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『プロメテウス』を観た感想

監督 リドリー・スコット
出演 ノオミ・ラパス/マイケル・ファスベンダー/シャーリーズ・セロン


エイリアンシリーズが結構好きなので、製作が発表された時から楽しみにしてた作品。
残念ながら評判が良くないんだけど、とりあえず劇場で観て来ました。


舞台は2089年。
世界各地で古代遺跡が発見されるのだが、そこには同一の星が描かれ、まるで「地球外知的生命体からの招待状」の様なメッセージが込められていた。
そして数年後、遺跡に描かれていた星へ宇宙船プロメテウス号が到着し調査を始めるが、そこにはまるで「人類の起源」を思わせる様々な痕跡が発見される。
しかし、生命が存在しないと思われてた惑星上に他の生命体の痕跡が見つかり、、、。


最近ハリウッドで流行のプリクエル(前日譚)物。
なぜかプロモーションではエイリアンの前日譚である事を一切触れてないんだけど、製作サイドの意向らしいですね。
「エイリアン」というキャラクターが乱造されちゃってるので、妙な先入観を持たれてしまうのを回避したかったんでしょう。

監督はエイリアン一作目のリドリー・スコット。
自分の中では、70年代のSF最高傑作は『エイリアン』、80年代は『ブレードランナー』と『未来世紀ブラジル』。
その『エイリアン』や傑作『ブレードランナー』を撮った監督の作品とは思えない程、『プロメテウス』は残念な完成度でした。

まずは脚本がまるでダメで、ほとんど一作目『エイリアン』の焼き直しの様なストーリー。
そして演出も酷くて、丁寧な演出を重ねて恐怖感を煽って行くのでは無く、ただ単にビジュアル的に「グロい物」「怖い物」を唐突に画面に放り込んで驚かそうとするだけの、まるでB級ホラー映画を初監督した新人の様な安っぽさ。
凄いのはSFXだけで、これならまだ爽快感を与えてくれる分、まいこー・べい先生の方がマシ(笑)。

『ブラック・レイン』『グラディエーター 』『アメリカン・ギャングスター』『ブラックホーク・ダウン』etcetcの素晴らしい作品を取り続けてきた監督の手による作品とは思えない、彼のファンとしては悲しくなってくる程の駄作でした。
しかも続編撮りそうな雰囲気だしなぁ、、、、。


余談。
実はエイリアンの基本設定が守られてるのって、彼の手による一作目『エイリアン』(1979年)だけなんですよね。

その設定は、エイリアンが「最強の生物」である理由。
エイリアンは、侵略した星の生命体に寄生し、そのDNAを取り込み環境に順応しつつ強化された形で誕生する。
故に、侵略した星で最強の生命体になる、、って設定。

だから、ギーガーのデザインしたあの有名なエイリアンの姿は、最初に人間に寄生したからからこその形なんですよね。
でも二作目以降は、生体は全てあの人型っぽい姿の生き物として誕生するかの様に描かれちゃってたし、『エリアンvsプレデター』に至っては怖さの微塵も無い「ただの怪物」になちゃってましたが、、、、。

その辺り、リドリー・スコットなりに思うところが有ったのか、今回の『プロメテウス』ではエイリアンの基本設定がしっかり守られてましたし、エイリアンの起源も説明されてました。
でも、そんなトコに関心するのって、一部のマニアだけだよなぁ、、、。


『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』『イングロリアス・バスターズ』『300』に出演してたマイケル・ファスベンダーが結構重要な役で出演してるんだけど、彼はこういうちょっと人間離れした雰囲気を持つキャラ似合いますよね。
昨日ブルーレイで観た『ジョナ・ヘックス』(日本未公開)にも悪役で出てて、なかなかカッコよかったです。
彼が主演の『ハンガー』ではかなり凄い演技をしてるらしいので、公開日発表が楽しみ。

でも、ガイ・ピアーズが出演してるのには、なかなか気付かなかったなぁ、、、。
中盤頃になって目で気が付きましたが、、(笑)。

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Category: 映画