重ね諜報部員としての能力に陰りの見え始めたボンドの落日の苦悩と、そこからの脱却。
そして、ボンドの出生の謎と深いトラウマ、Mとボンドとシルヴァの関係が紡ぎ出す深くて暗いドラマが凄く良かったです。
そういうヘビーな話を一切感傷的にならずに描き出している演出と、終始クールな姿勢を崩さなかったボンドが最高にカッコいい。

また、過去シリーズを観てる人ならニヤリとしてしまう小ネタの数々も凄く良かった。
旧時代のガラクタという烙印を押されつつあったボンドが、自らの最大の危機を打破すべく持ち出すアイテムが、「ゴールドフィンガー」(1964年公開)の有名なアレですからねー。

過去シリーズへのリスペクトを見せながらも、新たにスタートを切る決意を見せてる様な、凄く良い物語だと思います。
007シリーズが好きな人なら観ないのは有りえ無いし(笑)、スパイアクション映画が好きな方にも超おススメ。

- 0 Comments

Leave a comment

You may also like

Category: スポンサー広告

You may also like

Category: 映画
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。