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『009 RE:CYBORG』を観た感想

監督 神山健治
原作 石ノ森章太郎


日本人なら誰もが知っている漫画家、故・石ノ森章太郎さん原作の漫画『サイボーグ009』を最新の技術でアニメ映画化した作品。
子供の頃から石ノ森さんの描くヒーロー物が大好きなので、迷わず劇場へ足を運んで鑑賞して来ました。

舞台は2013年。
世界各地の大都市で次々と超高層ビルが破壊される爆破テロが起きる。
そこで、かつて世界の危機を救った9人のサイボーグ達が再び終結し、そのテロ事件の究明に乗り出そうとするが、サイボーグ達のリーダーだった島村ジョー(009)は、謎の「彼の声」を聞き、大量の爆薬を使い爆破テロを起こそうとしているのだった、、、。


子供の頃から石ノ森章太郎さんの描くヒーロー物が大好きでした。
もちろん有名な作品の中にはリアルタイム世代で無い物も沢山有りますが、仮面ライダー、009、キカイダー、イナズマンetcetc、氏の描くヒーロー達は今でも大好きで、そんな作品の中の代表作の一つ、『サイボーグ009』が最新の3DCGアニメとして製作されてるのを知った時は凄く嬉しかったんですよねぇ。

で、作品を観た感想ですが、、、。

まずは絵が凄いです。
3DCGで描いた物をアニメーション風に処理する技術は、いつの間にかこんなレベルにまで進化してるのかって驚かされます。
また、103分という決して長く無い時間の中でサスペンスタッチのストーリー展開をしつつ、しっかりとサイボーグ達のアクションをカッコ良く描いてるのもよかったです。
002カッコ良過ぎだったけど(笑)。

でも残念なのは、やっぱり脚本でした、、、、なんでこうなるのかなぁ。
以前も、この作品と同様に素晴らしい3DCGで描かれたアニメ映画『アップルシード』や『ベクシル』を観たときに「脚本がダメ」って感想を書いたんですが、その時と全く同じ感想なんですよねぇ、、、。絵は凄いけど、脚本にチープな言い回しが多くて失笑してしまう感じ。

テロを引き起こす正体不明の「彼の声」とは何なのか?という謎を軸にスリリングな話が展開していくのに、物語の中盤でとある人物が10分近くもひたすらダラダラ喋って全て解説してしまうんですよね。
そこまでのサスペンスタッチな展開が台無し。

そしてさらに最悪な事に、そのストーリーの主軸への回答まで、全て解説台詞で済ませてしまうし、、、。
「彼の声」の正体を知ったサイボーグ戦士達が「回答の無い事へ回答しようとして苦悩する」心情を、009が声高らかに全て台詞で語ってしまうという、、、、。思い切りガックリ来ました。

技術的に凄いアニメ映画って、何で全部こうなっちゃうんでしょうね。
少し前に見た『おおかみこどもの雨と雪』は絵も脚本も良かったので、アニメ作品の脚本を手がける方が総じて力量不足って事では無いんだろうと思いますが、表面的な部分がどれだけ進化しても脚本がダメでは素晴らしい作品にはならないですよねぇ。

このビジュアル面の凄さと良い脚本が合わさった作品を観てみたいし、次もまた石ノ森章太郎さんの作品を映像化して欲しいけど、その時はもっともっと脚本を練りこんで欲しいなぁ、、、。


余談。
数年前に、ハリウッドの某映画製作会社が石ノ森章太郎プロの作品の映像化権利を買ったらしいって噂になってましたね。早く映画化して欲しいです。
キカイダーとかイナズマンとか、マーベルコミックの映画化作品みたいな雰囲気で作れば絶対面白いと思うんですよねー。

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